ベルマーク運動説明会 6月9日(木)立川
(2016/06/27)印刷する
調布市立上ノ原小学校 発表した調布市立上ノ原小学校PTAの、左から宮盛ルツ子さん、田代由紀さん |
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スライド① 学校写真
東京都調布市立上ノ原小学校からまいりました、田代由紀と申します。
昨年の今頃、ベルマーク運動にたずさわっていくにあたり参加したこの説明会で、他校の活動報告をお聞きし、とても分かりやすく、また刺激になり、それは1年間活動を続けていくにあたっての糧になり続けたと感じております。
本日、私たちの活動を皆様にお伝えすることが、少しでも皆様のお役に立てればと思い、この場に立たせていただくことに致しました。
まず、わが校の紹介をしようと思います。スライド(※画面下部のパワーポイント)もあわせてご覧ください。
調布市立上ノ原小学校は、1949(昭和24)年に神代村上ノ原小学校として開校し、今年67年目を迎えます。京王線のつつじが丘、柴崎が最寄り駅となっております。近くには深大寺、バラ園がとても美しい神代植物園、また多摩川分流の野川も流れており緑豊かな住宅街にあり、調布市内で1番の在校生数校で、本年度は1年生6クラス、2年から5年生が5クラス、6年生4クラスからなる 総勢990人でスタートしています。
PTA活動は、10人からなる本部役員、学校開放委員4人、会計監査4人 以下、学級代表部、校外活動部、広報部、役員選出部、ベルマーク部員等を各クラスから毎年1~2人を選出して1年の活動に当たります。本部役員と各部の部長は毎年主に4年生の保護者が代表を務める流れになっています。
私は昨年度、総勢28人のベルマーク部員の部長を務めまして、この4月に今年度の部長さんに引き継ぎ、役目を終えたところです。
各部の活動は、だいたい例年の活動をそのまま引き継ぐ形です。が、特別な取り決めはなく、活動に制限は特に設けられていません(予算内であれば、ですが)。
わが校は15年前からベルマーク運動に参加し、毎年だいたい3回の全体回収集計を行いながら、ここ数年は年間5~7万点ほど回収できていました。残高約26万点、数年前から掲げていた31万点程度の体育館のストーブ購入するというところまであと5万点という状態で引き継ぎました。
活動するにあたって目標があったことはよかったと思います。今年度中に絶対ストーブは購入しようという思いで始めることができましたので。
わが校の強みは人数が多いこと、人数が多いということは、団結できれば簡単に成果をあげることができるということだと思います。もちろん長所だけでなく改善点もあるのですが。活動を開始する時点で、改善の意味もこめ、いくつかの点を見直してみました。
まず、ひとつめは各クラスのベルマーク回収箱です
引き継がれていなかったのか、回収箱が見当たらないクラス。とりあえず回収箱は発見できたもののボロボロ、、、。財団にお願いして、全クラス分の回収箱を送っていただき、新しい回収箱と共に担任の先生にごあいさつに回りました。
スライド② テトラパック・インクカートリッジ回収箱
ふたつめとしてテトラパック・インクカートリッジ回収方法です。
昇降口に設置していた(ややゴミ箱化していた)回収箱のリニューアル。
スライドをご覧ください子どもたちの昇降口と職員玄関の中間に、リニューアルしたテトラパックとインクカートリッジの回収箱を設置しました。
みっつめはベルマークの回収時期です。
年に3回の全体回収と関係なく、常時回収していることをアピールし、毎月末に回収し枚数を数え、2、3か月ごとの合計で獲得枚数の多いクラスに賞状を授与。
よっつめは当番制の導入です
PTA活動とは負担になってはいけないものだと思います。それぞれに個々の理由があり、忙しさもまちまちです。インターネットが普及している現在は、メールでの連絡が可能なので、メールで連絡可能なことはメールを利用し、集まることを少なくするようにしてみました。そして、学年当番制とし、一年間にわたる負担を短期集中にできるようにしてみることにしました。全体回収も当番制にし、全学年参加ではなく6学年中4学年ずつ招集し、全員が毎回集まらなくてもいいようにしました。
当番月の役割としては、テトラパック・インクカートリッジの回収、配送作業、各クラスのベルマーク回収、集計。おたより印刷配布作業です。担当月の学年の代表さんを中心に作業をすすめました。
