来年度から学ぶ学校を会場に/岐阜・岩滝小の一輪車講習会
(2025/09/26)印刷する
岐阜県高山市の市立岩滝小学校(石原啓悟校長、児童9人)は来年4月に閉校となり、市立東小学校(土師功嗣校長、児童358人)との統合が決まっています。ベルマーク財団主催の岩滝小の一輪車講習会は9月18日、東小で開かれました。岩滝小の児童を対象にした実技指導と、両校の児童を前にした模範演技の披露の2部構成となりました。
この日は、まず岩滝小の児童たちが軽体育館に集まりました。統合を前に両校は行事を一緒に開催するなど交流が進んでいます。岩滝小の児童たちも戸惑う様子は見られませんでした。
インストラクターは、鈴木奈菜さんと山本夏夢(なつめ)さん。国内外の大会で活躍し、指導経験も豊富です。鈴木さんが「今日は『できない』『やだ』は言わないこと。できないと思うと、絶対できないからね。一歩でも前に進みましょう」と児童たちを励まし、山本さんも「コツをつかめば上手になるポイントがあります」と気持ちを盛り上げます。
いざ挑戦……。でも、その前に一輪車のチェックを忘れずに。タイヤに空気は入っているか。ペダルはちゃんと回るか。サドルの位置は正しいか。うまく乗りこなし、けがをしないためにも、入念に点検してから、実技指導は始まりました。
10月に開催予定の「岩滝地区連合大運動会」に向けて、岩滝小の児童たちは6月から練習してきました。まずは、バランスを保って一輪車で立ち止まるアイドリングが目標です。そして、手を取り合って回るメリーゴーランドができるようにしたい。運動会を前に、上手になるコツをつかもうと熱心な練習が続きました。
その後、場所を広い体育館に移し、みんなで輪をつくり、つないだ手の下をくぐる練習をしました。途中で輪が崩れても、何度も繰り返し挑戦しました。
岩滝小の実技指導が終わると、東小の児童たちが続々と体育館に集まり、合流しました。鈴木さんが、アイドリング、バック走行、タイヤ乗り、蹴り上げ乗車など「小学生でも頑張ればできる技」を選び、解説しながら実演しました。この後、山本さんが音楽に合わせ、模範演技。世界レベルのプロの技を披露すると、体育館の両校児童から大きな歓声と拍手が送られました。
児童の代表から「自分の足みたいに軽々と一輪車に乗るのがすごかった。もっとうまくなれるよう頑張ります」とお礼の言葉があり、講習会は終了。多人数の実技指導は難しいので、東小の児童たちには模範演技だけを見てもらうことにしていたのですが、見学だけでも今後の練習の刺激になったようです。
岩滝小はJR高山駅から車で30分ほどの山間部にあるへき地学校です。今回の講習会は、ベルマーク運動の協賛会社、ジブラルタ生命保険の高山営業所の職員が岩滝小の卒業生だった縁で、「閉校前に講習会を開きたい」という願いが財団に伝えられ、実現しました。当日も同社の皆さんに運営をサポートしていただきました。


