降灰被害の阿蘇・高森中央小に掃除機、高森東中にはデジタルHDビデオカメラ届く/ベルマーク財団からの寄贈マーク使い


(2015/08/03)印刷する

 昨年11月の熊本県の阿蘇山・中岳の噴火に伴う降灰で、最も大きな被害がみられた同県高森町の高森中央小学校(河津伸哉校長、253人)に掃除機が、高森東中学校(西嶋徹校長、14人)にはデジタルHDビデオカメラが届きました。いずれもベルマーク参加校で、ベルマーク財団からそれぞれに贈られたベルマーク20万点と10万点を使って、希望の品を購入しました。掃除機はさっそく、校内の清掃に役立てられています。

高森中央小に届いた掃除機を手に喜ぶ児童たちと河津校長

 高森中央小は、業務用掃除機3台、家庭用とハンディータイプ各1台の計5台の掃除機を購入しました。主に学校玄関や児童昇降口、図書室、印刷室などで使われています。取り回しが簡単なハンディータイプの掃除機は、衛生面が気づかわれる保健室専用にして重宝されています。

 阿蘇の活動は現在、火口から概ね1㌔以内の立ち入りを規制する噴火警戒レベル2の状態が続いていますが、この春先以降は大きな噴火はみられません。児童や教職員たちは清掃の時間はもちろん、放課後にもスコップや移植ごて、ほうきなどを使って降灰除去作業を進めてきました。また、プールは沈殿した灰の処理が6月中旬には終わり、例年より1週間遅れで使えるようになりました。

 それでも校舎屋上や建物の隅にたまった灰が風で舞い上がったり、下駄箱の中の入り込んだ灰がこぼれ落ちてきたりしており、上履きについた細かな灰が教室や廊下を汚すなど悩みは絶えないそうです。

 河津校長は「学校にはこれまで古い掃除機2台しかありませんでしたが、これで校舎の隅々まできれいにすることができ、助かっています」と話していました。同小では、JRC委員会(青少年赤十字)メンバーの5、6年生の児童が年に2~3回、全校児童にベルマークの収集を呼びかけるなどして、ベルマーク活動に取り組んでいます。

 一方、高森東中では、ビデオカメラを、授業の様子や学校行事の撮影などに使うことにしているそうです。

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