北海道キリンビバレッジが安平町立早来中へマーク寄贈


(2019/10/18)印刷する

 協賛会社キリンビバレッジ(ベルマーク番号54)の商品を北海道で販売している北海道キリンビバレッジ(本社・札幌市)は、ベルマーク4万3932点を9月26日、昨年の北海道胆振東部地震の被災校の安平町立早来中学校に寄贈しました。

 同社は地震からの復興キャンペーンを今年5月13日から6月27日まで実施。キリンビバレッジのベルマークを集めて応募すると、抽選で300人に賞品が当たるというものです。早来中は昨年の地震で校舎が使えなくなり、町民センターなどに仮移転した後、今年1月に別の場所に立てたプレハブ仮設校舎に引っ越しました。同社は「仮設校舎で学ぶ子どもたちの笑顔づくりを支援したい」と、集まったベルマークすべてを早来中に送ることにしたものです。

 早来中であった贈呈式では、同社流通本部の渡辺昌彦本部長が「復興支援をしたいという北海道のみなさんの思いが詰まっているベルマークです。復興に向けて少しでもお役に立てれば幸いです」と述べ、マークの目録を木村義人校長に手渡しました。同校はこのマークで野球部のバットなど部活動の備品を購入したいとしており、木村校長から渡辺本部長に感謝状が送られました。

早来中の木村義人校長(右)と、北海道キリンビバレッジ流通本部の渡辺昌彦本部長


 安平町教育委員会によると、早来中は、仮設校舎の向かいにある早来小と一体化させた形で新校舎が作られる計画になっています。2021年7月に着工の予定で、そこで授業が始まるのは2023年1月からになるそうです。

 早来中の小笠原伴行教頭に、いまの学校の様子を聞きました。現在の生徒数は96人。プレハブの校舎は、夏場に室温が上がり、各教室の簡易エアコンでは限界があって困ったそうです。また体育館やグラウンドは早来小に借りに行かなければならず、行き来に時間がとられます。学校祭も小学校体育館を借りました。でも全校生徒が3グループに分かれ、ダンス、書道パフォーマンス、よさこいを披露するなど、元気に発表する様子がみられたそうです。

 部活動では、ソフトテニス部が7月の北海道大会の女子団体で優勝しました。昨年も優勝したのですがその後震災に遭い、校庭が使えなくなりました。町内のテニスコートも公園整備のため大会直前まで使用できず、近くの市町まで保護者の送迎で出かけるなどして練習を重ねてきたそうです。

ベルマーク商品

「クノール®チキンコンソメ」

ベルマーク検収

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