社会見学で訪れる子どもらに環境問題に取り組む姿を知ってもらおう、と協賛会社エプソン販売は大阪市住之江区のATC(アジアトレードセンター)グリーンエコプラザに環境ブースを開設、11月15日、真道昌良社長らが出席してテープカットをしました。回収したインクカートリッジ638個で型どったベルマークの飾りを展示するなどベルマーク運動を通しての環境保護、資源リサイクルを全面的に打ち出しています。
おおさかATCは年間集客数800万人を誇る西日本最大級の複合センターで、グリーンエコプラザはATCの中核ビルに設けられた日本唯一の環境ビジネス常設展示場。約80社が開設、年間21万人ほどが来場、特に小中高校生の社会見学が多い。
エプソン販売の展示ブースは1・8b×5・4b。同展示場のメーンにあり、真っ先に目に入るのが高さ2bを越すベルマークの飾り。回収した使用済みインクカートリッジ638個で作り上げ、ライトアップされた形容は見事なものです。
ベルマークによるインク・トナーカートリッジ回収の仕組みや純正インクカートリッジ技術のイラスト、ベルマークポストなども展示、いわば、ベルマークと一体の環境対策、といった内容になっています。
同社がベルマーク運動の協賛会社に加わったのは平成16年6月。使用済みインク・トナーカートリッジにそれぞれ5、50点をつけ、ベルマークを通じて回収し環境保護、資源リサイクルを図ろうというものです。その1年後、キャノンマーケティングジャパンもベルマーク運動に参加、今では全国でインクカートリッジ回収は急増し、ベルマーク収集活動のなかでも大きなウエートを占めてきています。
テープカットに先立ち、真道社長は「今回、環境問題を社会に知らしめる場を得ました。2006、7年が地球環境のターニングポイントとの報道もあります。我々の努力が30年後に(結果が)出るのか出ないのか。将来のことを考え環境問題に一生懸命取り組んでいきたい」とあいさつしました。
続いて藤野耕一・おおさかATCグリーンエコプラザ館長は「ここには小中高校生がたくさん訪れるので、貴社のベルマーク事業の良さを伝えることが出来ると思います」と話しました。
テープカットの後、早速、大阪市旭区の小学4年生70人が見学、インクカートリッジで作られた巨大ベルマークを見て「すごい」と驚いていました。エコプラザの案内の人が「ベルマークを、これだけ集めればこのサッカーボール買えるんだよね」と展示のインクカートリッジ、サッカーボールを示しながら説明していました。子どもたちは「ベルマーク?。知っているよ」と話していました。真道社長らは終始、ニコニコしながら眺めていました。
(2006/11/20)
|