ベルマーク運動説明会 5月22日(水)藤沢


(2019/06/17)印刷する



藤沢市立片瀬小学校

2018年度までのPTA学級委員
左から 井上由季さん、籠谷貴子さん、
    木ノ切奈緒子さん


 はじめまして、片瀬小学校のベルマーク係をしておりました籠谷と申します。

 今日、一人でこの説明会に来られている方いらっしゃいますか?少し不安ですよね。昨年、私も一人でこの説明会にきて、大丈夫かな?滞りなく作業ができるかしらと不安に思いながら帰宅した思い出があります。

 でも、大丈夫です。がんばらなくてもできるシステムもありますし、作業を通して周囲の方と仲良くなったりできます。どうぞ無理のないように、楽しみながら取り組んでみてください。

地域からもたくさんのマークが

 先ずは、簡単に片瀬小学校の説明を簡単にさせてください。

 片瀬小学校は創立145年、藤沢市の一番東にあり学区の中には江の島が含まれる海辺の小学校です。(★地図と学校の写真)

 全校生徒は、今年度で760人、世帯数は607世帯になります。2017年度まで片瀬小学校でのベルマークの収集は、各クラスのベルマークボックスに集められたベルマークを係が年に数回集めるという動きをしていました。

 併せて、みなさんも置かれていると思いますが、学区内にある郵便局やスーパーなど計6か所にベルマーク回収ボックスを置かせてもらい、地域の方からもベルマークをいただいています。(★校外設置場所の地図)郵便局、銀行、公民館、スーパー、コンビニなどです。

 校内で集まるベルマークよりも、地域の方が入れてくださるマークの方が若干多い印象を受けます。有難いことに、地域のみなさんの子供たちを思う気持ちに支えられています。

つらかった仕分け作業

 実は私、ベルマーク係を2017、2018年と2年連続でやらせていただきました。1年目、年数回とはいえ、ただただベルマークを仕分けする作業に正直、辟易しました。

 回収したベルマークを、集まった学級委員約50名近くで目を凝らして、肩凝らして、番号ごとに仕分けをして、そこでも作業が終わらずに、ベルマーク担当の学級委員10名ほどで、点数ごと、10枚ごとにまとめてカウント、袋詰め。

 こんな感じでした。正直、2月の雪が降る中、寒い理科室でこの作業、なかなか堪えました。

 この数年ベルマークを担当した係からの提案に、ベルマークの作業を子供たちにやらせてみてもいいのでは?という意見も係の中であったそうです。作業も難しくなく、意義ある社会活動であることから子供たちにこそやらせてみてはという思いからでした。

 ただ、実際には全校でやるとなると作業を見守る先生の負担が大きいのも事実で、なかなか実現には至らないでおりました。

「ベルマークポケット」を導入!

 それがです!2017年度の年度末に当時の宮谷校長先生と学級委員長から「ベルマークポケット」を作ってみませんか?というお話しをいただきました。

 私たちもポケットと聞いてすぐには想像できなかったのですが、既に藤沢小学校では何年も使われていたそうで、ぜひ拝見したい!お話しを聞かせてほしいと、当時の学級委員長とポケットの制作を引き受けていただいた有志の、ここに一緒に来てくれたお二人と一緒に伺いました。

 初めてご覧になる方もいると思います。(★藤沢小学校で撮ったポケット)これが藤沢小学校のベルマークポケットです。かわいらしくて、小さな子にも作業しやすい、わかりやすい作りに感動しました。

 快く見学、撮影をさせていただいた藤沢小学校の方には、この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

 このポケットを参考にして、片瀬小学校で作ったポケットがこのポケットです!かわいいでしょう。水玉のポケットの中には、隠れキャラで猫柄のポケットもあるんですよ。

 有志の方のアイデアでたくさん貯まって、フワフワと風に飛びやすいQPマヨネーズのポケットは縦長の深いタイプを作ってくれました。風が吹き抜ける廊下でベルマークが飛んで行ってしまうこともなくなりました!(★片瀬小学校のポケット映像)

