ベルマーク運動説明会　６月14日（水）松江

(2017/07/07)印刷する

島根大学教育学部附属小学校

土谷啓子さん（前列中央）たち

保護者にボランティア募ったら、意外にも好評

　島根大学教育学部附属小学校の保護者、土谷と申します。昨年度、ＰＴＡの教育支援委員の委員長として１年間、ベルマーク収集の活動を行いました。本日はその活動の様子を紹介します。

　皆さんの学校では、すでに工夫した活動をされているとは思いますが、今回このような機会をいただきましたので、少しでも皆さんの参考になればと思い、発表します。

　附属小学校は幼稚園・小学校・中学校の一貫教育の、児童数約３６０人の学校です。校区が広域にわたり、橋北は川津や法吉、橋南は津田や古志原、乃木など広い地域から児童が通っているという特徴があります。

広報で、４月には協力のお願い、年度末には報告とお礼

　ベルマーク収集は教育支援委員会が担当しています。保護者が各クラスから１人ずつ参加し、合計12人の委員で活動しています。

　活動は次のような流れです。

①年度初めにお便りを配布。毎月第１月曜日を「ベルマークの日」として各家庭に協力を呼びかけます。ベルマークの日の朝、児童たちは各家庭で集めたベルマークを回収袋に入れ、それを各クラスの回収ケースに入れます。

②「ベルマークの日」翌日の火曜日（9:30～11:30）を委員会活動日とします。

　・ベルマークを空き箱に全部開けます

　・袋にありがとうのハンコを押して、児童の参加意識を高めるようにしています

　・作業をする部屋には会社名のシールを張った引き出しが用意されています。ベルマークを会社別に分類し、それぞれの引き出しに入れます

　・引き出しに多く集まったものから点数計算をします

　・点数がある程度たまったら発送します

③インクカートリッジ、テトラパック容器は、昇降口に回収箱を置き、いつでも回収できるようにしています。委員会活動日に数を数え、専用の段ボール箱に入れていっぱいになったら発送します。

　通常の委員会活動のほかに「ベルマークボランティア」の活動もしました。これは全校の保護者さんへ、集計作業のお手伝いを依頼するものです。昨年度は１２月の委員会活動の日に合わせてボランティアを募集し、希望された方々と委員とで集計作業をしました。活動全体の流れを知ってもらうため、収集・分類・点数計算のすべてをやってもらいました。このボランティアは意外にも皆さんに好評でした。こういう作業自体が好きで作業に熱中する方がおられたり、他学年の保護者さん同士おしゃべりがはずむ方がおられたりと、にぎやかで楽しい活動ができました。

　ボランティアは年１回の募集ということで、その日たまたま都合がつかず、参加したかったができなかった、という意見も頂きました。よって、年に何回か、設定しておいて、都合の付く日を選んで参加してもらうという方法もよいのではないかと思いました。

　さらに教育支援委員会の活動を知ってもらうため、学校の広報紙「広報ちどり」を活用しました。４月発行の広報では活動への協力のお願いを、年度末発行のものでは活動の報告とお礼を載せました。

　以上のような活動によって昨年度も多くのベルマークが集まり、現時点で使用できる収集点数が約２３万点になりました。そして先生方と相談した結果、今年度の購入品は一輪車と電波時計としました。

　一輪車については過去にもベルマークで購入していました。今回は低学年用に小さいサイズを購入する予定です。附属小学校には広々とした中庭がありますので、子どもたちは、そこで一輪車に乗って楽しい休憩時間を過ごしてくれると思います。

　電波時計については、各教室に一つずつ計１２個を購入する予定です。附属小学校はチャイムを使用せず、児童が時計を見て自ら考えて行動する方針をとっています。正確な電波時計を設置することで学校生活全体がスムースに進むことに役立つと思います。

　昨年度の活動を振り返ってみますと、いろいろなことに気付かされた１年でした。他の役員の保護者さんや先生方が、子供たちのためにどんなに力を尽くしておられるかがよくわかりました。子どもが大きくなるにつれて学校に足を運ぶ機会がどうしても減ってしまいますが、ＰＴＡ活動のために学校に行くことによって、子どもたちの様子や学校の雰囲気がよくわかりました。

　私もＰＴＡの一員として、小さな力ですが、子どもたちの学校生活を良くするために活動できたことをうれしく思います。今後もＰＴＡ活動に積極的に参加できたらと思っています。

　以上で発表を終わります。ありがとうございました。