ベルマーク運動説明会 5月25日(水)北九州
(2016/06/14)印刷する
北九州市立西小倉小学校 体験発表した西小倉小学校PTAの、右から日南祥子さん、松尾昌与さん (発表には、2015年度PTA会長・寺田朋嗣さんも参加) |
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1・2年は黄色、3・4年は青、5・6年はピンク
みなさんこんにちは。北九州市立西小倉小学校PTA、平成27年度会長寺田、ベルマーク委員会委員長日南と、ベルマーク担当役員松尾です。本日は、このような発表の場をいただき、ありがとうございます。
西小倉小学校のベルマーク活動の発表が何か一つでも皆さんのお役に立つと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
《健康・体育教育を実践》
西小倉小学校は、1873(明治6)年、室町の地に明誠小学校として開校し、今年で144年目を迎える伝統校です。小倉北区の中心地に位置し、校区内には小倉城をはじめとして多くの官庁や公共施設などがあります。
校訓に《体・徳・知》を掲げ、長年「健康教育・体育科教育」を研究主題として取り組んできました。これまでにも、福岡県教育委員会や北九州市教育委員会の「健康教育」の研究指定や研究委嘱を受けてきました。
現在は、「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント調査研究事業」の委嘱を受け、体育科教育を中心に日々研究の継続・深化に努めている学校です。
西小倉小学校PTAでは、「めざそう!『全員参加のPTA』」をスローガンとし、保護者の方々に全員参加という形で七つの委員会のいずれかに所属していただき、PTA活動に参加をお願いしております。
学校、地域、保護者、そして子どもたちがすこやかに学校生活を送るための架け橋となるよう行っております。
委員会は、七つの委員会から成り立っております。
① 学年学級委員会
② 成人・人権委員会
③ 広報委員会
④ 保健体育委員会
⑤ バザー委員会
⑥ 地区安全委員会
⑦ ベルマーク委員会
また、わが校には、売店があります。学校で必要なものは、ほとんどそろっています。その販売と運営、商品管理を行うのが売店委員会で、特別委員会として別途設けています。
委員の決め方について、2月末ごろに『PTA委員会所属希望調査票』を配り、希望委員会を第三希望まで記入していただき、4月末の学級懇談会の時に正式決定します。
各委員会には、委員長と数名の副委員長、他50~70人の委員で成り立っております。各委員会によって活動回数は変わりますが、どの委員会も活発な活動を行っております。
《みつけよう あつめよう》
ベルマーク運動への参加は、1989年(平成元年)10月で、今年で28年目になります。組織について、昨年度は委員長1人、副委員長7人、委員74人で活動しました。
活動日は、委員全員で行うものが8月を除く毎月1回と、委員長、副委員長が委員会準備のため集まるものが月1回です。
5月の1回目のベルマーク委員会では、初めてベルマーク委員になられた方のために運動内容を分かりやすく紹介したDVDをベルマーク財団よりお借りし、視聴します。
次にベルマーク活動にあたっての1年間の活動計画とスローガンを決めます。昨年度のスローガンは『みつけようベルマーク・あつめようベルマーク』でした。こうしたスローガンを合言葉に委員一人一人が意識を持って活動に取り組んでおります。
ベルマークの作業は、収集、仕分け、整理、仮集計、発送の五つがあります。
毎月初め、全児童にベルマーク回収袋を配り、各家庭で集めたベルマークを入れて、担任の先生に提出します。活動開始月には、ベルマーク財団から送られるベルマーク一覧表を配布し、収集に役立ててもらっています。
ちょっとした工夫として、回収袋は2学年ごとに色を変え、一目で学年が分かるようにしています。1、2年生は黄色、3,4年生は青、5,6年生はピンクです。
ベルマーク回収袋を提出したら、お礼の気持ちと次回への励みになるよう、「ありがとうシール」を貼ります。封筒の裏には、ベルマークの集め方や、提出方法をしるしています。
仕分けですが、委員がPTA会議室に集まり、ベルマークを番号別に分け、牛乳パックで作った協賛会社番号別の箱に入れ、仕分けします。1枚も無駄にしないように、仕分けに迷ったマークは、「不明マーク」の箱に入れ後で調べます。
