ベルマーク運動説明会 5月23日(火)和歌山


(2017/06/05)印刷する



紀の川市立西貴志小学校

左から中西若稀(みずき)さん、重光真須美さん、
久保佳世さん

ボランティアの保護者が運営

 おはようございます。西貴志小学校のベルマークボランティアの重光です。こういうと皆さんはあれ? って思われるでしょうか? 西貴志小学校のベルマーク活動はボランティアの保護者によって運営されています。ボランティアとして活動しているところは全国的にも珍しいということで、今回は私どもの活動内容を報告いたします。まずは、私達の西貴志小学校を紹介させていただきます。

 おはようございます。ベルマークボランティアの久保です。

 わたしたちの住む紀の川市は、和歌山市、岩出市、大阪府に接する人口6万5千の市です。農業がさかんで「バナナとパイナップル以外、何でもとれる」フルーツのまちとして知られています。また猫のたま駅長で話題になっている和歌山電鐵が学校のそばを走り、春は苺狩り、夏は蛍鑑賞、秋はみかん狩り、冬は平池イルミネーション、と自然豊かな中で暮らしています。ちょうど来週末が蛍の見頃ですので、ぜひたま電車に乗って遊びにお越しください。

 さて小学校は創立120周年を迎える歴史ある学校です。現在児童数は382人です。卒業生には日本ハムの西川遥輝(はるき)さん、ロッテの益田尚也さん、ヤクルトの山崎晃多郎さん、囲碁9段の矢田直己さんたちがいらっしゃいます。校区内にゲームセンターもカラオケボックスもなく、刺激が少ない地域ですが、逆にのびのびと、好きなことに集中できる環境といえるかもしれません。

 

年に3回、20人近い保護者が学校の会議室で作業

 地域と学校の距離が近く、登下校の見守り隊、交通安全教室、5年生の米作り実習、年2回の古紙回収など、様々な形で協力いただいています。PTAが発行する広報誌は校内だけではなく、小学校区域3千世帯に配布しています。そこにベルマークの記事も載せ、地域の方々にも協力をお願いしています。

 その西貴志小学校でベルマーク活動が始まったのはまだ日が浅く10年前です。私の前任の代表が子どもさんが幼稚園の時に積極的にベルマーク作業をしておられ、小学校に入学した際に西貴志小学校にはベルマークを集める仕組みがなく残念に思ったそうです。皆さんもそうだと思いますが、やはりベルマークを集めて少しでも子ども達の教育環境を良くしてあげたい、子どもたちに必要なものを買ってあげたいという気持ちは一度ベルマークに携わった方であれば分かりますよね。そこで学校に提言して、幼稚園からベルマーク活動をしていた保護者と一緒に活動を開始することになったそうです。その時にPTA活動としてではなく、先生方や学校にあまり負担をかけないよう、あくまでもボランティアとして立ち上げたのが始まりです。

 先生方には子供達の教育に専念して頂きたい、だけども自分達もベルマークを通じて学校に貢献したいということで始まったベルマークボランティアの活動は、ボランティアの代表が小学校の窓口となる先生と相談しながら運営し、年に3回、午後1時から学校の会議室をお借りして20人近い保護者が集まり、作業をしながら子どもの授業が終わるのを待ち一緒に帰る、お迎えがてらの活動でスタートしました。そのスタイルは今も引き継がれています。現在の活動について説明します。

 

 おはようございます。現在、西貴志小学校に6年生の息子が通っていて、本年度のベルマーク活動を担当しています中西です。息子が入学した時から、配布されるお便りに「ベルマークボランティアを募って仕分け作業をします」という内容を見て、私が通っていた小学校でもベルマークを集めていた馴染みもあり、初めは「どんな活動かのぞいてみよう」ぐらいの気持ちで参加してみました。

 元々、私は黙々とする細かい作業が苦ではないこともあって、作業日は毎回参加するようになりました。当初は20人ほど協力のあったボランティアさんも卒業とともに年々減ってしまい、現在はお勤めされている保護者が多くて集まりが悪くなり、一時は作業が進まないほどでした。

 

 そこで、学校に相談してPTA役員の活動にしてもらえないかと提案しました。ところが本校のPTAは毎年メンバーが入れ替わるため、「ボランティアで作業工程を熟知した人を核として、PTAはお手伝いする」という形になりました。ベルマーク活動そのものをやめることも考えましたが、少子化の進行でPTA会費の収入も減り、古紙回収だけでは備品の購入もできないため、ベルマーク活動は貴重なのでやめないでほしいと応援をいただきました。

 

参観日や夏休みの水泳や補充学習日に作業

 お仕事をされている方が増え、集まりやすい日が難しく苦労していますが、今でも試行錯誤しながら全保護者を対象にボランティアを募るお便りを毎回配布して年3回の作業をしています。普段お仕事がある方も集まりやすいように6月と11月の参観日の昼休みや参観後に集まり、いろいろ試しています。もう1回は夏休みに、子どもが水泳と補充学習に行っている間にも開催しました。作業場所を図書室にして、こどもが補充学習から先に戻ってきても、本を読みながら待ってもらえるようにしました。作業時間はだいたい2時間くらいですが、都合によって切り上げて帰ってもらったりと、ボランティアなので気軽に集まれて、情報交換などおしゃべりしながら、これからも楽しく運営していけたらなと思っています。

 これまでラジカセやサッカーゴール、逆上がり補助器などを購入してきました。逆上がり補助器はみんなに大人気で数か月後には、このようになりました。備品は大事に使っていてもすぐに傷んでしまいます。だからこそ、この活動を続けていくことが必要なのだと思います。

 私たちは、今後も子ども達に必要なものを少しでも提供できるよう、また、保護者同士の子育てトークなども楽しみながら、小さな活動ですがベルマークボランティアを始めた方々の意思を大切にし、これからもこの活動を続けていこうと思います。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=和歌山県民文化会館 5階大会議室

ベルマーク商品

ポケットモンスターセクション

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/30までの受付分を作業中