2025年度、東北３県の103校に600万円相当を支援
(2025/10/10)印刷する
東日本大震災の発生から14年が経ちました。2025年度も、財団は被災地にある小中学校への支援を継続します。支援内容は、岩手・宮城・福島各県の計103小・中学校に、総額600万円相当です。
支援先を決めるにあたっては、例年、各県の校長会に協力をお願いしています。提供された学校リストにあった103校が対象になりました。103校の内訳は、岩手県が28小学校、21中学校、宮城県が10小学校、24中学校、福島県が９小学校、11中学校です。福島県内には現在も、２校の児童が一つの校舎で学んでいる小学校がありますが、支援先としては１校にしました。３県の小・中学校それぞれに100万円相当ずつとし、学校生活に必要な備品・教材の購入費用や、子どもたちが校外学習などの移動に使うバス代に充てられます。
このような小・中学校への支援のほかに、宮城教育大学の「防災教育研修機構」への助成も実施しました。東日本大震災を教訓に、学校の防災力を高めるための取り組みをしている団体です。財団はこれからも子どもたちの命を守る活動を支援していきます。
支援金は、参加団体からの友愛援助寄付、財団に寄せられる寄贈マーク、ウェブベルマーク協会からの助成金、そして参加団体の日々のベルマーク活動によって生み出されます。参加団体が貯めたベルマーク預金で備品・教材を買うと、お買いもの額の１割が自動的に支援金になるのが運動のしくみです。
この運動は1960年に、へき地学校の教育環境の改善を目指して始まりましたが、1984年度からは災害被災地の学校も支援先に加わりました。東日本大震災の被災校支援は、地震発生直後の2011年にノートや鉛筆を贈ったことから始まりました。以来、毎年活動を続け、支援総額は５億円を超えています。
岩手県・小学校（28校）
宮古市 鍬ヶ崎小、津軽石小、崎山小、重茂小、田老第一小▽大船渡市 大船渡小、大船渡北小、越喜来小、盛小、末崎小、赤崎小、猪川小、立根小、綾里小▽陸前高田市 高田小、気仙小、広田小、小友小、米崎小、矢作小、竹駒小、横田小▽釜石市 釜石小、唐丹小、鵜住居小▽大槌町 大槌学園▽山田町 山田小▽岩泉町 小本小
岩手県・中学校（21校）
宮古市 第一中、第二中、河南中、津軽石中、重茂中、田老第一中▽大船渡市 第一中、大船渡中、東朋中▽陸前高田市 高田第一中、高田東中▽釜石市 釜石中、大平中、唐丹中、釜石東中▽大槌町 大槌学園、吉里吉里学園中学部▽山田町 山田中▽岩泉町 小本中▽田野畑村 田野畑中▽野田村 野田中
宮城県・小学校（10校）
石巻市 貞山小、開北小、中里小▽気仙沼市 鹿折小、面瀬小、唐桑小、大島小▽東松島市 矢本東小、赤井南小▽南三陸町 名足小
宮城県・中学校（24校）
石巻市 湊中、蛇田中、渡波中、稲井中、山下中、河北中、雄勝中、河南東中、桃生中▽気仙沼市 気仙沼中、鹿折中、新月中、松岩中、面瀬中、階上中、唐桑中、津谷中、大谷中▽東松島市 矢本第一中、矢本第二中、鳴瀬未来中▽女川町 女川中▽南三陸町 志津川中、歌津中
福島県・小学校（９校）
広野町 広野小▽楢葉町 楢葉小▽富岡町 富岡小▽川内村 川内小中学園▽大熊町 学び舎ゆめの森▽双葉町 双葉南小・双葉北小▽浪江町 なみえ創成小▽葛尾村 葛尾小▽飯舘村 いいたて希望の里学園
福島県・中学校（11校）
いわき市 豊間中▽川俣町 山木屋中▽広野町 広野中▽楢葉町 楢葉中▽富岡町 富岡中▽川内村 川内小中学園▽大熊町 学び舎ゆめの森▽双葉町 双葉中▽浪江町 なみえ創成中▽葛尾村 葛尾中▽飯舘村 いいたて希望の里学園
