ベルマーク運動説明会 5月28日(火)山口


(2019/06/18)印刷する



山口市立大内小学校

左から 牧野久美さん、松田千佳さん
    ⻆麻世さん


 おはようございます。大内小学校のベルマーク活動の取り組みを紹介したいと思います。少しでも皆さんの参考にしていただければと思っています。

いじめなくす取り組み、子どもが発信

 まずは学校紹介をいたします。

 大内小学校がある大内地区は、山口市の中央に位置し、かつての大内文化にも触れることのできるところでもあります。

 小学校の周辺には田園風景や、商業施設もあり、近年は住宅街も増え、人口の増加もある住みやすい地域です。

 また、「考える力とやさしい心で、夢に向かってがんばる子ども」が大内小の教育目標であり、子どもたちは 委員会や6年生の学級活動の中でいじめをなくす取り組みを子ども発信で行っています。

 例えば、お昼の放送でいじめをなくす劇を流したり、子どもたちの描いたいじめ防止のポスターを貼ることを子どもたち自ら行うことで、考える力や優しい心を日々の学校生活で養っています。

 また、地域の方々の温かい見守り活動によっても、子どもたちの優しい心が育まれていると思っています。

マーク回収、5つの工夫

 それでは、ベルマーク活動の紹介に移りたいと思います。

 ベルマーク活動は、主に研修委員と呼ばれるPTA役員と、ベルマーク作業日に割り振られた協力員と呼ばれる保護者で行っています。

 大内小学校では、ベルマークをより多く、そして出来るだけ回収しやすいように5つの工夫をしています。

 ①ベルマーク専用封筒の作成②ベルマーク回収箱の設置③ベルマーク便りの発行④学校の協力⑤地域の協力

 これらの工夫により、これまでに多くの学校教材等を子どもたちのために購入することができています。例えば、昨年度は大型カラープリンターを購入しました。大きな紙に印刷することができて大変役に立っています。

 また、これまでには、黒板拭きクリーナーや、ドッジボール、バスケットボールなども購入し、中には、約110万円もする立派な滑り台を購入した年もありました。

保護者へ向けたメール配信も

 それでは、回収しやすい5つの工夫についてご説明いたします。

 1つ目。こちらのベルマーク専用の回収封筒は研修委員によるオリジナルです。この封筒を年3回、各学期一度ずつあるベルマーク作業日に合わせて配布しています。封筒の配布時期は、作業日の2週間前です。早めに配りすぎて紛失や提出漏れを防ぐためです。

 この封筒を、各学級に設置してあるベルマーク回収箱に作業日までに入れてもらうしくみになっています。

 次に、「ベルマーク便り」の発行です。第1回目の発行は年度の初めですので、新一年生の保護者にも分かりやすいようにベルマークの切り取り方などの説明を入れるようにしています。

 そして4つ目の学校の協力としては、ベルマーク回収日の意識を高めてもらうために、保護者へ向けたメール配信を行ってもらっています。これは、提出し忘れを防ぎ、回収率を上げる大きなポイントです。

 さらに作業日当日には、校内放送で呼びかけ、回収漏れのないよう児童や先生方にも協力してもらっています。そのおかげで、昨年度は回収漏れもなく、スムーズに作業を行うことができました。

地域に6か所、回収箱設置

 そして、5つ目の工夫、「地域の協力」としては、大内地域交流センターと、地域のスーパーマーケット5ヶ所の合計6ヶ所に大内小のベルマーク箱を設置させてもらっています。

 来店される方が、ベルマークやインクカートリッジを入れやすいよう、スーパーマーケットでは袋詰めのテーブルに、地域交流センターでは、人通りが多く目につきやすい場所に置かせていただいています。

 地域に設置したベルマーク箱は、作業日に合わせ、研修委員が回収しています。

 各年度ベルマークに携わる役員、そして先生方の気づきや知恵によって生まれた工程を、こつこつと積み重ねてきたおかげで、毎年たくさんの点数を集めることができるようになったのだと思います。

