ベルマーク運動説明会 6月14日(木)岡山


(2018/06/29)印刷する



倉敷市立児島小学校

PTAベルマーク推進部 29年度部長 道久理恵さん

 


 

みんなの輪・希望の輪

 おはようございます。このたびベルマーク活動の発表をさせていただくことになりました、倉敷市立児島小学校PTAベルマーク推進部前年度部長の道久理恵と申します。本日はよろしくお願いいたします。

 学校の愛称は「児島」の「児」と「小学校」の「小」で「児小(こしょう)」です。では、少し児小について紹介いたします。

 

 明治6年に創立し、145年を迎えました。児島地区に12校ある小学校の中で1番の大規模校です。今年度のクラス数は30クラス、児童数は767名です。自然に恵まれ、南には瀬戸内海があり、北には福南山がある最高の教育環境です。

 児小の教育目標は、「豊かな心をもち いきいきと学び たくましく生きる子どもを育てる」です。今年度からは「凡事徹底」を合言葉に、当たり前のことを当たり前に行う、を目指しています。とくに2つの柱として、「元気にあいさつ」「人にやさしく」を徹底しています。児童をはじめPTA役員の早朝のあいさつ運動が盛んです。やはり、あいさつはみんなの笑顔の源です。何をするのもあいさつに始まりあいさつに終わります。児小を、あいさつでいっぱいの学校にしたいと取り組んでいます。

 

 私は部長の話をいただいた時、即答出来ませんでした。自分の気持ちを固め、引き受けてから5年間務めました。当初、児小で集めるベルマークの少なさに何も思うこともなく、引き継いだ仕事をこなすだけでした。しかし、ベルマーク財団が発行しているベルマーク新聞を拝読し、説明会にも参加させていただき、児小の強みでもある大規模校を生かせるのではないかと思い、色々と工夫していきました。すると、平成27年度には9万2410点で岡山県第2位。28年度には岡山県1位を目指しましたが、12万9977点で岡山県第6位。29年度には14万6931点で再び岡山県第2位と、素晴らしい結果を収める事が出来ました。

 

 

 まず工夫したことを3点紹介します。1つ目は、ベルマーク新聞の発行です。新しい企業団体の紹介、身近な物についているベルマーク企業の紹介、優秀クラスの発表、ウェブベルマークの簡単な登録方法などのほか、子どもたちも読みやすいよう写真も掲載しました。

 

 2つ目は、近隣の店舗や郵便局にベルマーク回収ボックスを設置したことです。すると、数か月後に「ベルマークを昔から集めていました。どこへ渡したらいいかわからずにいた時、回収ボックスを見つけ、とてもうれしかった。古い物もあるので使えるかどうかわかりませんが……」と、お手紙と一緒にたくさんのベルマークを入れて下さった方がいらっしゃいました。地域の方々の協力も強みです。

 そしてテトラパックの回収です。テトラパックは家庭のみならず、近くの企業にも協力していただき、毎週回収に行っています。参観日や懇談の際には回収BOXを設置し、たくさん回収できています。

 

 3つ目は、ベルマーク優秀クラスの表彰です。統計的に低学年はたくさん収集できていましたが、高学年は伸び悩んでいました。全校の前で表彰することにより、クラスの団結力が芽生えて高学年の収集が増え、子どもたちと保護者の意識が高まりました。この表彰もとても良い試みでした。

 

協賛企業「クレハ」のごあいさつ

 次に活動内容です。ベルマーク推進部は部長、副部長と評議委員10名、各クラス1人の学級委員24名の計36名です。学級委員は学期ごとに1回の年間計3回、家庭で、評議委員は同様に計3回、学校で作業します。

 年度初めに、ベルマーク収集袋とベルマーク一覧表のほか、児小ベルマーク収集についてのお便りを配布しています。収集は毎月1日から10日にかけてで、毎月発行する学年便りにも掲載しています。回収するものは、ベルマーク、インクカートリッジ、テトラパックです。家庭で集めたベルマークを収集袋に入れて、児童が学校に持参し、担任の先生に渡します。先生はベルマークを数か月間クラスで集めてくれます。学期ごとに各クラスで集まったベルマークを、PTA学級委員の児童が家に持ち帰ります。学級委員はクラスのベルマークを企業別の袋に分け、総枚数を数え、用紙に記入します。この総枚数を数えてもらうことはとても大切な意味があります。総枚数記入票を元にクラスごとの収集枚数を表に記載し、廊下に掲示します。1位のクラスは赤字で記載し、校長先生から表彰してもらいます。

