東浅川小のベルマーク部が幡野たいさんを訪問


(2016/11/22)印刷する

ベルマークを長く続ける秘訣と健康の秘訣を教わりました

 東京都八王子市立東浅川小学校のPTAベルマーク部6人が10月17日、ベルマーク大使の幡野たいさんを山梨県上野原市に訪ねました。幡野さんは、50年以上も市立上野原小学校が集めたベルマークを仕分けして数え、教育設備の充実に貢献しています。市政に功労があったとして5月には善行賞を受賞しています。受賞を知った東浅川小ベルマーク部の皆さんが「会って、お話しをお聞きしたい」と要望して、実現しました。

幡野さんを囲んで記念撮影

 幡野さんは市内のデイサービス「やすらぎ荘」に週4日通い、上野原小学校の児童から届く年間約6万点のベルマークを管理しています。訪れたのは代表の木村由美子さんはじめ、森田真由美さん、大岩純子さん、岡村亜希子さん、田野倉明美さん、高野寿恵さん。

 3月まで上野原小の校長だった教育委員会の近藤周利(ひろとし)さんも同席し、「人気者の幡野さんのマネージャーです」とユーモアたっぷりに挨拶しました。上野原小には4回勤務し、教務主任や教頭も歴任しており、幡野さんとは学級担任時代からのつきあいです。

 「ベルマークは私の生きがいなの」を口癖の幡野さん。82歳で胃がんが見つかった時、上野原小の子どもたちが寄せ書きを届けてくれました。それを見て、「私にはまだやる仕事がある。病気になんか負けていられない」と思ったそうです。

 「77番の湖池屋は全品にマークがついているけど、細かくて大変なの!」と幡野さんが言うと、お母さんたちはメモの手を止めて、大笑いです。作業してみた人でないと、分からない苦労です。

 「上野原小は子どもが活動に参加しているのがいいですね。東浅川小はそこが課題です」と木村さんは言います。


ベルマーク談話に話が弾む
99歳とは思えない同級生たち。左から幡野たいさん、佐藤好三さん、森屋秀雄さん

 幡野さんにも悩みがあります。

 「私が言いだしたことなので、生きている限りは続けていくつもりなの。長生き出来るのもベルマークのお陰なのよ。だけど、私の後を誰か引き継いでくれるのかしら……」

 幡野さんは来年4月で100歳です。

 「私たちがひと肌ぬぎましょうか? 幡野さんのこれまでの功績と思いを劇にして、上野原小の子どもたちや地域の人たちに見せましょうか?」と東浅川小のお母さんたちから提案がありました。東浅川小ベルマーク部は、芸達者なアイデアウーマンぞろいで、今年のベルマーク運動説明会では寸劇が大絶賛されました。昨年度のベルマーク便りコンクール「優秀賞」の賞金3万円は、ベルマーク商品を買ってビンゴゲームで子どもと喜びを分かち合いました。ベルマーク預金で4年間にソフトドッジボール、扇風機、図書室に本150冊などを贈っています。

 幡野さんの健康の秘訣はベルマークだけではありません。

 「どんな小さなボランティアでもしているのよ。人のためではなく自分のためにしているの」「体を動かすことが好きなの。足腰は鍛えなくちゃ。スポーツを見るのも好きよ」「月に一回、地区のカラオケの集まりにも必ず行きますよ。大きな声で歌うのも健康の秘訣よ」幡野さんの18番は、大月みやこの「白い海峡」です。

 上野原小がベルマーク運動に参加したのは1965(昭和40)年。次女が通っていたことから、幡野さんがもちかけました。50年間の累計点数は245万点を超え、グランドピアノをはじめ、サッカーボール、ソフトバレーボール、ドッチビーなどそろえ、今年1月にはCDポータブルシステム7台(21万円分)の披露式がありました。

やすらぎ荘に掲げてある「やすらぎ酒」作詞は幡野さん、執筆は幡野さんと同級生の佐藤好三さん
 

ベルマーク商品

「アサヒ おいしい水」富士山 PET 600ml

ベルマーク検収

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