帝国ホテル、石巻市の3小学校にベルマーク寄贈


(2015/06/25)印刷する

市内の小学校への支援、来年2巡目に

 東日本大震災の被災校などへの支援にベルマークの収集を続ける帝国ホテル(本社・東京都千代田区)が、宮城県石巻市内の須江小学校、山下小学校、鹿妻小学校の3校に集計済みのベルマークを1万点ずつ寄贈しました。
 帝国ホテルには、環境にやさしい素材の製品への切り替えを進める「グリーン購入チーム」という委員会があります。社会貢献活動の一つとして、2009(平成21)年にベルマークの収集と集計活動を始めました。これまで50回以上活動し、累計点数は21万点を超えているということです。
 グリーン購入チーム事務局の有髙佐誉子さん(企画部)によると、帝国ホテルでは東日本大震災の被災地域への一助として、石巻市内から鮮魚を購入したりしていました。他にも何かできることはないかと社内で話し合い、2012(平成24)年度から同市内のベルマーク運動参加小学校を対象にベルマークを寄贈してきました。「より多くの学校に、公平に」と考えた方法です。
 支援は来年2巡目を迎えますが、期限を設けず今後も続けていくということです。
 社内でベルマークを集めるために、共有スペースや各部署にベルマーク回収箱を置いています。回収箱には、ホテルが購入する商品や、従業員用の売店で販売されている商品についているベルマークはもちろん、ホテル内では扱ってない商品のベルマークも集まるそうです。「家庭から持ち寄ってくれる社員も少なくないのではないでしょうか」と有髙さんは話します。
 集まったベルマークは月に1度、夜に1時間半程度の時間を使って社内の休憩ラウンジで集計します。グリーン購入チームの有志と社内で募ったボランティアで行うので、通常業務では関わることのない他の部署の仲間とも知り合うことができ、支援への思いを分かち合う社内交流の良い機会にもなっているそうです。
 ベルマークを寄贈された石巻市内の学校からは、「整理されたベルマークは、PTAの負担にならず大変ありがたいです」と、帝国ホテルの心づかいに感謝の言葉が寄せられています。

ベルマーク商品

瀬戸内備前のにがり塩1kg

ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中