ベルマーク運動説明会 6月15日(木)金沢


(2017/07/10)印刷する



金沢市立戸板小学校

左から中西真一さん、浦こずえさん、小池田絵美子さん

机や椅子を縛った手作りは危険と、ひな壇購入

 戸板小学校育友会の中西と申します。今回は、ベルマークでアルミ製のひな壇を購入させていただきましたので、その時のベルマーク担当者の苦労話や今後の改善点を交えて発表したいと思います。

 まず戸板小学校の所在地についてですが、旧戸板小学校は金沢駅から西に約1.3㌔の場所に位置し、明治4年に示野小学校として開校され、平成23年には創立140周年を迎えました。昭和58年に児童数が1102人となり開校以来最多となったため、翌年の4月に西小学校が分離開校し、戸板小学校から西念町の児童385人を送り出すこととなりました。その後も、児童の増加や校舎の老朽化に伴い、平成25年4月に旧戸板小学校から更に約1㌔西側の場所に、新校舎が移転新築となりました。平成29年4月現在の児童数は789人で、数年後には1000人を超えるとも聞いております。

 次に、戸板小学校育友会の構成です。育友会には、われわれ執行部をはじめ、学級委員会、厚生委員会、バザー委員会、広報委員会、地区委員会の5つの委員会があり、今回発表するベルマークに関することは厚生委員会が担当しています。また、これら5つの委員会の三役の合計10人と校長先生、教頭先生、教諭の3人、そしてわれわれ13人の執行部で構成する実行委員会があります。これは月1回、第2水曜日に開催し、1カ月の学校行事の連絡や各委員会の結果報告、今月の予定、育友会行事主催の大型行事の話し合いなどがあります。

 ひな壇を購入した経緯ですが、戸板小学校には1年に1回、全校生徒を対象とした歌声集会や6年生を送る会などが開催されます。これらの行事の際に、昨年までは使用しなくなった多くの机や椅子をロープで縛って固定し、教師手作りのひな壇を作成し、この上に子どもたちが乗って発表を行なっていました。しかし、机や椅子は本来、勉強する為に使用し上に乗るものではありません。目的以外に使用し、子どもたちにケガをさせてはいけないと判断し、今回、約33万点のひな壇の購入を決意しました。(※質疑あり=3年がかり)

 ベルマークの収集方法ですが、ベルマークは毎月9日までに各家庭から回収されます。翌日の10日、各クラスのエコ環境委員さんは、クラス名が記載された大きい回収袋に、協賛会社の名前が記載された小さい袋と各家庭から回収されたベルマークを入れます。これらが入った大きい回収袋を、エコ環境委員さんがエコ環境委員担当の先生に渡します。エコ環境委員担当の先生は、保護者が厚生委員である児童に(先ほどの)大きい回収袋を渡し、自宅へ持ち帰ってもらいます。

 大きい回収袋を自宅に持ち帰った児童は保護者に渡します。保護者は自宅でベルマークを番号別に分別し、これらを協賛会社名が書かれた小さな袋に入れます。分別が終了し、全てのベルマークを各協賛会社の小さな袋に入れ終えたら、保護者はこれらを子どもに渡し担任の先生へ渡すようお願いします。翌日、子どもは担任の先生にこれらを渡し、担任の先生はこれらを教頭先生に渡します。

 

 

間違えないように収集箱に番号と商品の写真

 教頭先生は、担任の先生から回収した大きい回収袋をエコ環境委員担当の先生へ渡し、エコ環境委員担当の先生はエコ環境委員さんへ渡します。エコ環境委員さんは、協賛会社名が記載された小さな袋からベルマークのみを取り出し、番号別に分けられたベルマークの収集箱の中に入れます。なお、ベルマークの収集箱は、小学校内にあるランチルームの一画に設置されています。拡大して確認できるとおり、ベルマークの収集箱には番号と商品の写真が貼られており、子どもたちが間違えないように工夫がなされています。