仕分け作業がとても簡単に

 このベルマークポケットが加わって活動はこのような感じで進んでいます。(★ポケットと校外回収との流れの図)

 ポケットのベルマークの回収は月1回、ベルマーク係の中で担当を決めてお願いしています。授業参観の前や、パートの帰りなど、担当の方の都合が良い時に学校に立ち寄って仕分け作業をしてもらってます。

 作業は、ボタンを外してポケットを回収し、PTA室にある各ナンバーのジップロックに入れる、これだけです!(★仕分けボックス★ジップロック)

 校外のベルマークの回収も担当を決めて年数回、こちらも都合の良いときに、またボックスが溢れるほど期間をあけずに回収をお願いしています。

 回収しても、自宅でコツコツとナンバー毎に仕分けることなく、全体作業の日まで自宅保管、もしくはPTA室のロッカーに保管します。年数回の全体作業の時はこのようなカップをいくつか用意して仕分け作業から入る感じです。(★カップ)

 このポケットのお陰でナンバー毎に仕分ける作業が校外回収分だけに済むようになり、作業がだいぶ早く進むようになりました。以前のように午前中からお昼を挟んで夕方まで作業することがなくなりました。

会場には防災科学教室の講師を務めるDr.ナダレンジャー(納口恭明博士)も登場してパフォーマンスを披露

子供たちが興味を持ってくれた

 この他にも、ポケットをつくってよかったことがあります。

 まず、子供たちがベルマークに興味を持ってくれたこと。それまでお母さんから持たされて、意味もわからず、教室の片隅でホコリをかぶっていた箱に突っ込んでいたのが、マークをポケットに入れる楽しさ、それと一緒に、マークが溜まっていくことで自分たちの学校生活をより良くしている行為だと認識してもらえたことです。

 そして、それまで収集された点数の結果や、交換の品はお手紙で保護者に知らされるだけでしたが、ポケットの運用に伴って、ポケット横のスペースにある掲示板で、ベルマークの切り取り方や、使われ方、活動の意義などを子供たちに向けて発信できたことでした。(★掲示板)

 お手元にある冊子にもかかれていますが、購入品の10%が財団を通して盲学校や被災地の学校の支援に充てられています。ベルマークの活動は、≪すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい≫という、愛ある思いでスタートした素晴らしい活動だと思います。

 子供たちにこそ、このベルマーク活動の存在を知ってもらい、子供の頃から遠くの困っているお友達を想い、自分の小さな作業でも誰かを助けることができるという経験をする。この経験を少しでもすることで、大人になったとき、困っている誰かに手を貸すことができる。人を想えるそんな大人に成長できるといいなと思っています。

「ちょい寄り!」

ウェブベルマークの活用も

 さて、このいいことずくめに思えるベルマークポケットも万能と言えないところもあります。

 子供たちも慣れてくると、ポケットに入れる作業が面倒な子もなかにはいるようで、ご家庭で集めているのに、子供が面倒がってもっていってくれない。などの声も聞こえてきました。

 そこで、校外のベルマークボックスに入れてもらう事をお手紙で提案したり、今年の現役の係では、校内にポケットとは別に1か所、未仕分けのベルマークを入れる箱を用意するかを検討中です。

 ポケットを作ってくれる、きとくな有志が思い当たらない方、大丈夫。この後、財団の方からも説明があるWEBベルマークの利用もお勧めです。こちらは、お子さんも、保護者も、またベルマークの係も頑張りすぎなくて結果もだせる新しい方法だと思います。ぜひウェブベルマークも活用してみてください。

 やり方は幾通りもあると思います。ベルマークの意義を忘れずに無理なく、楽しく皆さんが活動されることを願っております。

 以上で片瀬小学校の発表を終わります。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=藤沢市民会館 小ホール

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