ベルマーク運動説明会 5月23日(火)浦和


(2017/06/09)印刷する



さいたま市立木崎小学校

前列左から順に 細谷さん 、小川さん 、島田さん
後列左から順に 山平さん 、達富さん 、吉田さん

分類数の目標を定め、容器も変更して、能率化

 こんにちは。私たちは昨年度、さいたま市立木崎小学校のベルマーク活動に関わりましたベルマーク分類担当の島田、小川、吉田、集計担当の細谷、達富、山平です。昨年度のベルマーク活動の報告をさせていただきます。初めてのことなので、お聞き苦しい所もあるかとは思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

 まず、学校を紹介したいと思います。

 木崎小学校は、明治7年に開校され、今年度で143年目の歴史と伝統のある小学校です。正門には、明治時代の校舎の玄関に据えられた鬼瓦が、木崎小学校のシンボルとして埋め込まれています。

 「自ら学び、心豊かでたくましい児童の育成」を学校目標に、特別支援学級を含め、全27クラス、842人の児童が元気に通っています。

 次に今までのベルマーク活動と試験的にやってみた昨年度の活動、今後の課題についてお話していきたいと思います。

 当校のベルマーク活動の中心は、3学年委員のベルマーク分類担当の3人、4学年委員のベルマーク集計担当の3人、カートリッジ回収及びテトラパック回収担当のPTA本部役員の書記3人です。その他に活動をサポートするサポーターが各クラス数名ずつ選ばれ、学期毎に分類担当サポーター30人前後、集計担当サポーター30人前後が登録して作業しています。担当者を中心に、サポーターの協力を頂きながら、当校のベルマーク活動は成り立っています。

 

 

切り直しに追われて翌年に持ち越し、作業を見直し

 ベルマーク活動は、先ず、年度初めに本部から保護者宛てにベルマーク回収日の年間予定表が配付されスタートします。次に分類担当者、集計担当者は、サポーターを集めるために活動日をお知らせする手紙を作成、配付します。

 ベルマークの回収は、大きく分けて三つの方法で実施していました。

1.毎月1回ベルマークの袋で、家庭で集めたベルマークを児童が学校に持ってくる

2.地域のスーパーと郵便局に依頼してベルマーク回収箱を設置させて頂き、定期的に本部役員の書記が回収する

3.校内にインクカートリッジ回収箱とテトラパック回収箱を常設し、保護者の方が来校される際に持参してもらう

 ベルマーク袋で集めたベルマークは先生方の協力でクラス毎にまとめ、各クラスの廊下に置いておくと、ボランティア委員会の児童が休み時間に集め、本部の部屋の前にある回収箱へ置いていきます。これらのベルマークとスーパーや郵便局で回収したベルマークを本部の書記が取りまとめ、ベルマークの分類担当に渡し分類作業が始まります。インクカートリッジとテトラパックに関しては、本部役員の書記が分類・集計・発送までしています。

 以上の方法で集められたベルマークは学期ごとに1度、分類、集計担当の委員と各サポーターが学校に集まり2時間程度、作業していました。しかし、分類でも集計でもベルマークの切り直しに追われ、作業時間内に分類・集計が終わらず、翌年に持ち越す事を繰り返してきました。そのため、未処理のベルマークが膨大な量になっていました。本部からベルマークの点数アップは出来ないかという相談があり、分類・集計作業の見直しをしました。

 先ず、分類についてです。分類作業は主にベルマークを企業ごとに分けることです。以前は、

①作業当日の目標処理数がありませんでした

②紙コップを並べて、企業別に分類をしていました

③ベルマークの切り直しをすることからスタートしていました

担当者で集まり、作業を見直しました。

①今までは、目標設定がなかったので、おしゃべりをしながらの分類作業でした。そこで、学期毎に集まったベルマークは全て作業時間内に分類するという目標を掲げ、集まってもらったサポーターの士気を高めました。その結果、集まったベルマークは全て分類出来るようになり、未処理のベルマークもなくなりました。

②分類作業で使用する容器を紙コップからりんごパックに変更しました。今までは紙コップにベルマーク番号を記入し、番号の若い順にテーブルに並べて作業をしていましたが、紙コップには脱退した企業の番号も書かれていて、見にくかった事、作業テーブルに番号順に紙コップを並べるのに時間とスペースがたくさん必要だったのが、りんごパックにすることで、企業番号が見やすくなって分類しやすくなり、作業スペースもコンパクトになったことで、作業テーブルが3テーブルだったのが4テーブルに増やすことが出来、効率が上がりました。