 ベルマークの収集が終わり、次は集計になります。集計は6月、11月、2月の年3回実施されます。最初の6月のみ、23人の厚生委員全員が出席し、11月は1、3、5年生の子供を持つ厚生委員が出席、最終回の2月は2、4、6年生の子供を持つ厚生委員出席します。一人一役さんは全員を3回に分けて出席していただき、毎回、約35名程度の方が参加されております。なお、各月の厚生委員の人数の違いは、過去のベルマークの回収量を基に決定しており、集計時間はそれぞれ1階、約3時間としています。

 インターネットなどでベルマークの集計方法を検索すると、多くの学校ではベルマークを台紙に貼り付けて郵送していると紹介されています。しかし、戸板小学校では台紙に貼りません。なぜなら、台紙に貼って郵送すると、整理袋の重量が重くなり、結果、郵送料が高額になるからだそうです。戸板小学校では、エコ委員さんが収集箱に入れてくれたベルマークを、厚生委員と一人一役の保護者により、更に点数別に分別します。そして、これら同じ点数を10枚にまとめてセロテープで1セットにします。このセットが何セットもある場合、これらを輪ゴムなどで束ね、そのまま協賛会社別の整理袋に入れて郵送しています。これで郵送料の節約ができます。ちなみに、10枚1セットに満たない余ったベルマークは5点でまとめて束にしたり、次回に持ち越したりしています。

 最後に、1年間を通してベルマークの集計に携わった方のご意見の一部です。各家庭での収集時の苦労で最も多かったのが、「ベルマークに気付かず捨ててしまうこと」でした。また、集計時の苦労で最も多かった意見が、「曲がったものを整えること」と「ベルマークの周囲の余分な箇所を切ってまとめること」でした。

 

改善提案 マーク保管は透明袋で台所の目につく場所に

 次に先ほどの「最も大変だったこと」に対する「収集時」のアイデアですが、「ベルマークに気付かず捨ててしまうこと」に対しての改善策として、ベルマーク協賛会社の一覧表があれば助かるといった意見がありました。また、自宅内でのベルマークの保存方法に関しては、透明な袋に入れて台所の目に付く場所に保管するといった意見がありました。

 「集計時」の苦労に対するアイデアですが、曲がったものを整えることに対してのアイデアとして、セロハンテープで固定する。周囲の余分な箇所を切ってまとめることに対してのアイデアとして、各家庭で綺麗に切ってから提出する。子どもを連れての集計作業に対しては、子どもに仕分けを手伝ってもらう。と、いった意見がありました。収集時、集計時いずれも、4月の時点でどの商品にベルマークがあるのかといったお知らせや、ベルマーク回収時に余分な箇所を切ること、折れ曲がりを修正して提出することなどを記載したおたよりを各家庭に配布することで改善できると思われます。

 最後に、更なる効率アップが見込める改善点ですが、やはり集計時の作業が少しでも軽減できるよう、各家庭への協力を求める意見が多く書かれていました。また、興味のあるご意見として、「元気なおじいちゃん、おばあちゃんへの協力」とのコメントがありました。2015年7月9日の朝日新聞三河版に、ベルマークの整理をする活動を続けるボランティア団体の記事がありました。会の参加者は「手先と頭の活性化にちょうど良い」などのコメントが書かれています。来年度は、ベルマークの切り方のお知らせに併せて、回覧板や地域の老健施設にボランティアを募り、地域の方々と一緒に子どものためにベルマークを収集できればと考えています。

 以上で戸板小学校育友会の活動発表を終わります。今回、私が発表をさせていただけるのも、多くの保護者や一人一役の皆さま、そして一番汗をかき、一番ご苦労された厚生委員の皆さまのおかげです。

この場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

 

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(パワーポイントを使って説明)

=金沢市アートホール

ベルマーク商品

「クノール® Soup Do®」ふかひれスープ用

ベルマーク検収

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