ベルマーク運動説明会 6月8日(水)仙台


(2016/06/29)印刷する

仙台市立東宮城野小学校

体験発表する高橋菜美子さん(右)と森下真奈さん

『地域とともに こどもたちのために』

 おはようございます。仙台市立東宮城野小学校PTA会員の高橋と申します。

まず初めに、本校におけるベルマーク活動について、ご報告する機会をいただき感謝いたします。ありがとうございました。

 

 それでは、簡単にではありますが本校の説明から入らせていただきます。

 

 仙台市立東宮城野小学校は昭和58年4月に仙台市立小学校として72番目に開校し、今年で開校33周年を迎えます。宮城野小学校、仙台工業高等学校、本校の3校が隣接しており、近くには陸上自衛隊仙台駐屯地や仙台中央卸売市場、問屋街があります。仙台駐屯地でのさくら祭りや夏祭り、春と秋に2度開催される国内最大級といわれる“問屋街卸町ふれあい市”などイベントも多彩です。

 本校の児童数は各学年21~36人で1学級のみの編成となっており、全校生徒177人と、少ない児童数ではありますが、学年間の交流も盛んで隔てのない仲の良さが特徴として挙げられます。合同防災訓練や学区民運動会など地域の方々のご協力による学校行事も多く、学校と地域住民が一体となって子供たちの成長を見守っております。

 

 《回収、集計は年2回》

 次に、本校におけるベルマーク活動のご紹介に移らせていただきます。

ベルマーク活動に主に携わるのはPTA役員の中で学年部に所属する12人です。回収・集計は年2回行っており、5月と1月にベルマーク回収のお願いをお知らせするプリントをPTA会員に配布し、5月に関しては地域の皆様にもご協力のお願いを配布させていただいております。

 配布プリントがこちらです。こちらはPTA会員配布用です。

1枚目でベルマーク運動の仕組み、本校での回収方法を、2枚目でベルマークの回収から発送までの流れ、ベルマークの印刷箇所と切り方などを記載しております。

こちらに加え、PTA会員用のものにはベルマーク一覧表とテトラパック説明プリントも添付します。

 回収方法ですが、児童は持参したベルマークを各学年の教室に設置されたベルマーク回収用のプラスチック容器に入れ、ベルマーク委員が設定した日付にそれらを回収します。テトラパックや使用済みインクカートリッジは職員室前に設置された段ボールに入れます。

地域の皆様からのご協力は当校の児童に手渡すか、学区内にあるドラッグストア1か所に設置された回収ボックスに入れていただくよう配布プリントでお知らせしています。

 

 《自衛隊からカートリッジ》

 回収・仕分けは8月と2月に行います。

委員が全員集まることは難しいため、最も多く人数が集まれる日を設定し、学校にて、皆様より集めたマークを、協賛会社ごとの番号が張られたイチゴの販売用プラスチックケースに仕分けします。

 仕分け作業までが学校での共同作業で、枚数の整理、確認、仕分け用袋の記入は各委員が家庭に持ち帰って行います。基本的にはベルマークを紙に貼り付けていきますが、紙の大きさや貼り方は各委員に任せています。

 本校は自衛隊の方々のご協力で大変多くの使用済みインクカートリッジが寄付されます。本校でのベルマーク運動の大きな特徴となっております。

こちらが昨年の5月に寄付されたインクカートリッジの写真です

 これは、前PTA会長と自衛隊勤務のPTA会員とのつながりから生まれたご縁で、昨年度の平成27年度よりご協力いただいており、昨年は2度の寄付がありました。

児童数が少ない本校ですが、このような地域のご協力が、子どもたちやPTA活動を支える礎となっております。

 半年分の集まったベルマークの作業は時間もかかり、負担も大きいですが、ベルマーク委員は1年を通して他のPTA行事の仕事も重複して行っているため、頻繁に集合をかけて作業をすることが難しく、年に2回短期集中的に作業を行っております。

 集計の総括や送付状の記入、発送作業はベルマーク担当リーダーが行っております。

 

 年度末になると、学校側と不足備品の確認を行い、必要時にはベルマーク点数による注文を行います。

 

 

 《お別れ会のプレゼントを購入》

 昨年度は特別な注文品であったため具体的にご紹介させていただきます。

昨年度まで、本校舎内には東宮城野小学校と荒浜小学校が併設されておりました。ご存知の通り、2011年に発生した東日本大震災の影響によるものです。同一の教室を共用していたわけではなく、学校行事も基本的には別だったのですが、休み時間や交流行事などで児童同士は親交を深め、大変仲が良かったと聞いております。

 荒浜小学校は昨年度をもって閉校することになり、3月11日に東宮城野小学校と荒浜小学校とのお別れ会が催されました。

 

 こちらがその時の写真です。

この会において、約4年の時を同じ校舎で学んだご縁にと、お別れの品をベルマーク点数を活用してご用意させていただいた次第です。

 プレゼントの品選びには大変頭を悩ませましたが、児童1人1人の希望に合わせた書籍といたしました。決定までに時間がかかってしまい、式当日までに時間的余裕は決してあった訳ではありませんでしたが、協賛会社やベルマーク財団の迅速な対応により、式の中で素敵なプレゼントとして贈呈することができました。

 

 《周知すれば、広がる運動と笑顔》

 最後にわたくし個人の経験による話になりますが、ベルマーク運動に携わり、学校外の場でもベルマーク運動の話題となる機会がありました。「ベルマーク」という言葉は誰しも一度は耳にしたことのある言葉なのですが、その活動内容はよくわからないという方がほとんどでした。私自身も携わるまでは同じ状況であったので、せっかくの機会にと、そのような方には私の知る限りの説明していたのですが、そうすることで自然とベルマーク運動に興味を持ち、なおかつ、収集して運動に協力してくださる方も何名か出てまいりました。他のPTA会員の方からも同じような経験談を聞くことがあります。

 ただ漠然と『集めているから』というのではなく、目的や使用例などを具体的に知ることで、運動への協力にスムーズに移行できたのかと思われます。

 ベルマークを集める、仕分けるなどといった具体的な活動のみではなく、ベルマーク運動の周知がその運動の輪を広げ、子供たちの笑顔の一助になる働きとなることを知りました。

 

 このような小さなきっかけからベルマーク運動の輪が広がり、やがては大きな結果に結び付いていけるようこれからも活動を続けていきたいと思います。

 ご清聴ありがとうございました。

 

=フォレスト仙台(宮城県教育会館)2階フォレストホール

ベルマーク商品

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ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
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