ベルマーク運動説明会 5月9日(木)神戸①


(2019/05/21)印刷する



尼崎市立武庫東小学校

左から 藤村昌司さん、横尾めぐみさん


 こんにちは。尼崎市から来ました、武庫東小学校育友会の横尾めぐみと申します。本日は、私たちの学校のご紹介と、ベルマーク収集の作業について報告させていただきます。

人気のベルマーク部

 まず、武庫東小学校ですが、工業地帯のイメージが強い尼崎市内にありますが、実際の学校の場所は伊丹市との市境にある、のどかな住宅街の中にあります。学校の概要は、児童数805名、651家庭、24クラスで、尼崎市内では比較的大きな規模の学校です。

 毎年、年度初めに各クラスで4名の役員を選出しているのですが、その中の1名が厚生部員としてベルマーク収集作業を担当しています。なので、例年24名前後のメンバーがいることになります。学校によるのかもしれませんが、武庫東小学校ではこの厚生部は人気の部署です。立候補も多いので、学年によってはじゃんけんで争奪戦です。なぜかというと……

 ベルマーク収集の作業は、全体の収集日は年に6回ありますが、ある程度の作業は、その収集日までに各自が自宅でやるので、自分で時間のやりくりが出来ますし、全体の収集作業もあまり時間がかかりません。1時間半かからずに作業すべてが終了しています。また、その全体の収集日も、年度始まりに日程が決まるので、仕事などの都合もつけやすくなっています。そして、この後ご紹介しますが、当番制でまわしているので、仕事量が比較的均等なことも、人気の秘密かなと思っています。

収集袋、仕分け袋は自作で

 さて、私たちのベルマーク収集方法をご紹介します。

 先ほどお話しした通り、全体の収集は年に6回で、年度初めの委員会や長期休暇を除くと、平均月1回くらいのペースとなります。月末に各クラスに配布された収集袋に、各家庭で集めたベルマークを入れてもらい、それを担任の先生経由で厚生部員に戻してもらう、という流れで回収しています。そして、各クラスで回収したベルマークを、収集日までに計算しやすいように処理をするのが流れです。

 ここからは、細かい作業方法のご紹介です。

 まず、収集に入る前にちょっとだけ、年度始まりにやる作業があります。各家庭に配布されるベルマーク収集袋ですが、私たちは例年、厚めの用紙に印刷機で印刷し、切り貼りをして封筒を作っています。経費削減にもなるし、数の調整や変更に対応しやすくすることができます。さらに、担任の先生とのやりとりに使用するクラス別の布の袋は、いつからか分からないくらい、歴代使っています。

 また、これも年度始まりだけ発生する作業ですが、これは役員が自分で使用する分です。各クラスから拠出してもらったベルマークを企業番号・点数別に分ける袋があるのですが、年によって時々変更があるので、足りない袋がないかを確認して、必要な分は追加しています。

 そして、ここからは収集日前に毎回自宅でやる作業となりますが、先ほどの仕分け袋に、担任の先生から渡された自分のクラス分のベルマークを入れていきます。正直言って、ここが一番面倒くさいと感じている人は結構いますし、年度初めや長期休暇明けのタイミングは、特に沢山だしてくださる人が多いので大変ですが、この作業をしっかりやるからこそ、全体の収集日は最後のとりまとめだけになるので、非常に楽になります。

丸まり防止のためテープ使用

 拠出してもらったベルマークを仕分け袋の中に入れていく時に、切り方が雑だったものはある程度切りそろえ、同じ企業番号・点数のものは5枚や10枚単位でテープでとめています。このテープ止め作業は不要だと、ベルマーク財団の説明にもあったと思いますが、私たちは、特にくるっと丸まりやすいベルマークでの点数が数えやすくなるので取り入れています。

 さて、全体収集日では、当番の割当てが学年ごとにあります。収集日は年6回なので、各学年1回だけ当番がまわってくるので、その日だけは少し早めに行って、右の写真のように、各学年が仕分けしやすいようにセッティングを行います。左側にある写真の表は、その日に、どの学年がどの企業番号を担当するかを張り出したもので、拠出が多いベルマーク番号が偏らないように組まれていて、順番にまわしています。このように、当番の回数も、収集の大変な番号も偏らないように工夫しています。

 収集日は、来た人から順番に、各家庭から回収したベルマーク収集袋の裏面の枠に「ありがとうございます」のスタンプを押して、クラス別の布の袋に戻しておきます。

 次に、それぞれ各自で仕分けしておいた仕分け袋から、先ほどセッティングしたケースに投入していきます。このプラスチックケースは、企業番号だけでなく、点数別にもなっているので数が多くありますが、おかげで、点数がごちゃ混ぜにならないので助かっています。

 そして、全員ケースへの投入が終わったら、いよいよ点数計算です。ここでも、学年別に担当の企業分をさくさくと数えていき、鉛筆で書きこんでいきます。たまに、ケースに入れ間違いがあったりして訂正が入ることがあるので、ボールペンは使いません。

 この点数作業でも、写真のように、数が多いものは5枚、10枚とまとめています。これは、計算をしやすくするためだけでなく、計算が終わったベルマークを封筒に入れる時、特にくるくる丸まってしまいやすい形状のベルマークも入れやすくなるし、何よりもれ落ちにくくなります。そして、左の写真のように各学年ごとに計算と記入が終わった封筒を提出して終了です。ここまでが、各役員の行う作業で、送付作業は部長・副部長で担当しています。

点数と購入予定品はお手紙で報告

 さて、このベルマークは、育友会が独自に集めているものですので、基本的には育友会側で集まった点数に応じて購入品を検討しています。武庫東小学校は比較的規模が大きいので、例年これ位の点数を収集できますが、年によってはあまり集まらない時もあります。

 また、購入したい物品があるけれど点数が満たない、という時は無理に他の物を購入しないで、次年度に繰越をしています。この収集した点数と、実際に何を購入する予定なのか、については年度末に各家庭にお手紙にて報告をしています。

 この10年くらいでは、業務用クリーナー、長机、プロジェクター、書画カメラ、ポケット防犯ブザー、時計、黒板拭きクリーナー、ライトサッカー、綱引きセット、ボール、ボール空気入れ、リレー用バトンなどの物品を購入してきました。

 昨年は、個人情報へのセキュリティを強化するための棚を育友会に購入しましたが、例年は、あったら子ども達が助かるだろうなと思えるものや、学校にはあるけれど経年劣化で危険性が出たものの買い替えなどをメインに検討しています。ちょうどいい案がない時は、教頭先生にお伺いして、子ども達が使える物品を購入しました

気楽に活動、安定した収集率

 私たちのベルマーク収集のやり方や購入品についてのご紹介は以上になります。

 今までご覧いただいた通り、私たちはベルマークをいっぱい集めるために、特に収集の手を広げようとかはしていません。どちらかというと、一時的に収集数を増やして厚生部の活動自体を負担に感じさせてしまうのではなく、ベルマーク収集を重荷に感じさせずに気楽に集めながら、子ども達の学校生活がより便利になったり、新調するのが難しいものも買い換えられる実感が得られる購入品を選ぶことで、安定した収集率につなげています。

 そして、これからは前年には何を購入できたのか、これからはどんなものを購入していきたいのかを分かりやすくすることで、全体の収集意識を向上させていければいいなと思っています。

 以上で発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

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