ベルマーク運動説明会 5月31日(火)浦和
(2016/06/14)印刷する
さいたま市立沼影小学校 発表したさいたま市立沼影小学校PTAの、右から三上瑞恵さん、宮野入ゆりさん |
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ポテトチップスが当選、児童も関心
おはようございます。私たちはさいたま市立沼影小学校から来ました。私たちのベルマーク活動を紹介させていただきます。みなさんの活動の参考になれば幸いです。
《年度初めに、お便りから》
沼影小学校は1972(昭和47)年に創立され、今年で創立45周年を迎えます。
今年度の児童数は1115人、特別支援学級を含めて全35クラスからなる大きな小学校です。
それでは私たちのベルマーク活動を紹介します。
PTA役員は、本部を中心に学年委員部・広報部・成人教育部・交通補導部の四つの部があり、このうち学年委員部がベルマーク活動を担当しています。
活動日は年に6回。このうち3回はベルマークの回収も同時に行います。まず、年度初めに保護者あてにベルマーク便りを発行します。
このお便りでは、ベルマークを集める目的や今年度の活動日程、昨年度の回収結果報告などをお知らせします。裏面にはベルマークと、テトラパック、使用済みカートリッジのそれぞれ詳しい回収方法を載せています。
文章だけでは堅苦しいので、ベルマーク財団のキャラクター「ベルマー君」や、当校のマスコットキャラクター「ぬまぴょん」のイラストを交え、分かりやすく説明するよう心掛けました。これによって子供たちにも親しみやすいお便りになりました。
次に活動内容についてです。
活動日の1週間前準備として「テトラパック回収のお知らせ」を配布します。また、児童の目にとまりやすい一階廊下にポスターを掲示します。
活動日当日。まず登校時間にテトラパック回収を行います。学校内にはテトラパックを保管する場所がないため、その日のうちにすべて専用回収箱に詰め、発送します。
昨年度までは登校時間前に学年委員が集まって昇降口前で児童からテトラパックを受け取っていました。雨天時はテトラパックが濡れてしまうため回収は中止していました。しかし、昨年度は9月と11月の回収日に雨が降り、2回続けて回収ができませんでした。「せっかくテトラパックをたくさん集めたけれど、かさばって邪魔になるからスーパーのリサイクル箱に出してしまった」という保護者の声も多くありました。
そこで天候に左右されないよう、今年度から校舎内で回収を行うことにしました。
回収場所は児童の通行の妨げにならないよう、各階の給食ワゴン置き場や掲示板前にしました。また、今年度からは5,6年生の環境委員が回収を手伝ってくれることになりました。
回収が終わったら別の教室に運び、テトラマークの有無を確認しながら専用箱に箱詰めしていきます。残念ながら、いまだにテトラマークがない紙容器を出す方もいらっしゃいます。今後もベルマーク便りでテトラマークの周知を続けていきたいと思います。
テトラパック作業が終わると、次にベルマークの作業を始めます。
《マニュアルを各テーブルに》
各家庭からのベルマーク回収方法として、年に3回、ベルマーク回収週間を設けています。年度初めにこのようなベルマーク回収袋を配布し、各家庭で作成してもらいます。この回収袋は1年間利用します。
各家庭で集めたベルマークを回収袋に入れて、回収週間中に児童が学校に持ってきます。回収袋を各クラスの担任の先生が大きな封筒に集め、活動日の朝、職員室前のカゴに提出してもらいます。それを学年委員が活動教室に運び、回収袋の中のベルマークをすべて出します。
これより先のベルマークの仕分けには保護者ボランティアさんにも参加してもらいます。ベルマークボランティアは人気があり、毎年参加する方もいますが、初めて参加するボランティアさんでも作業手順がわかりやすいように、作業マニュアルを作成し各テーブルに置くようにしています。
ベルマークは果物ナシのトレイを使って企業ごとに分別していきます。分別したベルマークは企業別のいちごパックに入れていきます。キユーピーと湖池屋は回収率が良いうえに点数が細かく分かれているので、点数別に袋を用意して、集計がしやすくなるよう工夫しています。
仕分けが済んだら、同じベルマーク番号、同じ点数のマークを大きさが揃うようにハサミで周りを切り取り、10枚ずつまとめて、セロハンテープで1列に貼り付けていきます。
第1回活動日はこれだけで活動時間が終わるため、第2回活動日は集計作業と送り状への記入をし、ベルマーク財団への発送まで終えます。奇数活動日はベルマーク回収と企業別の仕分け、偶数活動日は集計と発送という形になります。
ベルマーク作業と並行して、使用済みインクカートリッジの仕分け・箱詰め作業も行います。昇降口廊下に回収箱を設置し、児童でも、授業参観で来校した保護者でも、自由に入れられるようになっています。
集まったベルマークの点数で、一昨年は一輪車12台、運動会で使う大玉ころがしの大玉2個、紅白玉入れ用の玉、ストライクアウト1台を購入しました。昨年は、デジタルタイマーと体育館用カラーマットを購入しました。
テトラパック回収を始めた当初は、一度の回収日で30キロ程度の集まりでしたが、ベルマーク便りの発行や懇談会での声掛けを繰り返すことで次第に回収率が上がり、昨年度は夏場で100キロ以上、冬場でも50キロほどが集まるようになりました。
一昨年は湖池屋のベルマークキャンペーンに応募したところ見事当選し、児童全員にポテトチップスを配ることができました。これをきっかけに児童たちもベルマークへの関心をより深めてくれたことと思います。
このようにベルマーク活動が根付いたのも、地道な活動を繰り返した結果だと思います。
集められたベルマークが、子ども達のためになることを思い、今後も息の長い活動を続けていきたいと思っております。
(写真を使って説明)
=さいたま市浦和区仲町の市民会館うらわ