静岡県御殿場市の私立みなみ幼稚園が400万点達成/保護者ボランティアが活動、卒園児の保護者や地域も協力


(2015/11/10)印刷する

 富士山が目の前に見える静岡県御殿場市の私立みなみ幼稚園(山崎元則園長、271人)のベルマーク送票点数が約31年をかけて、累計で400万点を超えました。保護者がボランティアとして参加しており、役員4人が集計・発送しています。卒園児の保護者や地域の人たちも協力しています。

 同園には「ベルマーク委員会」というような組織はありません。保護者会が全保護者を対象に、集められたベルマークを仕分けする作業にボランティアとして任意で参加してくれるように随時、呼びかけています。

狭い会議室で、熱心にベルマークを仕分けする保護者ボランティアたち

 ボランティアをまとめているのが、保護者会の女性四役のうちの「ベルマーク長」。残る三役(クラス委員長、家庭教育学級長、会計)がベルマーク長をサポートしています。

 毎月「0」のつく日を「ベルマークの日」として、園児たちが、ベルマークの回収袋に家庭で集めたベルマークを入れて登園します。集められたベルマークは、各クラスで一時保管されます。

 年に8回、「整理日」が設けられ、ボランティアの保護者たちが仕分け作業に参加します。その日は午前と午後の部に分かれ、ボランティアたちは、都合の良い時間帯を選び、会議室で作業をしています。

企業別番号が記された卵パックは、仕分けに便利です

 集計・発送は年に3回。ボランティアの手で仕分けされたベルマークは、保護者会の四役が引き受けています。4人の都合の良い日に会議室に集まり、集計と発送作業をしています。各クラスの保護者委員たちも手伝ってくれています。

 ボランティアとして参加できない保護者は、自宅で仕分け作業をしてくれています。

 年度初めの保護者総会で、ベルマーク長が年少者の保護者のために、ベルマーク運動の意義や仕組み、仕分け方法などを説明して、ベルマーク運動への協力を呼びかけています。

 岩瀬博子ベルマーク長と前田智美クラス長、吉牟田舞・家庭教育学級長、池林美保子・会計の四役は「多くの先輩保護者の皆さまの努力のたまものです。子どもたちの笑顔を支えに、500万点を目指して、さらに頑張っていきたいです」と話しています。

 同園は、JR御殿場線御殿場駅富士山口から南に約800メートル離れた住宅街にあります。園舎や園庭からは、きれいな富士山が身近に見られます。

 1974(昭和49)年の開園です。園章は三角形が二つ重ねられ、「富士、箱根、愛鷹の三山のふところに抱かれた平和な里」という意味でデザインされています。

昨年度にベルマーク預金で購入した滑り台を紹介する山崎園長

 保護者向けの教育課程「K&F」(幼稚園から親への意味)を独自に作成し、教育カリキュラムが理解しやすいようにしています。また、「F&K」(親から幼稚園への意味)事業で、保護者が学期末ごとに自分の子どもを評価する「通信簿」をつけて幼稚園に提出する取り組みを行っています。幼稚園と保護者が一体となって、子どもの成長を見守るようにしています。

 山崎園長は「歴代の多くの保護者や地域の方々の感謝の輪が広がった大きな成果です。感謝申しあげたい」と話しています。

保護者ボランティアのみなさん。岩瀬ベルマーク長(前列右から2人目)ら四役を囲んで

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