ベルマーク運動説明会 6月17日(金)高知


(2016/06/28)印刷する

四万十市立具同小学校

四万十市立具同小・川村美佐里さん(左)と、パソコン操作を手伝ったベルマーク大使・松本哲さん

 勤務先からもカートリッジ

 こんにちは。四万十市立具同小学校PTA事業部長 川村です。

本来ならば、このような発表の場には、年間のベルマーク獲得点数が一番多い学校が選ばれるべきところ、今回具同小にお声がかかったのは、少し理由がございます。

 それは、26年度の集計を財団に送付することが遅れたため、27年度と合わせた集計で高額得点となりました。そのため、経緯をご説明して一旦は辞退申し上げたのですが、財団担当者様のお心づかいにより、このような貴重な場に立たせて頂くこととなりました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

 

 それでは、はじめに具同小学校の紹介をさせていただきます。

四万十市立具同小学校は、高知県西部に位置する四万十市の小学校です。今年で創立138年をむかえ、児童数402人・教職員数37人と四万十市の小学校の中では最も多い学校です。学校教育目標として、

【 学びを楽しみ やさしく かしこく たくましく 共に高め合う児童の育成 】

を掲げ、保育所や幼稚園、中学校とのつながりを大切にして交流を深めています。家庭やPTA、地域の方々と一体となって、子供たちの生活環境の充実に取り組んでいます。学校の近くには、雄大な四万十川が流れています。河川敷では、親睦遠足や校内マラソン大会などの学校行事、その他に生活科や総合的な学習など普段の授業でも利用しています。このような自然豊かな中で、楽しみ、学べることは子供たちにとって、とても良い環境だと思います。

 続きまして、本校のPTA組織について簡単にご説明いたします。

本校のPTAは体育部・生活部・文化部・事業部の4つの部で構成されています。その中でベルマーク活動は、事業部が行っております。

 事業部の活動内容としてはじめに、参観日に行う四万十市指定ゴミ袋の販売促進です。

売り上げの1割が収益となります。各学年の担当役員が、授業参観前に玄関で販売を行います。保護者同士のコミュニケーションの場として、顔見知りの人とは近況報告など、雑談も交えながら賑やかに販売しています。新入生や交流のない他の学年の保護者にも、積極的に声掛けをして活動に興味をもってもらっています。

 次に、生活部と行う「親子ふれあいクリーン缶ペーン」です。

各家庭より親子で通学路を安全確認とゴミ拾いをしながら学校まで行きます。親子はもちろん、お友達や地域の方とのコミュニケーションも取りつつ、普段どのような道を通学しているのか子供と話しながら、安全面を確認し地域の清掃活動をしています。毎年10月の開催とあって、ハロウィーンの仮装で参加し、盛り上げてくれる年もありました。

 

 ここからは、本題のベルマーク活動についてご説明いたします。

回収方法については、PTA広報で全会員にお知らせしています。また、一緒に財団から送られてくる「ベルマーク一覧表」も配られます。どのような商品に付いているのか確認ができるので、周知に役立っています。そして毎月15日をベルマークの日として回収を行い、各ご家庭からいただいたベルマークやインクカートリッジは、一旦職員室に集められ、その後事業部会で仕分集計作業を行います。

 

《個人面談の待ち時間を利用》

 次に事業部役員による仕分・集計についてです。

年に5~6回事業部役員が学校に集まり作業をしています。昨年の試みとして、夏休みの個人面談の日に自由型作業日を設けました。個人面談の待ち時間に、好きな時間で作業してもらい、学校で作業できない人には、家に持ち帰って集計してもらうことにしました。普段夜の作業に参加できない部員さんも、気軽に参加できたとおもいます。

 仕分作業として1学期は大まかに、協賛メーカー別に仕分けます。仕分けをするときは、空き箱やイチゴパック、トレーなどを使います。これはきっと・・・「ベルマークあるある」だと思いますが、せっかく仕分けたベルマークを、保護者の賑やかな笑い声とともに、鼻息で飛ばしてしまうことが多々あります。そのため仕分ける入れ物は、深めの箱やトレーをおすすめします。

