ベルマーク運動説明会 6月20日(水)札幌


(2018/07/04)印刷する



江別市立いずみ野小学校

左から 村尾雅枝さん、広瀬さゆりさん、
    田部真由美さん、中園さつきさん、
    大日向美佳さん、佐藤有花さん


 本校は、今年で開校22年になります。ベルマーク活動は開校初年度から行われていました。当初は、PTAの委員会活動の一部として始まりましたが、開校5年目に、ボランティアの会の活動として『ベルマーククラブ』が生まれ、現在に至ります。今年度は、会員16名で活動をスタートしたところです。

 会活動の良い点は、委員会活動と違い、1年ごとにメンバーが入れ替わることなく、継続して活動が出来るという点です。私自身も、ベルマーク活動に携わって9年目になります。ベテランの会員が多いことで、少ない人数でも効率よく作業を進めることが出来ます。また、会員間のコミュニケーションも良くとれているので、会員の都合に合わせた集まりを開くことも出来ますし、参観日後などの少しの時間を利用し、居合わせたメンバーで、テトラパック紙容器や使用済みインクカートリッジの箱詰め作業などを行うことも出来ます。

 ベルマーククラブ発会当初は、本校児童数も現在の三倍以上で、毎年10万点以上のベルマークを集めていました。しかし、この10数年で児童数は徐々に減り、同じ活動を続けていくことが難しくなっています。児童数が減っているだけでなく、お仕事をされているお母様方が大半となっている現在、いかにして会員を増やし、個々の負担が少ない活動を続けていけるかが現在の課題です。

 そのために、少しずつではありますが、新しい事にも取り組んでいます。

 PTCAの一人一活動で、ベルマーク作業を体験していただき、ベルマーク活動に興味を持っていただく機会を増やしました。

 また、児童や各家庭にベルマークを集めることを意識してもらうため、年度がかわるごとに新しいラベルを作り、児童にベルマーク回収箱を作成してもらっています。そして、家のよくみえる場所に置いてもらうようお願いしています。

 さらに、近隣スーパーや自治会館に設置させてもらっている回収箱の設置箇所を増やし、自治会の回覧板でベルマーク回収のお願いをして地域の方々にもご協力いただいています。

 また、ここ数年、クラブ発会当初から発行している「ベルマーク新聞」というお便りに、さらに力を入れ、年間7回発行しています。毎年行われている財団の『ベルマーク便りコンクール』でも、賞をいただきました。「ベルマーク新聞」については、後ほど担当者から詳しくご紹介します。

 こういった取り組みの成果もあってか、一時は落ち込んだベルマーク点数が徐々に回復してきました。現在、年間回収目標を5万点としていますが、昨年、一昨年と目標を大きく上回り6万5千点以上を集めることが出来ています。

 次に、ベルマーククラブの1年間の活動をご紹介します。

 6月の発会式後、1年間の活動が始まります。

 ベルマークの回収並びに集計は、夏休み明けの前期、冬休み明けの後期の年2回となっています。集計は小集計、大集計の2段階に分けて、作業の効率化を図っています。

 その他には、使用済みインクカートリッジやテトラパック紙容器の発送準備を参観日にあわせて行い、できる限り、仕事をしている会員も参加できるように活動しています。

 7月には、ペットボトルやプラスチック容器など、中が見える透明の容器で回収箱を作ってもらっています。

 6月から3月までの約10か月間の活動で、実際に学校での作業は5回ほど、都合がつかない人も自宅で作業してもらえるようにして、負担や時間の制限を極力少なくし、活動しています。

 児童数の減少に伴い、会員数も減少しておりますが、長く活動を続けられるようにと、5年程前から現在のような活動スケジュールになっています。

一時は会場の外まで列が

 それでは次に、ベルマークの集計の方法についてご紹介します。

 ベルマークを集めてから集計・発送までの大まかな流れはスクリーンのようになっています。

 年2回、夏休み明けと冬休み明けにベルマーク回収期間を設定し、児童に各家庭で集めたベルマークを学校に持ってきてもらい、クラスごとに集めます。

 また、近隣のスーパーや自治会館に設置している回収箱からも、この期間に合わせてベルマークを回収します。

 次は、小集計です。各クラスからベルマークが入った回収箱を集め、中からベルマークを取り出します。空になった回収箱にべるりんスタンプを押して児童に戻します。(べるりんとはいずみ野小独自のベルマークキャラクターです)集まったベルマークはクラスごとに一つの袋にまとめます。多い時は二つに分けて、自宅で一人で数えれられる量にします。これを各自持ち帰り、自宅で検収作業を行います。この、自宅での検収作業が、いずみ野小の集計の特徴でもあります。自宅での作業がしやすいよう、検収セットも用意しています。セットの内容は、集計用紙、会社別封筒、セロハンテープ、ホチキスの針、そして初めての方でもわかるように手順書も用意しています。

