へき地教育大会、東京と伊豆諸島で


(2016/11/28)印刷する

 関東甲信越の先生たちによる、へき地教育研究大会が11月24日と25日、東京都内で開かれました。東京での開催は15年ぶりです。山や島の学校で教える先生たち約150人が集まりました。

 初日の全体会では全国で毎年、小学校は約250校、中学校は約50校が統廃合のため減少していると報告がありました。「地理的なへき地はあっても、教育にへき地はあってはならない」との考えが再確認されました。

 2日目は伊豆諸島の八丈島、新島、伊豆大島の学校で公開授業がありました。

 都心部から160キロ南の新島村立新島中学校(山本巌校長、生徒71人)には、たくさんの先生が船や飛行機で集まりました。校庭にある大きな顔のモヤイ像が迎えてくれました。

公開授業でサッカーの練習をする1年生たち

 1年生は保健体育で、サッカーの練習です。4グループに分かれて、相手の名前を呼びながらパスを回します。元気な声が体育館に響きました。途中、タブレット端末で撮影した動画を再生し、自分の動きを紙に写しとるという、まるでプロのような指導を先生から受けていました。

 2年生は、おじいちゃん、おばあちゃんから子どもまで幅広い世代が暮らす家の間取りを考える家庭科の時間でした。書画カメラを使って討論し、グループごとに住みやすい案を出して楽しそうでした。3年生は数学でした。

住みやすい家の間取りを考える2年生たち=いずれも、東京都新島村の新島中学校で

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