千葉・船橋の小5が財団見学


(2019/08/28)印刷する

 千葉県船橋市立湊町小学校5年生の鈴木結菜(ゆな)さんとお母さんの淳子さんが8月22日に財団事務所を見学しました。自由研究のテーマにベルマークを選んでくれた結菜さん。「地震」をテーマにしようといろいろ調べていたところ、震災被災校の支援をしているベルマーク運動にたどり着きました。日頃から活発なベルマーク活動をしている湊町小ですが、マークを送ったあとどうなるかが気になったのだそうです。

 淳子さんもベルマークのしくみに疑問を抱いていました。というのも、周りのお母さんたちに聞いても「何気なく集めているベルマークが何の役に立っているかわからない」という声が多いからです。

 DVD「未来を育むベルマーク」で運動の一連の流れをつかんでいただきます。最も大切なことは、ベルマーク預金を使ってお買いものをすると、その1割が自動的に支援金になるということです。理解を深めたのち、「業務部」の仕事を見に行きました。

 まずは、届いたマークを手作業で確認している「検収係」です。ここで一番知っていただきたいことは、マークの整理方法に決まりはないこと。職員が整理袋をはさみで開けると、バラバラだったり、10枚ずつホチキスやテープでまとめてあったり、紙に貼ってあったり…とさまざまな形のマークが出てきました。淳子さんは「どれがいちばんやりやすいですか?」と質問しましたが、実はどの方法でも数えやすさに変わりはありません。一方、結菜さんは「マークは破れてしまっても平気ですか?」とたずねました。職員は「破れていても、そのまま捨ててしまうのはもったいないです。他の封筒に入れてお送りください。職員が判別して、有効なものは点数に加算します」と答えました。

 続いて、職員が「倉庫」と呼んでいる、届いたマークが保管される場所です。マークは都道府県別に分けていったん整理したあと、日付ごとに保管します。たくさんのダンボールを見て、「月1回送付する学校が多いですか?」と淳子さん。答えは「月1で送ってくる学校は少なく、学期末や年度末にまとめて送ってきてくださることが多い」です。

 その後、職員と話している際に「カートリッジのどこにマークがあるのですか?」という質問が出ました。商品そのものにベルマークがついていないものもあり、インク・トナーカートリッジはその代表格。集めてメーカーのリサイクルセンターに送ると、そこで計算した個数に応じて点数証明書が発行される仕組みです。淳子さんからは「職場でかなりの量を使うので、集めたら効率がいいですね」という嬉しい提案をいただきました。

 湊町小では、職員室前にベルマークを仕分けできる缶が置いてあり、児童が会社別に分けて入れるそうです。今までは何気なく集めていたベルマークでも、その後の行き先がわかると活動に対する意欲も増してくることでしょう。これからももっとたくさん集めてくださいね。

ベルマーク商品

Penfield スウェット モバイルパック

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/31までの受付分を作業中