仕分けしたベルマークは、10枚ずつ束ね、ホッチキスでとめます。これは、後で計算しやすいようにすることと、計算ミスをなくすことが目的です。
仮集計作業ではメモ用紙に集計結果を記入します。メモ用紙は、財団に送る整理袋に書き写しやすくしたオリジナルのメモ用紙です。
発送は、委員長、副委員長が担当します。集計で作成したメモをもとに整理袋と送り状に必要事項を書き写し、年2~3回発送します。
インクカートリッジ、テトラパックの回収、仕分けについてですが、子どもたちが家庭から持ってきたものを常時投函できるように、児童下足室前に手作りの回収ボックスを設置しています。仕分けは、回収ボックスがいっぱいになった時点で委員会の時に仕分け作業しています。
作業時間は、10時から12時までの2時間です。限られた時間の中での作業ですが、委員は各学年のテーブルごとに分かれ、学校のこと、子どもたちのことなど、和気あいあいとした雰囲気のなかで、良い情報交換の場となっております。
より多くの保護者の皆さまにベルマーク運動を知っていただくため、集票アップのために季節ごとに集めやすいベルマークのお知らせとして『ベルマークだより』を発行しています。
《東北や熊本に友愛援助、緊急援助も》
新学期シーズンには、体操服、アルトリコーダーや文具など、夏休み前後には飲料品や食品、年賀状シーズンにはインクカートリッジの回収を呼びかけしています。
ベルマーク便りの配布後は、ベルマーク、テトラパックやインクカートリッジの収集がアップします。
小学校の保護者の皆さまだけでなく、お子さんが小学校を卒業した方も気軽にベルマークを投函できるように、学校近くの病院や、郵便局様にもご協力いただき、回収ボックスを設置させていただいております。
こうした地域の皆さまのご協力もあって、2015年度、集票点数の都道府県別ベスト20で、福岡県内1060団体のうち5位にランクインしました。2014年度の8位からのアップとなりました。
このうれしい結果は、ベルマークを集めてくれた子どもたち、保護者の皆さまだけでなく、ご協力いただいた病院や郵便局様にもご報告をさせていただきます。
ベルマーク預金を使っての買い物について、昨年度はPTA室に設置するシュレッダーと、読み聞かせの会などで使用するパネルシアターを購入しました。購入品については、学期末のベルマークだよりで保護者の皆さまにお知らせしています。
パネルシアター上映会では、100人以上の子どもたちが参加し、一緒に歌を歌ったりしてとても好評でした。
2011年の東日本大震災以降、わが校では「何かできることはないか」と考え、集まったベルマークのうちおよそ半分を友愛援助事業として寄付しております。2011年から2016年までの6年間の友愛援助寄付の総額は47万点となります。
ベルマーク運動を通じての援助は、ふだん私たちからは目に届きにくいものです。しかし、東北地方の小学校から西小倉小学校に引っ越してこられたお母さまから「東日本大震災の時、自分たちの学校にベルマークからの支援がありました。本当にうれしかったし、ありがたかったです。今度は、私がこの学校でベルマーク委員としてお役に立ちたいです。」とおっしゃっていただきました。この言葉は、私たちが活動をするうえで大変励みになりました。
4月におきた熊本地震では、多くの被害と多くの学校が被災しています。わが校では、被災地の子どもたちが1日でも早く日常を取り戻せることを願い、緊急友愛援助への参加をしようと考えています。
さて近年、西小倉小学校の学区では、新築マンションの建設による児童数の増加が年々進み、小倉北区の中で最も児童数の多い学校となりました。
これは、ベルマーク収集の良い機会にもつながります。ひとつひとつのマークの点数は小さくても、ひとりひとりの協力が大きな輪となります。
これからも保護者の皆さま、そして地域の皆さまのご協力をいただきながら、子どもたちの学校生活のさらなる充実を目指して、ベルマーク活動を行っていきたいと委員一同考えております。
また、友愛援助事業への参加も継続し『無理なく・無駄なく・根気よく・そして気軽に』をモットーに子どもたちの笑顔のための活動を続けていきたいと思います。
本日は、ご清聴いただきありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
=北九州市小倉北区大手町の市立男女共同参画センター・ムーブ・2階ホール