[ベルマーク便りコンクール] 発行回数増やし活動さらにアピール/佳作の東京朝鮮第四初中級学校
(2016/01/15)印刷する
「学校創立70周年のいい記念になりました」。うれしそうに語るのは李玉緒(リ・オクソ)さんです。東京都足立区の東京朝鮮第四初中級学校(呉英哲〈オ・ヨンチョル〉校長、131人)のオモニ(母親)会で李美華(リ・ミファ)さんとともに「ベルマーク通信」を発行しています。初めての応募で佳作に入りました。
今年度の第1号には淡いピンクのハートマークを冒頭にあしらい、「みんなが参加できるサラン(愛の)運動」と大きく書きました。「地球を救いながら誰でもできるベルマーク活動」ともあります。
集めるマーク点数の目標、協賛会社の加入・脱退やベルマークキャンペーン情報、テトラパックと他社製の紙容器の見分け方などは必ず載せます。
これまでベルマーク便りは年度初めに1回出し、あとはオモニ会通信のなかで少し触れる程度でした。「ベルマークを保護者や同胞により訴えかけたい」(オモニ会の趙明仙〈チョ・ミョンソン〉会長)と、「ベルマーク通信」に独立させて、今年度は4回発行を目指しています。
マークの年間目標は5万点です。10月には商工会の青年同胞たちが50箱もの使用済みインクカートリッジを持ち込んでくれました。それだけでざっと目標の半分達成です。
美術部の生徒が以前デザインしたゆるキャラの装いを新たにして、運動会などの行事に登場させ、ベルマーク収集への協力を呼びかけてもいます。そのキャラクターたち、「ベリュー」と「テトラ」「カートリッち」といいます。朝鮮民族が親しみを抱く竜、虎、そして鳥にかけるとともに、ベルマークとも関係ある名前ですね。
李玉緒さんは「『通信』はまだまだ試行錯誤が続くけれど、積極的に活動をアピールしたい」と話しています。
通ってくる子どもたちは84世帯です。「こんなに少ない世帯数ながら5万点とはすごいでしょ? 頑張ってます」(趙会長)。オモニ会は、元気です。 (小菅幸一)