400万点達成・大津市立中央小学校


(2015/01/22)印刷する

回覧板でベルマーク回収、自治会が全面協力/地域ぐるみの活動展開

和やかに仕分けする町委員たち。作業場は家庭科室。かなり便利です

 琵琶湖を望む大津市の市立中央小学校(中島祥吉校長、230人)のベルマーク送票点数が約51年をかけて、累計で400万点を超えました。自治会の回覧板にベルマーク回収袋をつけて、ベルマークを集めています。各自治会がベルマーク運動に全面的に協力して、地域ぐるみの活動を展開しています。少子化と学校の統廃合が進む中で、これからのベルマーク運動の「モデル」の一つになりそうです。

 ベルマーク運動を担当しているのは、PTAの町委員会(井上有美委員長、34人)です。

 同校では児童数が比較的少ないため、大規模校のように多様な委員会活動が難しい状況にあります(中島校長)。このため、自治会にベルマーク運動の協力を要請。校区内の34自治会から、ベルマーク運動を担当するPTA町委員をそれぞれ選出しています。

 整理作業日は、年に6月と11月の2回。この日に向けて、町委員たちがそれぞれの自治会長にベルマーク回収袋を手渡します。自治会長は回覧板に回収袋をつけて、町内会に回覧。ベルマークの収集を呼びかけてくれます。

回覧板を通じて、ベルマークを地元から回収する収集袋

 各町内会では、住民たちが提出日までにベルマークを集めて回収袋に入れていきます。町委員が自治会長を訪ねて収集袋を回収。自宅で大まかにベルマークを分類して自分の子どもに回収袋を託し、学校に集めていきます。

 児童がいない自治会に対しては、校区内の市民センターが協力。回覧板を通じて、ベルマークの収集をお願いして回収。回収袋を委員らが受け取りにいくようにしています。

市販の弁当箱が仕分け作業で活躍

 このように、同校のベルマーク活動は、地域の住民たちの手厚い協力で支えられています。

 整理作業日には、委員たちは、住民が集めてくれたベルマークを校内の家庭科室で丁寧に仕分けしています。

 発送は6月と12月の2回。PTAの執行部が担当しています。これまでに、図書類や電動ホッチキス、裁断機などを購入してきました。井上委員長と関根晶子副委員長は「地域の方々の長年にわたる温かい協力の賜物です。さらに、ご協力を賜りながら、500万点を目指して頑張っていきたいです」と話しています。

 同校は、JR大津駅から南に約1キロ離れた住宅街にあります。県庁や裁判所が近くにあり、同市の「中央」に位置しています。

 1875(明治8)年の開校で、歴史のある学校です。「豊かな心で、考えてやりぬく子の育成」を教育目標にして、「6つの約束」と「5S活動」を実践しています。5、6年生は大文字山の頂上に登る遠足があり、結束力と絆を強めています。

PTA町委員会のみなさん。ベルマーク財団からの感謝状を持つ中島祥吉校長(前列中央)を囲んで記念撮影 

中島校長は「地域の方々の手厚く温かい協力のもとで、地道な作業を積み重ねてきた成果です。『おらが学校』の大きな誇りです」と話しています。

ベルマーク商品

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ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
2/19までの受付分を作業中