③ベルマークの切り直し作業も見直しし、ある程度の大きさであれば切り直さず、そのまま分類する事で余計な事に時間をかける必要がなくなりました。

 その他に、家庭に配付するベルマークの手紙に脱退企業の一覧表を記載したことで脱退企業のベルマークの提出が減り、分類がスムーズになりました。

 

 以上の改善でサポーターがベルマークを企業毎に分類する作業は2時間以内で終わるようになったのですが、集計が終わらないという問題が出てきました。集計担当に聞いたところ、企業ごとに分類されたベルマークを更に点数ごとに分ける作業に時間がかかるという事だったので、分類作業時間内に回収量が多いキューピー等の上位10社は点数別に分ける作業を増やしました。

 次にベルマーク集計の活動をお話しいたします。学期毎に企業別に分類されたベルマークを同じ点数毎に10枚ずつまとめ、点数を計算するのが集計サポーターの仕事になります。厚紙の場合は、10枚を点数が見えるように横に並べてセロテープで貼り、それ以外の物は10枚重ね、点数と番号がかからないようにホチキスで留めます。集計作業の終わった分を集計担当者が集計票に記入し、ベルマーク財団に送ります。

 脱退企業のマークを無駄にしないために確認の上、1学期末に1度ベルマーク財団へ送付、残りの集計分は全て3学期末に送付しています。

 

2人一組で効率化、まだまだ発展途上の集計作業

 現状は分類済みのベルマークの一部しか集計出来ず、次学期に処理を回している状態が続いています。集計作業はまだまだ発展途上にあり、改善する箇所があります。それらも含め、お伝えいたします。

①集計目標の設定

今までは集計目標がなかったため、分類されたベルマークを更にベルマークの枠に沿ってきれいに切り落とす作業が優先され、集計まで行きつきませんでした。より多くのベルマークを集計するにはそのままの状態で集計した方が早く出来ると思いました。今後は、ベルマークの切り方は大まかでいい事を伝え、集計目標「本日の集計量」を設定し、意欲的に作業に取り組んでもらえるよう工夫したいと思います。

②集計作業効率化

今までは4~8人のグループに分かれて1社のベルマークを集計し、終わったら次の企業へ移っていましたが、人数が多いと各自が集計した点数を取りまとめて集計袋に記入するのに時間がかかるため、二人一組にして点数のとりまとめ時間を短縮し、1社を確実に終わらせるようサポーターの士気を高めていきたいと思います。

③集計作業の協力体制

集計作業が追い付かない分をサポーター以外のボランティアでフォローしようと考え、一人で集計作業が出来る量のベルマークを整理袋に入れて、ボランティアの方に協力してもらいやすい体制を整えました。今年度より各家庭におたよりを配付してボランティアを募っています。

④担当者間の打ち合わせ

今まで分類担当者、集計担当者はそれぞれで活動しており、話し合いの場を設けていませんでした。しかし、昨年度、分類担当に回収量の多い企業上位10社は点数まで分類する事を依頼したところ、集計の効率がよくなりました。今後も集計しきれない問題点はどこにあるのか、分類時間内で集計作業の一部が出来ないかなど担当を超えて話し合いの場を設け、意見交流をして改善策を探していきたいと思います。

 今年から児童にも学期に1回、ベルマーク活動に参加してもらえるようになりました。ベルマークを集めるだけでなく、分類・集計作業を経験することでベルマークに更に興味を持ってもらい、保護者と児童が一緒になってベルマーク活動が出来ればと思っています。

 また、今後は、ウェブベルマークの活用とベルマークの収益で購入する品物を児童の意見も取り入れていきたいです。

 ご清聴ありがとうございました。

 


 

(司会者質問)

ベルマーク財団に期待することは何かありますか?

 

(回答)

「お買いものガイド」に子どもたちがこれを買いたいなあと思うベージを増やして頂ければと思います。そうすれば、子どもたちが主体的にベルマークを集めると思います。」

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=さいたま市民会館うらわ ホール

ベルマーク商品

14枚 チョイス

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中