ベルマーク便りコンクール特別賞 ひかり幼稚園


(2014/12/24)印刷する

アイデアがギュッとつまった紙面、受賞号外も

 長崎市の学校法人ひかり学園ひかり幼稚園(大谷英也園長)が、「特別賞」に初応募で選ばれました。今年は、子ども用体操用具の「ソフト跳び箱(セーフティー跳び箱)」の購入を目指して、より活発に運動を進め、ベルマーク便りづくりにも力を入れたそうです。近くのスーパーで、対象商品を調べてみたり、ベルマークに関するクイズを出題したりしてアイデアがギュッとつまった紙面になりました。受賞を知りすぐに号外を張り出すなど、園児159人の通う園内に喜びの輪が広がりました。

左から中原悠さん、卜部奏子さん、大谷英也園長、楊井綾さん、勢上みなみさん、松本美香さん

 ベルマーク便りを作っているのは、同園の保護者による「教育後援会」のベルマーク担当、楊井綾(やない・あや)さんと卜部奏子(うらべ・かなこ)さん、勢上(せがみ)みなみさん、松本美香さん、中原悠さんの5人。

 5月に担当となってから、楊井さんは、近くのスーパーの商品棚の値札の脇に「ベルマーク対象商品」と書かれている縦4センチ、幅2センチほどの小さな札に目が行きました。「普段は気付かなかったのに、役員になってから注意を払うようになり、ハッとしました」。さっそくメンバーで「ベルマークを集めるポイントは、やはり何についているかを知ることよね」と話し合い、保護者が最初に交流する6月上旬の「茶話会」に合わせて資料づくりを始めました。

手づくりのポスターを手にするみなさん

 資料には、「1点も積もれば山となる。ソフト跳び箱(約13万5000円)まであと2万1000点(昨年度末)。今年度の購入も夢ではありません」と、目標をしっかり伝えました。集めるポイントとして、協賛会社名や商品名を積極的に知らせました。「マヨネーズ、ドレッシングはやっぱりキューピー」「カップラーメンは日清」「カップスープはクノール」「ミートボールはイシイ」「4本入りちくわ、魚肉ソーセージはニッスイ」と記しました。コアラのマーチ(箱、チョコ味のみ)、アポロ、チョコボール、明治ミルクチョコレート、森永ビスケット、生茶、三ツ矢サイダー、小岩井、バヤリースオレンジと商品名を並べました。「コンビニおにぎりはファミリーマート」「パック酒は まる!」と、バッチリ主婦目線で紹介しました。

 次に編み出したのがクイズを出して、関心を高めてもらう事。卜部さんの発案に4人が飛びつきました。7月号は○×式のクイズベルマーク入門編。「ベルマークは一部が切れ、点数、会社番号がわからなくても提出してよい」「牛乳パックはどの商品でも点数になる」「キリン生茶にはパンダのベルマーク、小岩井ジュースにはクマ。コアラのマーチにはコアラの絵がついている」。答えは順番に○、×、○。回答欄には1問目について「いいんです!最低点数(協賛会社ごとの最も低い点)が加算されます」、2問目には「テトラマークを確認してね」、3問目「かわいいマークを見つけるとうれしくなります。探してみてね」とのミニコメントも付けました。 

 9月号は、穴埋め問題をつくりました。「かつお節といえば○ルト○」「台風対策はできていますか。乾電池はやっぱり○○○ば」「8月から参入の協賛会社はトップ○○○」など。答えは「マルトモ」「とうしば(東芝)」「トップバリュ」。同号では、イオントップバリュの参加や森永乳業のフィラデルフィアクリームチーズ2品への商品変更、ウェブベルマークもしっかり紹介しました。

 絵の上手な中原さんはテトラパックのマークを水彩で描きました。運動の紹介時に貼りました。また、紙パック回収のポスターも手作りで、メンバーの松本さんの家族が経営するコンビニ店に掲示して、来店するお客さんたちに協力を呼び掛けています。

 積極的な活動で、例年だと3箱(1箱10キロ)分の紙容器収集が8箱分まで増えて、テトラパック以外のパックの混入もほとんどなくなったそうです。

 「新幹線」や「機関車トーマス」型のユニークな送迎バスを走らせている同園の大谷園長は「受賞を知った深夜に号外を作ってくれて翌朝の開園前には、もう張りだされていました。本当によく頑張ってもらっていたので、初受賞は本当にうれしい。子どもたちの喜ぶソフト跳び箱が、購入できますように期待しています」と話していました。

ベルマーク商品

ジャポニカ学習帳

ベルマーク検収

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