 自宅集計では、ベルマークを協賛会社の番号ごとに仕分けをし、同じ点数ごとに10枚ずつホチキスかセロテープで止め、ベルマークの点数ごとの枚数、合計点数を集計用紙に記入していきます。仕分けたベルマークは、協賛会社の番号ごとに封筒に入れ、まとめます。

 次に、大集計です。各自、自宅で検収したものを学校に持ち寄り合算し、財団に送る作業をします。

 協賛会社の番号のケースに、自宅で集計した集計用紙を番号ごとに入れていきます。ケースごとの集計用紙を合算し、協賛会社ごとに1枚の集計用紙にまとめます。すべての会社の集計が終わったら、発送用の整理袋に書き写していきます。自宅集計で番号ごとに分けたベルマークを、すべて協賛会社ごとのケースに入れ、それを発送用の整理袋に移してテープを貼って終了です。

 まとめて、財団に年2回、8月と2月に発送しています。

 テトラパック紙容器と使用済みインクカートリッジの回収については、学校の1階の玄関前に回収箱を設置して、いつでも持ってきてもらえるようにしています。たくさん集まったら、箱詰め発送作業を行っています。

 最後に、ベルマーク新聞についてご紹介します。

 ベルマーク新聞は年7回発行しています。

 第1号の主な記事は、ベルマーククラブの紹介、年間の回収期間のお知らせ、ベルマーク回収箱作成のお願いです。

 第2号・3号では、夏休み前後となるので、繰り返し前期回収期間をお知らせし、ご協力をお願いしています。また、脱退会社、新規協賛会社、各種キャンペーン情報等もお知らせし、ベルマークを集めることに意識や興味を抱いてもらえるよう、考えて作成しています。

 第4号では、前期集計結果のお知らせが主な記事となりますが、財団から発行されているベルマーク新聞の記事を参考に、一部分を引用させてもらい、ご紹介することもあります。

 第5号・6号は、冬休み前後となりますので、前期同様、回収期間のお知らせ、ご協力をお願いします。年間目標の5万点まで、あとどれくらい必要なのかをお知らせし、一人でも、一点でも多く集めようと思ってもらえるようにという願いを持って発行しています。

 最終号の第7号は、後期の集計結果と年間の総得点数を発表します。

 毎年度、このような内容で同じ時期に発行しますので、何か足りない事はないだろうか、新しい事はないだろうかと、頭を悩ませるところではありますが、少しでも多くの方の目に留まるよう、イラストやデザインを工夫しています。

 最近では、流行しているお笑いタレントの無料イラストなどを使用すると、児童の皆さんが、喜んでくれていることを聞きました。

 昨年度は、財団の『ベルマーク便りコンクール』で優秀賞に選んで頂き、とても光栄に思っています。

 これからも児童の皆さん、ご家族、地域の皆様に興味を持っていただけるような新聞作りを続けていきたいと思っております。

 このように、長きにわたりベルマーク活動を続けてきました。その結果、多くのものを購入し、子どもたちに贈ることができました。

 図書コーナーで、子どもたちが座って本を読むスペースになっている『マット』や、一階広場の、可愛い音色と仕掛けで人気の『からくり時計』。家庭科で使う『ミシン』や『フライパン』。防犯のための『さすまた』。中庭に設置された『百葉箱』もあります。その他にも日常に必要な『黒板消し』や、『電波時計』も購入しました。

 一昨年には、開校20周年を記念し、図書コーナーの『書棚』や『スタンド』、保健室の『キャビネット』を購入しました。

 ただ、年々減り続ける児童数の推移を目の当たりにすると、年間に集まる点数にも限度があります。毎年、何かを購入するのは難しいのが現実です。

 それでも、数年に一度でも、必要なものが購入できるよう、コツコツとベルマーク預金をしていきます。子どもたちが、より良い学校生活が送れるよう、その為にも長く活動が続けられるよう頑張っていきたいと思います。

 以上で私たちの発表を終わります。ありがとうございました。

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(パワーポイントを使って説明)

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