ベルマーク運動説明会 6月24日(金)延岡


(2016/07/15)印刷する

延岡市立東海東小学校

発表した東海東小学校PTA会長の立石信貴さん

 

 みなさん、おはようございます。

 延岡市立東海東小学校のベルマーク運動の取組について発表します。私は、東海東小学校PTA会長の立石信貴です。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 最初に簡単に本校の紹介をさせていただきます。

 

《地域に支えられ、のびのびと》

 本校は、1988(昭和63)年4月1日に、過大規模解消のため東海小学校より分離した新設校であり、開校して28年を経過したばかりの歴史の浅い学校です。全校児童数は現在360人、学級数は15で、延岡市内では中規模の学校です。校区内を国道10号線が通り、鉄工団地や高等学校等が近くにある関係で、交通の往来の激しい地域にありますが、学校は田園地帯の中にあります。地域の方々にも支えられて、子どもたちは、のびのびと元気に学校生活をおくっています。

 東海地区はかなり古い時代から開け、日豊本線開通まで、年間約1600隻にも及ぶ千石船が港に出入りし繁栄した地域だと聞きます。その名残からか、本校では文化伝承活動の一つとして、「櫂伝馬踊り」の伝承に取り組み、お大師祭りのパレードや延岡市郷土芸能大会で披露させていただいております。

 もう一つは、本校の伝統である「花いっぱい運動」の取り組みです。過去、「全国花いっぱいコンクール」で、「内閣総理大臣賞」「農林水産大臣賞」「文部科学大臣賞」といった輝かしい賞を10回ほど受賞しました。今は、当時ほどの大々的ではありませんが、学校の教育活動にも位置付けられ、継続して取り組んでいます。

 昨年度、ベルマーク教育助成財団から、次年度開催されるベルマーク運動説明会で発表してほしいという依頼がありました。正直言って、「何で、東海東小学校が?」という疑問を抱きました。冒頭で述べた通り、歴史の浅い学校です。ベルマーク運動に大きな実績もありません。もっと大々的に取り組んでいる学校は数多くあるはずです。その旨を財団の方には伝えましたが、「取り組んでいることをそのまま発表してくださるだけで結構です」との返事をいただき、本日この場に立っている次第です。

 

《子どもたちが主体、PTAは補助》

 本校のベルマーク運動が始まったのは、開校して4~5年後のようです。

 それ以降、大々的な取り組みをして、大きな品物を購入したとか、数百万点達成して表彰を受けたとか、そういった話は聞いたことがありません。こつこつと地道な活動を続けているだけです。ただ、これは他校と違うかな、と思われる点が一つあります。

 本校のベルマーク運動に関する組織は二つあります。一つは、東海東小学校児童会の11委員会の一つ、ベルマーク委員会です。もう一つが、PTA組織の10専門部の一つ、ベルマーク委員会です。

 主体は子どもたち児童会のベルマーク委員会で、PTAのベルマーク委員会は、児童の活動を補助・補完する立場です。

 実際のベルマーク回収ですが、「集める」「切る」「仕分ける」「計算する」「送る」の手順は、どこも同じかと思われます。本校の場合、「集める」「切る」「仕分ける」までは主に児童ベルマーク委員が担い、「計算する」「送る」はPTAベルマーク委員が担います。本校の特徴的な活動が、「集める」前の「呼びかけ」であり、「送る」の後の「買いもの」です。

 

1 呼びかけ

 4月に、ベルマーク委員会の子どもたちが、全校集会の委員会活動発表の場や、給食時のお昼の放送の委員会からのお知らせで、ベルマーク運動を呼びかけます。本校のベルマーク運動の一番の特色はここにあります。本校の児童会活動の取り組みの一つにエコキャップ運動があります。キャップのリサイクル活動を通じて、環境や貧困をはじめとした世界の課題・地域再生について、学ぶ機会を提供することを目的にした活動ですが、ベルマーク運動も、教育環境整備の助成だけでなく、交通面などでハンディのあるへき地の学校や特別支援学校、病院内学級や被災校、発展途上国の教育に対する援助を組み合わせて進めている運動であることを訴えます。ベルマークのベルの本来の意味である「国内外のお友達に“愛の鐘”を鳴り響かせよう」を呼びかけるのです。それは、子どもたちが主体のベルマーク運動であるということです。児童会活動の目的である、みんなが充実した楽しい学校生活が送れるような活動として、ベルマークを集め全校児童が楽しく遊ぶことができる品物を買おうという呼びかけをします。

 

2 集める

 年度初めに、全校児童に回収袋を配付します。回収日は、月2回設定しています。基本的に、9の付く日を「ベルマークの日」としています。

 児童は、各家庭で集めたベルマークを回収袋に入れ、学校の児童玄関に設置された回収箱に入れます。ベルマーク回収日の前日には、ベルマーク委員会の子どもたちが、放送で回収日であることを呼びかけます。

 

3 切る

 ベルマークのまわりの余分な部分の切り取りをします。その際、会社番号、点数の切り取りをしないように気を付けます。

 

4 仕分ける

 ベルマーク委員会の子ども達が、月1~2回実施される委員会活動の時間や昼休み時間を利用して回収されたベルマークを協賛会社ごとに仕分けます。本校は、給食の牛乳パックを活用し、子どもたちが仕分けます。大体、ここまでが子どもたちの作業になります。

 

《整理、計算、発送はPTA》

 

5 計算する

 仕分けが済んだベルマークを糊付けして整理し、ホチキスでまとめ、点数ごとの枚数、合計点数、総合計点数を記入し、整理袋に入れます。

 

6 送る

 まとまったベルマークは箱詰めをしてベルマーク教育助成財団に送ります。

 

《自分たちで集めたマークだから…》

 

7 買い物

 児童会を通して全校児童に対してアンケートをとり、ベルマーク預金で買いたい物を調査します。学校や子供達のための設備や備品と交換します。全校児童が楽しく遊ぶことができる品物であることを強調します。ちなみに、前回は全学級で取り組んでいる長縄跳びチャレンジのための大縄、そして手軽に安全に、みんなで遊べるドッチビーを購入しました。

 ベルマークで購入した道具等は、授業や行事、集会活動や昼休み時間などに使われます。自分たちで集めたベルマークで購入した道具ですので、子どもたちも大事に使用しています。

 以上が、東海東小学校のベルマーク運動の取組です。これからも、東海東小学校のベルマーク運動は「福祉ボランティア活動として」また「学校生活の充実・向上をめざす児童会活動として」子供たちに取り組ませ、そして、足りないところをPTAが支援したり、補助したりしながらベルマーク運動を続けていきたいと思います。

 取るに足らないささやかな活動発表ですが、最後までご清聴ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

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