「被災地のために何かしたい」16年ぶりにベルマーク復活


(2017/04/13)印刷する

広島市立戸坂中から益城中へ「DVDレコーダー」の贈り物

 

 広島市立戸坂中学校(丹孝子校長、702人)は、「熊本地震で被災した学校のために、何かしたい」という中学生の思いで16年ぶりにベルマーク運動が復活しました。

 昨年5月の生徒総会で、熊本地震支援を3年生が提案しました。前年の10月、修学旅行で熊本県を訪れ、民泊も体験していました。生徒会の執行部12人で話し合った結果、募金は難しいが、ベルマークなら出来そうだ、ということになりました。

「卒業までに届けたい」「目標点数は5万点」

 生徒会を中心に、図書委員会も協力して手作り回収箱を全22クラスに置きました。回収箱の上にはくまモンをのせ、地域の人の協力も得ようと、正面玄関にも置きました。9月にはポスターを作り、銀行にも張ってもらいました。クラスごとの回収状況を毎月発表して、マーク集めを競った甲斐あって、2月には目標の5万点に到達しました。

 寄贈先は被害が最も大きかった益城町立益城中学校に決め、ブルーレイレコーダー1台を贈ることにしました。生徒会副会長で、2年生だった齋藤初夏(ういか)さんは「今年になって、ちょっと集まりが悪くなってきた時は心配しました。多くの人の思いが形になって届くと思うと嬉しい」と話しました。

 生徒会担当の山口直人教諭は、「温かく迎えてもらった熊本のために何かしたい、という話が生徒から出た時はうれしかったですね」と喜んでいます。地震のために変更になりましたが、2年生も修学旅行先が熊本に決まっていたので、「熊本は身近に感じていたようです」と話しました。

 生徒会担当の山口直人先生は、「子どもたちの中から修学旅行で温かく迎えてもらった熊本のために何かしたい、という話がでた時は嬉しかったですね。実は、2年生の修学旅行先も熊本に決まっていました。2年生にとっても熊本は身近に感じていたようです」と話してくれました。

集計作業をする執行部メンバーとご協力いただいた地元銀行の皆さん

ベルマーク商品

小岩井 純水ぶとう

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/30までの受付分を作業中