 その後、評議委員が学校へ集まり、各クラスの袋を企業番号別に机に出します。全クラス企業別に分けた袋の中のベルマークを、企業袋に入れ、評議委員が自宅へ持ち帰って点数を計算し、1週間後に児童が学校に持参します。それを部長がまとめ、発送の手配をします。その発送方法もダンボールではなく、なるべく小さな紙袋に梱包します。これは、できるだけ小さくすることで、低料金で発送するためです。発送は年に2度程度です。テトラパックはアルミのついている物とついていない物に仕分け、入れやすい状態にしてから箱詰めしています。インクカートリッジも各メーカーごとに仕分けし、10個単位で箱にきれいに並べて発送しています。

 

 

 児小の保護者は仕事をされている方がとても多いです。少しでも負担をなくし、PTA活動が苦にならないように考えています。私は、せっかく同世代で子育てしている保護者同士が、ベルマークを通じ仕事をしていく中で「仲良く楽しく作業できる空間」をつくることを心掛けて作業してきました。年3回集まる作業中も学年を超えて子どもたちの様子が話せ、作業後は回収についての改善点やわが子のクラスの枚数の話題にもなり、楽しくお茶をし、午前中で終了です。このように限られた時間を有効活用し、みんなの輪を大切にしてきました。

 

 児小では昭和45年6月19日からベルマーク収集活動が始まっています。歴代47年間の積み重ねから、昨年度累計300万点を達成し、財団から感謝状をいただきました。

 

協賛企業「日本テトラパック」のごあいさつ

 昨年から、2学期限定の強化活動として、ショウワノートベルマークキャンペーンの活動を始めました。これは各教室にショウワノートの表を掲示し、「自分のノートから自分たちでベルマークを切り取り貼る」活動です。単純ではありますが、児童一人ひとりがベルマークを身近に感じて興味を示し、自分で集めた点数が何かの役にたつという気持ちを持てるように、と思って試みました。ショウワノート賞として優秀クラスの表彰も行い、想像以上の点数が集まりました。先生から、「昔のノートを探してベルマークを切り取り、持ってきた児童や、あまり関心のない友達にも声掛けして『貼ってほしい』と促してくれる児童もいました」と聞き、とてもうれしかったです。そして昨年は、収集点数1万4418点で全国1位という輝かしい結果となりました。児小の児童が学習面でも頑張り、1枚でも多く集めようと努力した結果だと思います。

 昨日6月13日、ショウワノート代表取締役社長をはじめ、ベルマーク財団からもご来校いただき、表彰をしていただきました。心のこもった温かい表彰式で、代表児童がたくさんの書籍をいただきました。今後、教室、保健室、図書室など、児童が身近に使用できる場所に置きます。今回の賞で学習の素晴らしさを学べたと感じております。

 

 ベルマークによって、昨年度は年度初めに全クラスにボールを、年度末に、家庭科で使用するミシン8台を購入できました。子どもたちが主体になって取り組んだ結果でもあり、ベルマークに対する子どものモチベーチョンも高まりました。ベルマークはみんなの輪です。希望の輪です。この素晴らしい輪を皆さん広げて下さい。

 

 私事ですが、ベルマーク活動に携われたこと、本日この場で児小の様子を発表出来ましたこと、今後の皆さまのベルマーク活動に少しでもお役に立てればと思います。「捨てればゴミ」「集めれば資源」をモットーに、素敵な輪で収集活動を頑張って下さい。そして全国1位という素晴らしい賞をいただけたこと、この説明会にあたりステキな仲間の力も借り今日を迎えられたこと、仲間の素晴らしさ。役員をはじめ先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。

 この場をお借りし、お礼申し上げます。ありがとうございました。

 皆様の今後のご活躍と財団の益々の発展をご祈念いたしまして私の発表とさせていただきます。本日はご静聴ありがとうございました。

【写真説明】 1)道久理恵さん 2)(発表風景) 3) 4)

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=三木記念ホール(岡山県医師会館)

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