ベルマーク運動説明会 6月16日(木)あざみ野


(2016/06/27)印刷する

横浜市立都田西小学校

体験発表した横浜市立都田西小学校PTAの長田美穂さん

プラカード掲げ、全校集会で呼びかけ

 おはようございます。

横浜市立都田西小学校、平成27年度PTA副会長をつとめました長田でございます。

当校のベルマーク活動が、少しでも皆様の学校の活動の参考になればと思います。

よろしくお願い致します。

 

 都田西小学校は創立から37年を迎え、クラス数は普通学級33、特別支援級4、児童数1121人と横浜市で一番児童数の多い学校です。1人1点のベルマークを持って来ていただくだけで1121点集まるという、ベルマークを集めるにはたいへん恵まれた環境にあります。昨年度に新校舎が増築され、真新しい教室で2学年が過ごしています。その分、大規模校にしては運動場が狭くなってしまいました。そのような中、運動会を今まで通り自校開催し、先生方と保護者双方の工夫と協力により、約2000人の来場者を迎え、成功させることが出来ました。

 地域の方も、子ども達の見守りにとても積極的に関わっていただいています。毎年行なわれるスクールゾーン協議会では、活発な意見交換があり、どんどん危険箇所が改善されています。10年以上も前からボランティアの方が、交通量の多い危険な交差点で毎日旗振りをしてくれています。

 

 少し都田西の子ども達の自慢話をさせていただきます。都田西の子ども達は、とても話を聞くのが上手です。全校集会には1000人を超える子ども達が集まりますが、前に立つ先生が話を始めるとピタッと静かになり、誰一人として話をしたり、ふざけたりしません。地域の方や他校の先生方にも、よくお褒めの言葉をいただきます。

 先生方、保護者、地域の方々の温かい目に見守られて子ども達は元気に過ごしています。

 

≪14万点達成に二つの要因≫

 ベルマークの活動に話を移します。

 ベルマークの活動においては、当校もまた、回収の方法などまだまだ模索中です。そのような状況ではありますが、昨年度約14万点の点数を集めるに至った要因を考えますと、2つのことがあげられます。

 まず1つ目は、子ども達に直接呼びかけたことです。昨年度は、PTAの代表として、私が全校集会で大きなベルマークが描かれたプラカードを持ちながら、

「これが何か知っていますか?」

「これを集めると、いろいろなものが買えるんですよ」

「これ、どこに付いているか知っていますか?」

「今年はこれをたくさん集めて、こんなものを買いたいと思います」

「おうちの人にもベルマークのことを教えてあげてくださいね」

といった内容の話を7-8分させていただきました。

 先程も申しましたが、当校は一人一人の意欲が大きな力を発揮する環境にあります。これはとても効果的な方法であったようで、実際、その時に「ベルマークが付いている」と紹介したマヨネーズやポテトチップスの袋、ノートの最後のページについているベルマークがたくさん集まりました。

 購入の目標としている品物も、その時に子ども達に伝えました。昨年度は学校の要望により、「みんなが授業や野外活動で自由に使えるデジタルカメラを10台買いたいです」と伝え、結果、10月には9台購入できました。品物が届いた時も、朝会でPTAから児童へ手渡す贈呈式を行ない、「自分たちが集めたベルマークがこれになったんだ!」と、実感してもらう機会を作りました。やはり子供たちに直接呼びかけて意識を高めるというのは、とても効果的だと思います。

 2つ目の要因ですが、、PTAとしてお付き合い出来る協賛会社を探したということがあげられます。当校では給食で出た牛乳パックを箱につめ、ベルマークポイントに換えていました。今年度から、横浜市の給食の牛乳パックはテトラパックではなくなってしまったため、こちらのポイントは今年度期待出来ませんが、一日で約段ボール一箱分になり、週に4、5箱分のベルマークポイントが集まりました。テトラパックの点数はとても大きいので、引き続き家庭からのテトラパックの回収にも力を入れていただきたいと考えています。

 運動会の参加賞をベルマークのついた物にしたり、学校で購入の決まっているものの中でも、ベルマークのついている物がある場合(当校では縦笛などがそうですが)、配る前にベルマークを切っておいたりと、集めようと意欲を持つといろいろな方法が見えてくると思います。

 皆様の学校でも、是非検討してみてください。

 

≪会社別の回収箱を検討≫

 次に、当校の現状と今後についてお話しさせていただきます。

 当校では、年々集まってくるベルマークの量がぐんっと増えてきたことにより、回収方法、集計方法を見直さなければならなくなってきました。

 まず、回収方法が各クラスに回収ボックスを設置するだけという最もシンプルな方法のため、

 ①乱雑に切り取られたベルマークを四角く切りそろえ、②各協賛会社別に分け、③その中で点数別にし、④10枚ずつの束にし、⑤点数を集計する

という作業が追い付かなくりました。このため、昨年度は集計に至らなかったベルマークが、紙袋一袋分も残ってしまいました。

 それを受け、各協賛会社別の回収ボックスの設置が検討されています。また今年度は、作業人数の増員を試みました。

 

 当校のベルマーク委員は、1つの学年のクラス委員さんが担当しています。今年度は、2年生の各クラス委員2名×7クラスの計14名がベルマーク委員として活動します。年に2回ある回収集計作業は一般募集のサポーターさんを加え、毎年30~40名で行なっていましたが、今年度からPTAサポーターさんが加わり、50~60名で作業に当たることになりました。

 PTAサポーターさんとは、全クラス委員さんの中で特に役を持たない委員さんのことで、今年度は33名います。このPTAサポーターさんはベルマークのお手伝いだけではなく、いろいろな行事のお手伝いをしていただくことになっています。

 回収集計作業をする人数が増えたことにより、作業効率がグンと上がることを期待しています。

 

≪大切さを実感 改善意欲と学校との連携≫

 学校との話し合いで、子ども達の委員会活動の中にベルマーク活動を入れていただき、子ども達にも回収・仕分けのお手伝いをしていただくよう話が進んでいます。しかし、具体的なお手伝いの方法などは、まだ決まっていないのが現状です。

 当校の今後の課題は、回収ボックスの設置と、子ども達の委員会活動の内容決めということになります。こちらをクリアするには、学校との連携が必要不可欠です。例えば、回収ボックスの設置と一言で言っても、その大きさや形状、設置場所を決めたり、子ども達に使い方を説明したりしなければなりません。プリントを配るのか、子ども達の委員会経由で広めてもらうのか、集会などでPTAから説明するのか、その方法も話し合う必要があります。

 昨年度1年間ベルマーク活動をしてみて大切だと思ったのは、改善する意欲と学校との連携です。

 

 当校の先生方はベルマーク活動にとても協力的です。全校集会に呼んでいただいたり、贈呈式の機会を作っていただいたり、ベルマークのプラカードを昇降口の一番目立つところに掲示していただいたり、、、今までもそうでしたが、これからも学校との連携を大切に活動していきたいと思います。

 

 最後に、小さく見える一点一点のベルマークは、各家庭の日々の善意によって集められています。その善意と子ども達のために、都田西小学校はこれからも試行錯誤を繰り返しながら、ベルマーク活動を続けていきたいと思います。

 

本日はありがとうございました。

 

=横浜市青葉区のアートフォーラムあざみ野

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