500万点達成・三重県鈴鹿市立旭が丘小学校


(2014/12/19)印刷する

自宅で仕分け作業/効率化で負担は軽減/部員の子どもたちも協力

 県内2番目の児童数を誇る三重県鈴鹿市の市立旭が丘小学校(米倉多賀子校長、964人)のベルマーク送票点数が、累計で500万点を超えました。約49年をかけての達成で、県内で6番目です。自宅での仕分で作業を効率化。負担を軽減させ、部員の子どもたちも協力しながら大きな成果を遂げました。

一人一袋の責任。各自、仕分けして電卓で集計。記入して納入します

 ベルマーク運動を担当しているのは、PTAのベルマーク部(濱口真奈美部長、32人)。

 部員たちは、各クラスから一人ずつ選出されます。各クラスで集められたベルマークは毎月1回、担当教諭から、部員の子どもに託され、自宅に持ち帰ります。部員たちは自宅で、家事の合間や都合の良い時間を見つけて、ベルマークを仕分けします。

 小分けされたベルマークは、集計日にあたる毎月第4木曜日に学校に持ち寄ります。

 作業場の会議室には机が四角に並べられています。ベルマーク一覧表を切り抜いて、企業を示す番号と商品の写真をイチゴパックに張り付けて、番号順で机の上に並べていきます。

 部員たちは、各自小分けしたベルマークを、イチゴパックの番号を見ながら次々にパックに入れていきます。流れは、極めてスムーズです。

 そして、イチゴパックに集められたベルマークは、部員たちが各自、既定の袋を一人一袋ずつ負担。ベルマークを整理して集計し、袋に入れます。作業は実に効率的になっています。

三役でベルマークをまとめます

 これまでは学校に集まり、みんなで仕分け集計していましたが、自宅で仕分けすることになり、負担時間は大幅に軽減されました。仕分け集計の改善策は功を奏しています。

 自宅での仕分けは大変な面もありますが、家族がサポートしてくれる部員も多いようです。

 最後のまとめと集計は、濱口部長と花井知子副部長、田中弓子書記の三役。

 発送は学期ごとの年3回実施しています。ベルマーク新聞も発行し、様々な情報を発信しています。

 ベルマーク預金で購入したものは、メトロノームやハンドボールなど。昨年度は、ドッジボールと一輪車を購入しました。

 濱口部長らは「多くの先輩たちや子どもたちの努力の賜物です。子どもたちの笑顔を楽しみに頑張っていきたい」と話しています。

 地域の人たちも協力的です。公民館やスーパー2店にベルマーク便りやベルマーク一覧表を置かせていただき、多くのベルマークが寄せられています。

感謝状を喜ぶ濱口真奈美部長(中)と、花井知子副部長(左)、田中弓子書記の三役

 同校は、近鉄名古屋線白子駅から西に約1.5キロ離れた閑静な住宅街にあります。創立は1965(昭和40)年。2007(平成19)年に校舎の増改築工事が完了し、コンクリート打ち放しの斬新な設計で、「デザイナーズ校舎」として知られています。

 教頭時代も同校でベルマーク部の奮闘を見てきた米倉校長は「小さなベルマークをきれいに切る細やかな作業。このつらいボランティア活動には頭が下がります。子どもたちの教育環境を少しでも良くしたいという思い。すごくありがたいことです」と話しています。

ベルマーク商品

スコッチ・ブライトTMハイブリッドネットスポンジ

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
2/19までの受付分を作業中