そして五つ目は、ベルマークだよりの増刷です。
例年、年度初めと終わりのあいさつ、年3回の回収作業のお知らせ程度だったベルマークだよりを増刷。「ベルマーク運動とは」「テトラパックの集め方」「何点くらいで商品購入が可能か」等、今までのものにちょっと色づけした程度のものに、「現在の残高情報」、「クラスごとの点数の集まり具合等を報告する」といった感じの内容にしました。平成27年度は年間10通のおたよりを配布しました。
実際の作業についてお話します
全体回収集計作業は年に3回、6月、11月、2月に行いました。
4学年当番制、それでも20名ほど集まることができたのが大きい学校の利点です。
それまで貯め続けたベルマーク(これは、各クラスから毎月集めたものと、近所のスーパーマーケット1件におかせていただいていた分)を各社ごとに仕分けするところからはじまります。
スライド④
仕分けには、いちごやフルーツが入っている透明のプラスティック容器を使っていました。
各社の名前を書いた紙をたてかけ、そこにどんどん仕分けしていきます。
スライド⑤
仕分け終了したものは、A4サイズの裏紙を4等分したものに、ふちを切りそろえたベルマークをまとめて貼り付け、それぞれの会社の封筒に入れます。貼り付け方は、セロテープやホチキスを使い、ベルマークの大きさや硬さに合わせて、点数ごとに一列に貼りそろえたり、5枚、10枚とまとまった枚数を重ねてホチキスでとめたりしました。
(特別なルールは設けませんでしたが、結果的にそれでいいのかどうか、財団の方が点検するにはどれが1番いいのか確認しておりません。。。。)
ベルマークの仕分けはその量によっては2時間ですべてを終えることは難しいので、まとめきれない分は、仕分けした分を各社の仕分け袋に入れて持ち帰り、家で作業をしてきてもらいます。
スライドは、貼り付けているようすではなく持ち帰るときの準備をしている感じです。
スライド⑥
電卓を使い点数計算している様子です。
まとめきれずに各自家に持ち帰ったベルマークは、テトラパック回収箱等を利用して期日を決めて回収。主に部長である私が最終的にまとめてベルマーク財団に発送しました。
みなさんの集計はかなり精度が高かったので、見直す必要もほとんどなく、私の負担はほとんどありませんでした。
スライド⑦
各月の当番のみならず、学校に足を運んだ際には回収箱の点検回収をこころがけました。PTA室に設置しておいた段ボール箱には、回収してきたインクカートリッジ、テトラパック社の容器を分類して入れておいてもらうようにし、箱がいっぱいになった時点で配送しました。回収箱が定期的に空っぽになっていると、不思議とまた持っていこうという気がわいてくるように思えました。
PTA室にあらかじめ各社の箱を用意し、回収したものを分類して誰もがいつでも入れられるようにしておきました。
ベルマークそのものだけでなく、インクカートリッジ、テトラパックの点数も総合点数を増やすことにかなり貢献したように思えます。ご家族の職場もかなり貢献してくれました。
スライド⑧
テトラパックもアルミとそうでないもの用にも箱をあらかじめ用意しておきました。
スライド⑨
賞状は枚数をよりたくさん集めてくれたクラスに授与しましたが、過度の競争心をあおらないように、クラス単位、学年単位、縦割り等組み合わせを変えて集計し、ベルマークだよりを配布するのと同時に対象クラスに渡しました。特に低学年の子どもたちは楽しみにしてくれていたように感じました。
スライド⑩
結果的に平成27年度は99703点集めることができ、年度内には念願だった体育館のストーブ購入も実現できました。スライドは、筆入れしていただいたストーブの写真です。
大きなものを購入することは達成感がありますが、ベルマーク運動の目的となる割り戻し寄付金の行き先を多くするためにも、さらに動きのある運動も意義があると感じました。
とても旧式な作業であるとは思いますが、日本特有のにおいのするベルマーク運動は、とても温かい試みだとこの一年を通して感じました。
みなさんもぜひそれぞれの学校の特色を生かしながら、楽しくベルマーク運動にたずさわっていってほしいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
=立川市錦町3丁目のたましんRISURUホール