東北3県への支援、2024年度は106校に計600万円相当
(2024/10/10)印刷する
東日本大震災の発生から13年が経ちました。被災した地域では現在もなお、復興への取り組みが続いています。ベルマーク財団は2024年度も岩手・宮城・福島各県の小・中学校への支援を継続します。支援先は計106校、支援総額は計600万円相当です。
支援先については、例年と同じように、各県の校長会にリストの提供をお願いしました。その結果、計106校から支援を求める声が届きました。財団は今後、各学校と連絡をとり、備品・教材などの提供をしていきます。
106校の内訳は、岩手県は小学校28、中学校22、宮城県は小学校10、中学校25、福島県は小学校10、中学校11です。福島県の小学校は、2校が一つの校舎で学ぶケースが現在も残っていますが、1校として数えました。各県とも、小・中学校それぞれに100万円相当ずつの支援です。学校生活に必要な備品・教材の購入や、児童・生徒の移動手段となるバス代に充てられます。
これらの小・中学校への支援に加えて、東日本大震災の教訓から災害に強い学校づくりを目指す宮城教育大学の「防災教育研修機構」や、福島と水俣の中学生交流事業への助成を実施します。
支援の原資は、ベルマーク運動参加団体からの友愛援助寄付、全国各地から届く寄贈マーク、ウェブベルマーク協会からの助成金、そして参加団体の日々のベルマーク活動から生み出された支援金です。
参加団体がベルマーク預金を貯めてお買いものをすると、購入額の1割が自動的に財団に寄付されます。運動が始まった当初は、へき地学校の教育設備を整えることが目的でしたが、1984年からは災害被災校も支援先に加わりました。今年度は、能登半島地震への緊急友愛援助を参加団体に呼びかけ、現在支援内容を調整中です。
東日本大震災被災地支援は2011年の発生直後に、ノートや鉛筆を寄贈したことから始まり、現在まで活動を続けてきました。その総額は5億円を超えています。
このような支援は、ベルマークを集めて送ってくださる皆さんの活動があって成り立っています。財団はこれからも、子どもたちに喜んでもらえるように支援を続けていきます。
岩手県・小学校(28校)
▽宮古市 鍬ヶ崎小、津軽石小、重茂小、崎山小、田老第一小▽大船渡市 盛小、大船渡小、末崎小、赤崎小、猪川小、立根小、大船渡北小、綾里小、越喜来小▽陸前高田市 高田小、気仙小、広田小、小友小、米崎小、矢作小、竹駒小、横田小▽釜石市 釜石小、唐丹小、鵜住居小▽大槌町 大槌学園▽山田町 山田小▽岩泉町 小本小
岩手県・中学校(22校)
▽宮古市 第一中、第二中、河南中、津軽石中、重茂中、田老第一中▽大船渡市 第一中、大船渡中、末崎中、東朋中▽陸前高田市 高田第一中、高田東中▽釜石市 釜石中、大平中、唐丹中、釜石東中▽大槌町 大槌学園、吉里吉里中▽山田町 山田中▽岩泉町 小本中▽田野畑村 田野畑中▽野田村 野田中
宮城県・小学校(10校)
▽石巻市 石巻小、蛇田小、渡波小▽気仙沼市 九条小、新城小、大谷小▽東松島市 大曲小、宮野森小▽南三陸町 戸倉小、伊里前小
宮城県・中学校(25校)
▽石巻市 石巻中、蛇田中、稲井中、山下中、青葉中、河北中、雄勝中、河南東中、桃生中、牡鹿中▽気仙沼市 気仙沼中、鹿折中、新月中、松岩中、階上中、面瀬中、唐桑中、大谷中、津谷中▽東松島市 矢本第一中、矢本第二中、鳴瀬未来中▽女川町 女川中▽南三陸町 志津川中、歌津中
福島県・小学校(10校)
▽南相馬市 小高小▽広野町 広野小▽楢葉町 楢葉小▽富岡町 富岡小▽川内村 川内小中学園▽大熊町 学び舎ゆめの森▽双葉町 双葉北小・双葉南小▽浪江町 なみえ創成小▽葛尾村 葛尾小▽飯舘村 いいたて希望の里学園
福島県・中学校(11校)
▽いわき市 豊間中▽川俣町 山木屋中▽広野町 広野中▽楢葉町 楢葉中▽富岡町 富岡中▽川内村 川内小中学園▽大熊町 学び舎ゆめの森▽双葉町 双葉中▽浪江町 なみえ創成中▽葛尾村 葛尾中▽飯舘村 いいたて希望の里学園