昼休みも頑張る!/岐阜・白川町立黒川小で一輪車講習会


(2021/12/16)印刷する

 岐阜県白川町立黒川小学校(纐纈=こうけつ=眞彦校長)で11月29日、ベルマーク財団が主催するへき地校支援のソフト事業、一輪車講習会が開かれました。コロナ対策を十分施し、今年度3校目の実施です。一輪車は初めての子どもたちも、最後まであきらめずに真剣な表情で取り組んでいました。

 白川町は岐阜県の中南部にあり、約87%は山林で、「白川」「黒川」などの清流と豊かな緑が自慢です。山間を流れる清流が生み出す気候風土を生かした有名な「白川茶」が栽培されています。

 黒川小は児童数56人。纐纈校長は「一輪車に乗れる子供だけでなく、みんなが乗れるようになってほしいなと思っています。この日を楽しみにしていました」と話してくれました。

 講師は、日本一輪車協会の公認インストラクターの佐藤彩香(あやか)さんと高田朝日さん。お二人とも全日本の大会や世界大会で優勝や上位入賞の経験が数多くある第一人者です。

 午前10時30分から体育館に全校児童が集まりました。最初は講師の「模範演技」です。音楽に合わせた見事なペアの演技に、みんな大きな歓声を上げました。その後、午前中に1・2年生と5・6年生が、それぞれ約1時間ずつ練習しました。昼食をはさんだ午後は、3・4年生が教えてもらいます。講師の2人も校長と一緒に給食をいただきました。

 どの学年も教わる際には、一輪車に乗れる人、乗れない人にそれぞれ分かれて取り組みました。乗れない人からは「自信がないなあ…」という声も聞こえましたが、先生や友だちにも協力してもらいながら、あきらめずにトライしていました。講師からは「姿勢はまっすぐ!」「足元を見ないで!」とアドバイスの声がかかります。

 講師の指導の成果か、子どもたちはやる気に満ちていました。給食後の休み時間、運動場に出てさっそく一輪車の練習する子もいました。

 全ての学年が練習を終えると、本日の授業は終わりです。「閉校の会」では児童代表が、お礼の言葉とともに「初めて一輪車に乗れました。これからも練習を続けます」とあいさつしました。講師の2人は「一輪車は一日一日、上手になるスポーツです。上手くいかなくて、くじけそうになる時もありますが、少しづつ頑張ってください」とエールを送りました。

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