 こうして集まったベルマーク及びインクカートリッジやテトラパック、そしてトナーカートリッジを役員と協力員で一緒に作業をしていきます。

「いちご」→「プリン」と細分化

 ここからは、ベルマーク作業の進め方をご説明いたします。

 大内小学校では作業の効率化に向けて、5つの工夫をしています。

 ①作業手順の掲示②グループ分け③容器の工夫④ベルマークのまとめ方⑤雰囲気づくり、です。

 1つ目の「作業手順の掲示」は、作業の流れが分かりやすいよう、作業を行う教室のホワイトボードに作業手順や点数表を貼って、いつでも見られるようにしています。

 2つ目の「グループ分け」では、全体を大きく7つのグループに分けます。各グループには作業中の質問にすぐに答えられるよう研修委員が入ります。

 その内、6グループはベルマークの仕分けから集計までを行います。残り1グループでテトラパック、インクカートリッジ、トナーカートリッジの仕分けから発送作業までを行います。このグループの作業は早く終わりますので、2人がベルマークの発送と片付け作業をし、それ以外の方は他のグループに合流します。

 3つ目、仕分ける際に大内小は「いちごパック」や「プリンカップ」を利用しています。各社に分けられた点数は、一度「いちごパック」に集めて、そこから点数ごとに「プリンカップ」に細分化します。

10枚ごとにどうまとめるか

 これらを10枚ごとにまとめるのですが、ここで4つめのポイントです。10枚まとめて止められるものはホッチキス止め、小さすぎるものや、厚すぎるものはセロテープではさんでまとめます。しかし、セロテープ止めは手間がかかるため、作業をしているグループとそうでないグループには時間の差が生じてしまうのです。

 今回、このセロテープ止めに関して、セロテープではさんで貼り付ける作業を効率よくする方法はないかと考え、紙の上に貼り付ける方法をとってみました。

 しかし、時間の短縮はできたものの、いざ発送しようとしたとき、かさばりすぎて、指定の封筒からはみだしてしまったのです。

 さらに、セロテープのみの場合と紙に貼る場合とでは、レターパックに収まるか収まらないかの大きな違いとなります。

 これは、なるべく送料を抑えたい主婦魂が湧き出るところです。

 その為、2回目以降は元のセロテープ止めに戻しました。その際に、時間のかかるセロテープ止め作業を優先して全体で行うようにすることで、作業終了のグループの差を少なくすることができました。

キッズスペースを確保

 そして5つめの、雰囲気づくりです。

 未就園児を連れてくる保護者でも気兼ねなく参加できるように、キッズスペースを確保し、お子さんを見ながら作業したり、作業中でもお子さんの状況によって終了できるよう、どなたでも気軽に作業に参加しやすい雰囲気、作業環境づくりを心がけています。

 また、ここでは、手を動かしながら、日ごろ話せない子育てなどの情報交換ができる、保護者同士の貴重なコミュニケーションの場となっています。

 最後に、活動体験の発表を行うにあたり、これまでの取り組みを振り返る機会を与えていただけましたことに感謝いたします。と同時に、大内小学校のベルマーク活動に関わって下さる皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

 そして、この発表を通じて改めて、これまでの役員、関係者みなさんのちょっとした工夫の積み重ねが、毎年たくさんの点数を集められることにつながっているのだと実感しました。

 勿論そこには、集まった点数で子どもたちのために役に立つものを購入する!という同じ目的があります。手に取った商品にベルマークがついているのか、いないのか、こんなものにもテトラパックのマークが付いていたのかと、興味を覚えいつの間にか日々の生活の中で自然に目を向けることが出来るようになりました。

 「ベルマークって何だろう?」という方に、学校のPTA活動の一環としてのベルマーク運動が、「ベルマークってすごいじゃん!」になるように今年度もまた取り組んでいきたいと思います。

 以上で、大内小学校ベルマーク活動体験発表を終わります。ご清聴ありがとうございました!

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=山口市民会館 小ホール

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アルトリコーダー 709BW(E)

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