キヤノンMJがカートリッジ回収25周年を記念したイベント、静岡・三島の源兵衛川を舞台に


(2015/08/04)印刷する

これがホトケドショウです

 協賛会社のキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ ベルマーク番号19)が8月1日、カートリッジ回収25周年を記念したイベントを静岡県三島市で開きました。 

 子どもたちの未来に、多様な生き物を育む美しく緑豊かなふるさとを残すことを目的とする「未来につなぐふるさとプロジェクト」と、自然をテーマに写真撮影を体験し、環境に対する意識を高め、豊かな感性を育む「キヤノン ジュニアフォトグラファーズ」を合わせた企画です。

 参加したのは、小学校3~6年生までの15人の子どもたちと、保護者17人です。三島市内を流れる清流、源兵衛(げんぺい)川の生き物や植物を観察し、写真に収めてフィールドマップを作り、夏休みの自由研究に役立ててもらおうというものです。NPO法人グランドワーク三島(小松幸子理事長)と、富士常葉大学非常勤講師の菅原久夫さん、加須谷真(かすや・まこと)さんの協力を得て実現しました。

 午前中、キヤノンMJのスタッフから、自社が取り組むカートリッジ回収の話や、未来につなぐふるさとプロジェクトの説明を聞きました。NPO法人グランドワーク三島の渡辺豊博専務理事からは、源兵衛川がたどってきた歴史や川で遊ぶときのルールについて教わりました。

網の使い方の指導を受けました

 源兵衛川は、三島市立の公園「楽寿園」の小浜池を水源とする湧き水で、1.5キロ先の中郷温水池まで流れる農業用水です。1960年頃から湧き水が減少し、家庭からの排水やごみで汚れきっていました。しかし、原風景を取り戻そうと行政や企業、NPO法人や個人が協力し、1990年頃には現在のような澄んだ美しい川に戻りました。人の手によって汚された川が、人の手によってよみがえったのです。

 街中にある会場から源兵衛川までは、徒歩で数分です。車の往来する道路から一歩小道に入ると、聞こえてくるのはせせらぎの音とそこで遊ぶ人たちの声だけでした。流れの真ん中にある細い遊歩道を一列になって歩いていくと、この日活動する第4ゾーンに到着しました。

 30度を超える気温でしたが、川の水はとてもヒンヤリしていました。網を使い大人も子どもも夢中になって、草の陰に隠れた魚を取ったり、石の下にいるカニを捕まえたりしました。加須谷さんが「これがホトケドショウです」「これはサワガニです」と、一つひとつ解説をしてくれました。

 午後からは、子どもたち一人ひとりに一眼レフカメラが渡され、使い方を学びました。電源の入れ方、ピントの合わせ方、撮影した画像の確認のしかた。そして、アップを撮るときのマクロモードの説明。カメラを扱うときの注意も聞きました。

 そして再び、源兵衛川へ。2班に分かれて約20分ずつ、生き物や植物を撮影しました。

 会場に戻り、フィールドマップ作りです。それぞれに撮影した中から4枚選び、キヤノンのプリンターで印刷し、マップに貼り付けていきました。写真には自分で考えたタイトルをつけました。その写真を撮ったときに、どういうことを感じたのか、感想も書き込みました。

フィールドマップ作り

 最後に発表会をしました。指示棒を使い、撮影したときの状況や、どうしてこのタイトルになったのかなどをみんなの前で話しました。

 子どもたちからは、「いろいろな生き物がいて楽しかったです」「マクロモードを使って、うまく撮れました」という感想や、「一度汚くなってしまった川をきれいに戻してくれてありがとうございます」という言葉も聞かれました。

会場に集まった子どもたち/源兵衛川に出発です/大人も子どもも夢中です
一眼レフカメラ講座を受ける子どもたち。初めてカメラに触る子も/撮影に挑戦
選んだ写真を印刷します/発表会

ベルマーク商品

コマンドTMフック・タブ クリア

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
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