静岡・沼津の小6が財団見学


(2019/08/09)印刷する

 静岡県沼津市立原小学校6年生の秀島有希菜さんが8月7日、母親の佐恵子さん、姉の有咲さん(中3)、弟の匠くん(小3)と一緒にベルマーク財団を見学しました。有希菜さんは今年度、学校で福祉委員会の委員長を務めており、それでベルマークを夏休みの自由研究に選んだそうです。「全国から集まったマークを、財団ではどのような流れで作業しているのだろう?」。それを知りたいと、在来線で家族4人、沼津から4時間近くかけて東京に出てきました。

 原小学校は1967年からベルマーク運動に参加、累計点数は500万点を超え、ここ10年ほどは毎年10万点以上を集票している活発な活動校です。2013年には同校がベルマーク預金でデジタルカメラを買ったという記事がHPに残っていますが、そのときのPTA学年部副部長の一人が佐恵子さんで、コメントもいただき、写真にも写っていました。当時から財団職員の顔触れは変わってはいますが、財団としては、いわばうれしい“再会”となりました。


 有希菜さんは、ベルマークが学校にどのように役立っているのか、夏休みに入ってから佐恵子さんと一緒に調べ、財団にも問い合わせるなどして、着々と研究を進めていました。見学には、学んだ内容をまとめたノートとデジタルカメラを持参して臨みました。資料として渡したベルマーク手帳のページをめくりながら、有咲さんと匠くんは「このマーク見たことがある!」、「すごいね」と声をあげます。

 マークを確認する作業を見学する際、有希菜さんは職員に「なぜマークはベルの形ですか?」「ベルマークの中で一番低い点と高い点は?」「最低何点で商品が買えますか?」と質問します。ベルマークは、鐘(ベル)を鳴らすと大きく響き渡る音のように、国内外のお友達を助け合う活動が広がるよう、ベルの形がシンボルになったと言われています。点数は0.1点から100点までありますが、インク・トナーカートリッジの個数や、テトラパックの合計の重さによっては、それ以上の点数になることもあります。マークは、1点1円の計算でお買いものをすることができます。

 こうした職員の答えを、有希菜さんはしっかりノートに書き込んでいました。さらにマークが保管されている「倉庫」を見学。気付いたものは、すかさずデジタルカメラに記録していきます。棚の上方まで高く積み上がった荷物は、届いた日付ごとに荷物が整理されています。「すごいたくさんの量があって、大変そうだなと思いました」と有希菜さん。

 見学を終えた後に感想を聞くと、有希菜さんが想像していた姿とは少し違っていたようです。学校ではベルマーク番号別に分かれた箱がクラスごとにあって、月1回の回収日に、子どもたちが持参したマークをその箱に仕分けて入れているとのこと。財団にも、同じように番号ごとの棚があると思っていたそうです。

 約1時間で見学は終了。この後、一行は有咲さんの宿題のため、都内の美術館へ向かうとのことです。「自由研究は出来上がりそうですか?」と聞くと、有希菜さんはニッコリとうなずいてくれました。猛暑が続く中、上京しての見学、ありがとうございました。研究が仕上がるのを楽しみにしていますね。

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