「マークの点数の目安は?」小3が財団見学


(2019/08/01)印刷する

 埼玉県入間市立藤沢小学校3年生のけいさんが7月31日、夏休みの自由研究のため、財団を見学に訪れました。ご両親、それに妹で幼稚園年長さんのゆいさんと一緒です。

 まずは、ベルマーク運動の流れをまとめているDVD「未来を育むベルマーク」を見て、運動のしくみやどんな支援先があるかなど、大まかな概要をつかみます。ベルマークと言えば、「学校備品を買う」というイメージが浮かびますが、実はそれだけではありません。預金でお買いものをすることで、その金額の1割が自動的に災害被災校や特別支援学校、へき地学校などへの支援にまわるのです。

 概要を理解したあと、届いたマークが保管してある倉庫と、マークの確認作業「検収」の様子を見学しました。

 倉庫の棚には、全国から届いたベルマークがたくさん積んであります。それを見たけいさんは「切手が貼ってあるのと、ないのがあるのはどうして?」と質問しました。ベルマークを送付する際のルールは決まっておらず、各学校にお任せしています。そのため、郵便切手が必要な封筒を使う学校もあれば、切手のいらないレターパックを使う学校もあるのです。他にも、ダンボールにつめて宅配便を使う学校もあります。続いて、財団職員がけいさんたちに「今日の時点で何点ぐらいのベルマークがしまってあるでしょう?」と質問。けいさんは500万、ゆいさんは200万、お母さんは300万と予想。正解は1億点分でした。仮に1億点全てをお買いものに使っていただいたとすると、そのうちの1割の1000万円が援助資金になるというわけです。

 倉庫で保管されたマークは、受付した順番に「検収」されます。それを行うのは業務部の「検収係」。実際に届いた整理袋をはさみで開けて、中に入っているマークを取り出すところを見てもらいました。大切なのは明細を記入していただくことのみで、マークの整理方法に決まりはないことを説明しました。

 見学を終えたあとは、けいさんが職員に質問をする時間。持っていたクリップボードには、黄色いふせんがたくさん貼ってあり、熱心に準備をしてきてくれた様子がよくわかりました。「マークをつける点数の目安はどれくらいですか?」「ベルマークのキャラクターはいつ作られましたか?」「よくお買いものされるものは何ですか?」などと、次々に質問をしてくれました。マークの目安はおおよそ100円につき1点です。キャラクターの「ベルマークファミリー」は運動50周年を記念して誕生しました。男の子のベルマーくん、妹のりんちゃん、パパベルとママベルです。そして、よくお買いものされるのはボール類です。

 ご両親に頼ることなく、自分の目で見て、自分の言葉で話してくれるけいさんはとても頼もしく感じられました。自由研究で取り上げてくれたベルマーク運動についての正しい知識を周りの人たちにも伝えてくれることでしょう。

ベルマーク商品

アルカリ乾電池「アルカリ1」

ベルマーク検収

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