 2学期になると、2~3人で一つの協賛メーカーを担当し、点数ごとに集計し合計を出します。これまでは、10個をワンセットとしてシールで止めたり、ホッチキスで止めたりしていました。財団に確認したとこめ、バラバラで良いとの事でしたので、今は集計したものはそのまま袋に入れています。そして、発送が遅くならないために、各メーカーの集計締め切りは12月として、翌年の1月中には財団へ発送できるようにしています。また、3学期中に集まった物はメーカー別に仕分けて、次年度に繰り越します。トナーやインクカートリッジは、各作業日の状況に応じて集計します。一気に発送できるように、ある程度集まってから作業するようにしています。液漏れがあるので、使い捨て手袋と新聞紙を準備し集計します。インクカートリッジの中には、メーカー名ではなくて「~用」と書かれた「もどき」があるので、気を付けて仕分けています。

 各メーカーの回収箱を送付すると、後日ベルマークの点数証明書が送られてきます。その証明書を財団へ送ると点数が加算されるそうです。最近では、保護者の勤務先で使用しているからと、参観日の時など大量にもってきて下さる方が増えています。インクカートリッジが5点・トナーが50点と点数が高いので、もっと協力を呼びかけていきたいとおもいます。

 

 このような活動によりベルマーク預金で27年度購入したものは、

・掃除機(体育館用)1台 ・鉛筆削り(学級用)8個

・サッカーボール(学級用)10個

・フラッグフットボールミニ(体育用)10個        合計113,632点分でした。

 

 

《子どもの参加方法を検討中》

 みんなの気持ちと活動成果で、子供達や学校に還元できてとてもうれしく思います。

最後に課題、抱負、子供の関わり方についてです。

 近年、マンネリ化で、活動に興味をもってくださるご家庭が増えませんでした。学校内だけではなく、地域との関わりも課題の1つです。そこで本年度から回収方法を見直しています。これまでは、具同小学校の委員会活動の1つであるボランティア委員会さんに、委員会の時間にベルマークの切り取り作業を手伝ってもらっていました。しかし、他に何か子供たちから行動し、参加できることがあるのではないかと思い、今、検討してもらっているのが、「子供達でベルマークの回収や呼びかけを行ってもらう」ということです。新しいベルマーク回収袋も作製しており、スタンプやご褒美なども検討中です。

 身近な物の中にベルマークがあること、そしてそのベルマークを集めると、自分たちが使うサッカーボールなどに交換できることを知ってもらうために、子供たちからベルマークのしくみやどのような商品に付いているかなど、発信してほしいと思っています。

 そして、地域の方や量販店などに活動を知ってもらい、参加してもらえるよう考えていきたいと思っています。

 

 余談になりますが、私はPTA活動に参加するようになり、自分の子供以外の子供達にも目が向くようになり、声をかけるようになりました。しかし、PTA活動が大変だとか誰かがやってくれるだろうと思っている保護者が多いのが現実です。でもほんの少しの思いで、「子供たちを見守る」「子供たちのために」と保護者一人ひとりが思っていただけたら、それはPTA活動に参加し関わっていることに繋がると思います。

 今回のご依頼を受け、ベルマーク財団のホームページにある全国の活動報告を拝見させていただきました。様々な取組や工夫をされていて、とても参考になりました。そして、全国でベルマークの活動されている皆さんの思いは「子供たちのために」でした。

 今後、我が具同小でもベルマークの活動を通じて「子供たちのために」できることを伝えていきたいと思います。

 以上、四万十市立具同小学校のベルマーク活動報告を終わります。

ご清聴ありがとうございました。

 


 

◇ベルマーク事務局から補足

 川村さんの発表では、ベルマーク大使・松本哲さんがパソコン操作をお手伝いしました。

 松本大使は四国四県の説明会で運営を応援してくれました。大使の紹介はベルマーク新聞1月号とベルマークのホームページに載っています。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

 

(パワーポイントを使って説明)

=高知市 高知共済会館

 

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