ベルマーク運動説明会 6月11日(火)米子


(2019/06/26)印刷する



米子市立就将小学校

永井恵子さん


 2018年度ベルマーク活動の体験発表をさせていただきます。まだまだ改善の余地がある内容だとは思いますが、本日は、よろしくお願いいたします。

中江藤樹ゆかりの学校

 就将小学校は米子市の中心街にあり、米子駅から徒歩5分、本会場からは目の前にある加茂川をはさんだ向かい側に位置する学校です。

 1909年(明治42年)に創立され、今年度創立111年を迎える、長い歴史のある学校です。本校は、陽明学の開祖で近江聖人といわれた中江藤樹先生が幼いころに住んだ地に建っており、その教えである「至誠・進取・勤労」を校訓に掲げています。2019年度は342名の児童と30名近くの教職員が在籍しています。

 次に、保護者によるPTA活動に紹介いたします。

 就将小のPTAは「保護者と先生の会」という組織で、「児童の健全な成長及び教育の振興を図る」という目的を持って活動しています。

 組織は執行部を中心に、人権教育部、総務部、学年委員会、環境整備部、そして、ベルマーク活動を中心に行う交流部に分かれて活動をしています。

 交流部は、「児童の健全な育成を願い、友愛、援助の聖心でバザー活動、ベルマーク活動を通して交流推進を図る」ことを目的に、部長1名、副部長2名、各学年2名ずつの保護者、執行部担当者1名の16名と学校担当教員で構成されています。

マークは児童が回収、企業別仕分け

 写真は、児童による藤樹会活動によるものです。本校では中江藤樹先生の思いを大事にするため、委員会活動のことを「藤樹会活動」と呼んでいます。

 活動は、福祉委員会の5、6年生14人が中心となって活動しています。常時活動として、月に1度のベルマークの日に合わせて、全校児童にベルマーク袋を配布、家庭で集めたベルマークを入れて持ち寄ってもらったものを、1週間かけて回収します。その後、藤樹会活動の中で、児童たちが企業ごとの仕分け作業を行っています。

 また、年に1度開催される児童集会では、委員会ごとに活動の特性を生かしたイベントを企画します。福祉委員会ではベルマークをいかした遊びを考え、全校児童にベルマークをより身近に感じてもらえるような遊びを企画しています。昨年度は、手作りの魚にベルマークを貼った「ベルマーク釣り」と、神経衰弱と同様に、同種類のベルマークを見つける「ベルマーク合わせ」を開催し、大変好評でした。

PTA作業は複数学年の合同で

 続きまして、PTA交流部の活動について、ご説明いたします。交流部では、主にベルマークを中心に活動しています。必要に応じて部会を開催し、仕分け作業の日程調整、保護者案内、ベルマーク整理と集計を行い、部長・副部長を中心に箱詰め、発送準備をしています。また、年度初めには、全保護者宛にベルマーク活動への協力依頼、集計作業の参加依頼文書を発行しています。児童玄関にはプリンターのカートリッジ回収箱を設置し、保護者が来校の際に、気軽に協力いただけるようにしています。

 ベルマークの仕分けですが、交流部員だけで行うことは困難であるため、参観日の公開授業の前の時間を利用し、参観に来られる保護者に仕分け作業をお願いしています。

 ただ作業を行うだけでなく、茶話会を組み合わせ、昨年は普段交流がない他学年との2学年合同で、年3回開催することができました。茶話会の和やかな雰囲気もあり、無理なく楽しく活動することができたと保護者の方からも好評です。今年度は3学年合同で、年間2回の開催を予定しています。

 また、長期休業前には企業ごとに分けたベルマークを部員が持ち帰り、自宅で「余分な部分の切り落とし・枚数確認・点数集計」をしています。

児童手作りの回収箱を地域に

 他にも、11月の学習発表会の後に「藤の子フェスティバル」というPTA主催のイベントが開催され、部会ごとにオリジナルあるブースを企画しています。交流部は例年、保護者や児童に「ベルマーク仕分け体験」をしていただいています。いつも家庭で集めているベルマークが、学校にはたくさん集まっていることを知っていただけたり、仕分け作業を楽しみながら体験していただいたり、多くの方々に興味を持っていただけることをうれしく思っています。

 ベルマークの収集は、本校児童の342人とその家族だけで行うには難しい現状もあります。そこで、日頃からの地域連携をいかして、近隣の商業施設や公民館に、児童の手作りのベルマークとインクカートリッジの回収箱を置かせていただいています。本当にたくさんの方々がベルマーク活動に快く協力してくださり、地域の皆様のご理解とご協力に感謝しております。回収は、毎月部員が伺わせていただいています。

毎年県内トップ10の成績

 本校の近年の鳥取県内のベルマーク年間集計のランキングです。ホームページでの集計ランキングが掲載されている2004年から、本校は毎年トップ10に入っています。昨年は、前期大規模校舎改築に伴う校舎の移転作業があったり、活動できる場所が限られてしまったりしたこともあり、例年と同じような活動ができなかったことが残念でしたが、本年度の後期校舎改築が終わりましたら、また積極的に活動を実施していきたいと思います。

 昨年度は、朝日新聞でも取り上げていただいたのですが、鳥取県朝日会様より仕分け済みの1万8942点のベルマークを寄贈いただきました。このベルマークは、朝日会様が、新聞購読者や地域の住民らに協力を呼びかけ、約2年がかりで集めてくださったものを、販売所長様を中心に、仕分けと集計も手がけてくださったそうです。

 そんなご苦労されたにも関わらず、なぜ本校を寄贈先に選んでくださったのかとお聞きしたところ、先ほど述べましたが、本校が長年ベルマーク運動に積極的に取り組み、県内でもトップレベルの集票実績を重ねていることが、寄贈先に選んでくださったきっかけだったそうです。みなさまのご厚意に、心より感謝しております。

米子駅にいた鬼太郎
妖怪ペイントの列車


本年度はハードルを購入予定

 これまでにたくさんの方々の協力によって集まったベルマーク貯金が、ビート板整理台、カラーマット、ボールなどの物品購入につながりました。

 昨年度は、児童の学習で使うデジカメ2台と、距離測定ができるウォーキングメジャーを購入することができました。本年度は、ハードルを購入する予定にしております。

 先ほども述べましたが、本校は昨年度からの大規模校舎改築により、2年間グラウンドが使えず、児童達がこれまでのような十分な運動量が確保できない環境にあります。

 しかし、PTAのベルマーク活動によって、児童に少しでも多くの笑顔が増えればと思っています。

 今後も、児童や学校生活に役立ててもらえるよう、無理なく、楽しく活動を続けていただきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=米子コンベンションセンター(ビッグシップ) 会議棟6階第7会議室

ベルマーク商品

インクカートリッジ

ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中