ベルマーク運動説明会 6月10日(金)沖縄


(2016/06/17)印刷する

沖縄市立高原小学校

体験発表した沖縄市立高原小学校PTA母親部長の西田光恵さん

宝物に変身、それがベルマークの魅力

 皆さんこんにちは。私は沖縄市立高原小学校の母親部長をしています西田光恵といいます。

 ベルマーク活動の発表校になったと聞いて驚きましたが、本日はベルマーク活動に初めてかかわる方も多いとお聞きしました。何か少しでも参考になればと思い、頑張って発表したいと思います。

 

≪まさか母親部長になるなんて…≫

 高原小学校を紹介します。沖縄市のおもに大里・高原地区の児童が通っていて、児童数は県内でも比較的多い841人、先生方は52人、創立58年になるとても歴史のある学校です。

 学校目標は「よく考え進んで学習する子・明るく思いやりのある子・健康でねばり強い子」です。校内には花がいっぱい咲いていて、登校時はシャボン玉でお迎えする、とても落ち着いた明るい学校です。素直で明るい子が多く、スポーツも盛んで、市内小中陸上で10連覇した経験もあります。

 私には3人の子どもがいますが、いまは高校と中学校に通う子が高原小学校にいた頃からベルマーク活動にかかわるようになりました。

 きっかけは、前任の母親部長の方から「人が足りないんだけど、暇なときでいいからお手伝いに来ない?」と誘われたことでした。

 当時は正直、ベルマークにそれほど興味がなくて、子どもが学校から持ち帰ってくるマーク回収袋を見て、「こんなこともしてるんだなあ」としか思いませんでした。ですから、まさか、自分が母親部長になってベルマークの作業にかかわるようになるとは思っていませんでした。

 ベルマーク運動に協賛している団体はたくさんあり、マークは思った以上に商品についているんだということも、母親部長になって初めて意識することができました。

 捨ててしまえばただのゴミですが、集めて・切って・集計して・送れば、宝物に変身する。それがベルマークの魅力です。

 

≪少数の部員が交代で回収≫

 さてここからは、高原小学校で行っているベルマーク活動について、1年を通した流れを中心に紹介していきます。

 ベルマークの回収は、毎年6月に始めて翌年の3月まで、合計8回提出してもらいます。

 新年度になると、ベルマーク財団からベルマーク一覧表などの資料が送られてきますので、それに合わせて母親部員が集まり、新しいベルマークだよりと一覧表を入れたベル袋を作成します。今年のベルマーク袋は、1~2年生の児童全員に、3~6年生には、下に兄弟姉妹のいない児童に配布し、合計で約700人分を作成しました。

 ベルマーク袋が準備できましたら、5月末に各クラスの連絡棚に入れ、担任の先生から児童に配ってもらいます。袋は毎月10日締めで、ベルマークBOXに直接出すか、クラス担任に提出します。

 実際の回収は毎月末に行い、提出漏れが少しでもないように配慮しています。回収日は決めずに、担当の都合の良い日に作業しています。

 回収の後はベルマーク袋に回収済みの印鑑を押し、学年・クラスごとに振り分けてクラスの連絡棚に戻します。

 毎年3月までこの作業を繰り返していきます。

 ざっくりとした流れになりますが、何も難しいことはなく、同じ作業の繰り返しなので、誰でも作業を代わってやる事ができます。

 以前は、仕分けのために毎月1回、母親部会として部員が必ず集まっていました。現在は、私や副部長さんを含む少数の部員で入れ替わって回収だけをしており、実際の仕分けや集計は、年3回ほどの部会の時と、年度末の1月~3月にかけて学校のメーリングサービスを利用して集まった保護者の方々、母親部員及び母親部担当の先生方と一緒に仕分け・集計をしています。

 また、作業と同時に母親部の「お疲れ様会」を催し、楽しい歓談の時間を過ごしたりしています。

 

ベルマーク活動に日ごろ使っている道具(左)を示しながらの発表

 

≪楽しさ再認識、協同作業≫

 写真にあるのは、今年2月に行いました集計作業の様子です。担当してもらっていた2学年の先生方にも全員集まっていただき、一生懸命作業してくれました。

 なかには、約束があるにもかかわらず「この番号の仕分けまでは」と席をなかなか外さない先生もいて、すっかりハマった様子でした。

 最後は、みんなでピザやお菓子を食べながら、これからのベルマーク作業について意見を出し合ったりして、本当に楽しい時間を共有することができました。

 みんなで協力し合って作業するのはこんなに楽しいものだな、と再認識できました。

 

 ベルマークを毎月持ってきてくれた子どもたちには「完納賞」として、ちょっとしたお菓子やペン、消しゴムなどのプレゼントをあげています。今年は「完納者」が初めて100人を超えました。

 提出する人数は増えていますが、ベルマーク枚数はかなり減っています。気持ちだけのプレゼント目当てになってしまい、ベルマークを集めようという本来の趣旨から少し外れてきているように感じました。

 以前は、授業の一部や朝の時間を使って、ベルマークを仕分けてみようという活動をしていましたが、最近こういった活動ができないこともあり、ベルマークへの関心や知識が減ってきているのかもしれません。

 でも、子どもたちはマークを仕分ける作業が大好きです。一度やりだすと、はまっていくのは親も子も一緒だと思います。

 

≪メールで気軽に声掛け≫

 さて、今後の課題についてですが、最近の活動方法が変わったのは、私も含めた保護者の生活の変化があります。

 自分の子どもたちが成長するにつれて、働く保護者が増えてきました。以前のように平日に作業をしても、決まった部員がたまに来るという状態が続いてきました。

 私自身の生活の変化もあり、どうしたらうまく作業ができるのか、協力してもらえるのか、悩んだ時期もありました。でも最近は開き直り、できる時でいい、できなくてもいい、と思うようにしました。

 月に1回、自分の空いた時間をうまく利用しながら、無理なく続けられることを理想に活動しています。

 仕分け・集計にはたくさんの皆さまの手助けが必要です。母親部員に限らず、メーリングサービスを通じて気軽に保護者の皆さまに声掛けができ、部員以外の手の空いた保護者の方々が参加してくれるようになりました。

 初めて参加してくれた保護者の方々が、ベルマークの仕分け作業を通して関心を持ってくれるようにもなりました。

 多くの方々に少しでも活動内容を知ってもらい、ベルマークに関心を持ってもらうことができるように、今後もがんばっていきたいと思います。

 

 以上をもちまして、高原小学校の発表を終わります。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

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