ベルマーク運動説明会　６月23日（木）岡山

(2016/06/28)印刷する

倉敷市立万寿（ます）小学校

体験発表をした倉敷市立万寿小学校ＰＴＡの西原美由紀さん

亀の子新聞で購入物を紹介

　はじめまして、倉敷市立万寿小学校　ＰＴＡです。今日は、本校のベルマーク収集の取組について紹介させていただきます。

　万寿小学校は、児童数９１２人、家庭数６４６世帯の大規模の小学校です。学区の大半は、倉敷駅北側にあり、多くの住宅と商業施設が建っています。歴史も古く、学校創立から140年以上の長い伝統をもつ学校です。

　小学校に対する関心も高く、ＰＴＡ活動も熱心に行われています。また、地域の方との交流も深く、年間を通して多くの交流活動や行事を行っています。例えば、住民運動会、ふれあいバザー、もちつき大会、とんどなどで、3世代がふれ合うことのできる行事です。こうした児童・保護者と地域とのつながりを大事にした貴重な体験ができる活気のある学校です。

《連絡帳にも記載し、月に一回収集》

　さて、このたび万寿小学校のベルマークの収集が、県下１位となる成果をあげたことについて、日頃から本校で取り組んでいる収集方法や保護者の方への啓発の仕方を具体的にお話ししたいと思います。

　まず、万寿小学校でのベルマークの収集方法についてです。本校では、子どもたちにベルマーク収集用の袋を月に１回持ち帰ってもらい、月末の決まった収集日に持ってきてもらいます。収集日は、学年便りや連絡帳に記載してもらい、保護者の方に繰り返し知らせています。そして、集まったベルマークは、学校で種類ごとに仕分けをします。仕分けの作業は、引き出し式のケースや牛乳バックなどを使って福祉委員会の児童が委員会の時間に行います。その後、種類ごとの集計作業をＰＴＡの学級委員が行います。子どもたちと保護者が一緒に作業を行うことで、収集への意識も高まっていると思います。

　次に、保護者の方への啓発についてです。まず、年度初めの４月にベルマーク参加店一覧表と一緒にＰＴＡからのベルマーク収集に関するお知らせのプリントを配付しています。そのプリントには、ベルマークの切り取り方や収集の手順などが書かれています。細かく具体的に内容を書いて、分かりやすくお知らせすることで、保護者の方の理解と協力が得やすくなっていると思います。また、ＰＴＡから年間３回発行している「亀の子新聞」には、ベルマーク収集のお願いとともに、ベルマークで購入した物の紹介を記事に載せています。ベルマークの収益が、実際に子どもたちの学習活動のどういうことに役立っているのかをお伝えすることで保護者の皆さんの収集への意欲付けとなっています。そのほかにも、テトラパックやカートリッジの収集にも力を入れています。先ほど紹介しましたお知らせのプリントや新聞に掲載して収集を呼びかけています。

　こうした取組は、子どもたちの収集への意欲付けにもつながっているようです。ノートなどの文房具やお菓子など自分たちの身近な物にベルマークが付いていることを知っているので、どこかにベルマークがないか探したりすぐに切り取って集めたりしている姿も見かけられます。そして、昨年度は、子どもたちのほしかったサッカーゴールを２セット買いました。そのことを昼の校内放送で紹介しました。早速、体育の授業で使うことができ、楽しそうにゲームをしていたそうです。子どもたちは、自分たちの集めたベルマークが学校生活の役立つ物に形となってかえってくることが分かり、さらに集めたいという気持ちになっています。

《家庭の「ひと手間」をかけやすく》

　ベルマークは身近なものですが、ご家庭で一手間かけていただくという小さな協力が必要です。本校ＰＴＡでは、その各家庭での協力が集まることで、子どもたちの学校での学習や生活に役立つ物という形になって結果が表れることを知らせていくことが大事であると考えています。そして、その一手間を掛けやすくする手順やかけたいという気持ちを持ってもらえるようなお知らせの仕方を心掛けています。

　また、実際に仕分けや集計をする仕組みが、児童とＰＴＡで協力してきちんと整っていることもうまくいっている一因であると思います。

　特に、変わったことをしているわけではありませんが、こうした日々の取組の積み重ねと継続がこのような大きな成果をあげたのではないかと思います。万寿小学校でも、今回の成果を励みに、子どもたちの豊かな学校生活のためにベルマーク収集の活動を続け、さらなる努力をしていきたいと思っています。今日のお話が、少しでも皆様の活動の参考になれば幸いです。ご静聴ありがとうございました。