600万点達成・長崎市立伊良林小学校


(2014/12/26)印刷する

県内で初、年間スケジュールきめ、保護者みんなで効率的に

 長崎市立伊良林小学校(馬場達雄校長、628人)が、長崎県内で初めて600万点を達成しました。作業は、春、夏、冬休み期間を除く、ほぼ毎月の年8回。学校行事や全体活動を考慮し、また、働くお母さん方などの休みが取りやすいように5月にはベルマーク作業の年間スケジュールをしっかりと決めます。効率よく、はつらつとした取り組みが続いています。

600万点達成記念の賞状を手にする馬場達雄校長とPTA文化生活環境部長の金丸寿子さんら伊良林小学校のみなさん

 ベルマークは、PTAの文化生活環境部(金丸寿子部長、19人)が担当しています。回収日の1週間前に、各児童に「ベルマークぶくろ」を持ち帰らせます。袋には年間の回収日が書かれており、ベルマーク便りも同時に配ります。その週の金曜日までに集まった袋は、翌週初めにJRC(青少年赤十字)委員会の5・6年生が、各教室を回ってすべて回収。マークを箱に移し替えて倉庫に保管します。それから3日後の木曜日には、文化生活環境部のメンバーと、2学年ずつに分かれた一人一役の保護者十数人が協力して、仕分け作業を進めます。同時に校内2カ所に置いているテトラパックと使用済みインクカートリッジ回収箱の仕分けも行います。

仕分け作業をする保護者たち

 トレー状の広めの容器の中でマークを分けていき、ベルマーク番号と協賛会社名が貼られた豆腐、野菜パックの容器に次々と移します。仕分後のマークは、各部員が自宅に持ち帰り、点数ごとに整理して用紙に貼り付けます。仕分けに参加できなかった部員は、数が多めのマークを持ち帰ってもらうなど、作業分担のバランスが取れるように協力してもらっています。また、校区内の商店街や勤め先などから使用済みインクトナーやカートリッジをいただくこともあります。

協賛会社別に入れていく

 児童に持ち帰ってもらっている「ベルマークぶくろ」が2回未提出になった場合は、先生に声をかけてもらったうえで、袋を再発行しています。「マークが入ってなくてもいいのですよ。袋を目にしてもらうことで、みんなでいっしょに取り組んでいる、という共通の思いを持ち続けてもらうことが大切と思っています」と、金丸部長。

 集計は、7月、10月、1月の各学期1回。これまでに先生方と相談しながら、黒板吹きクリーナーや一輪車、逆上がり補助器、ネットランチャー、デジタルビデオカメラ、大玉用ポンプなどを購入してきました。

 伊良林小は、長崎市中心部にあり、市民の足として親しまれる路面電車の蛍茶屋電停の近くです。学校の脇には、市民ボランティアらによるホタルを呼び戻す取り組みが行われている中島川が流れています。教室の1室を「ホタル部屋」と名付けて、ホタルを育てています。6月には毎年ホタルを放流。市民団体とともに川の清掃にも取り組んでいます。

 馬場校長は「子どもたちは自然環境の大切さを学んでいます。ベルマークの600万点達成には驚きました。すべて保護者のみなさんたちの頑張りのおかげです。これからもますます子どもたちの笑顔の広がるようにご協力をお願いします」と話していました。

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