ベルマーク運動説明会 6月7日(火)大宮②


(2016/06/14)印刷する

さいたま市立植竹小学校

体験発表した、左から平山和佳子さん、得田栄美さん、越山八重さん、田中幸枝さん

副会長に部員24人、協力員が177人

 こんにちは。私たちは昨年度、さいたま市植竹小学校のベルマーク活動に関わりましたベルマーク部の越山、田中、得田、そしてPTA本部副会長の平山です。昨年度のベルマーク活動報告をさせていただきます。

 

《盆栽町のある文教地区》

 まず、学校紹介をしたいと思います。

植竹小学校は今年で創立から65年目を迎え、クラス数は普通学級24、特別支援学級3、児童数は810人の中規模校です。

 さいたま市北区にあり、最寄りのJR土呂駅から徒歩10分の場所にあります。学校の目の前に埼玉県警察学校、裏手に県立大宮ろう学校、少し先には、スーパー、ショッピングセンターを中心にしたステラタウン、さらに鉄道博物館も近くにあります。何よりも、学区内に盆栽園が集まる盆栽町があることで、よく知られています。

 卒業生には、盆栽で有名な山田香織さんがいらっしゃいます。

先輩の指導のもと、毎年10月に5年生ひとりひとりが苗木から自分の盆栽を作ります。今年、11代目がつくられる予定です。

 創立60周年行事でつくられた「にこにこ盆栽庭園」では、5年生のときに丹誠込めてつくった今の6年生の盆栽が並び、美しい景観を保っています。卒業までの1年半、こどもたちはせっせと水やりをし、盆栽を大切に育てていきます。

そして卒業の暁には、卒業証書と共に、ひと回り大きくなった盆栽を持って、植竹小を巣立っていきます。

 植竹小学校PTAには、合言葉があります。「あったかいクラス作りのサポーター」です。この言葉を年間テーマに据えて、PTAでは、さまざまな活動を積極的に楽しく取り組んでいます。学校と保護者間の連携、協力も良く、子どもたちを温かくサポートする態勢がとれているのではないかと思います。

 

《5専門部に協力員加え活発に》

 PTA活動は、保護者の方々に、だれでも無理のない範囲での活動ということで、役員と協力員として、一人一役をお願いしています。

 役員はPTA本部のほか、環境部、植えるカム部、総務部、ベルマーク部、広報部の五つの専門部があります。ベルマーク部は一つの専門部として独立して活動しています。

 役員のほか、1年に1回2時間程度の作業に携わる協力員の活動があります。

PTA組織に加えて、保護者によるボランティア活動も盛んで、図書、美化、盆栽、防犯、ソーイング、おやじの会、学習支援に、今年は120人弱登録いただいてます。

 中には、PTA・OBの方々も多くいらっしゃいます。

実は、今日着ていますベルマークのTシャツも、10年前にこの体験発表をされたOBの方にお借りしてきました。

 

《多彩な行事、ミニ鉄道博物館も》

 PTA行事についてお話しします。

大きなPTA行事に「植えるカムうえ竹」というお祭りを、毎年10月に開催しています。スーパーボールすくい、サイエンスショー、ポン菓子販売、など子どもたちに大人気のイベントです。保護者には、学校で必要な布ものを手作りし販売するバザーが人気を集めております。

 そのお祭りでは、お金の他に、牛乳パックやアルミ缶10個で、ポン菓子、スーパーボールすくいに使えるチケット1枚と交換できます。そのアルミ缶をベルマーク部で回収し、リサイクルに貢献しています。

 他にも、1年を通して、PTA主催の様々なイベントが開催されます。

特に人気があるのは、年明けにある餅つき大会&正月遊び。それから、地域の方などが鉄道模型を持ち寄り、体育館にて行うミニ鉄道博物館です。

 このような機会を生かし、地域の方々、先生方、保護者、児童と交流を深めています。

 

《疑問マークは、「はそん」トレーに》

 本題であります昨年度のベルマーク活動体験をお話ししていきたいと思います。当校のベルマーク活動の中心は、ベルマーク部です。

 ベルマーク部員は、普通級の各クラスから1人づつ選ばれ、例年24人います。同時に、その活動をサポートする協力員も各クラスから、昨年度は7、8人づつ選ばれ、総勢177人の登録がありました。部員を中心に、協力員のサポートを頂きながら、当校のベルマーク部の活動は成り立っています。

 ベルマークの回収、集計、送票作業のほか、学期ごとにベルマークだより、ポスター作成をし、児童、保護者にベルマーク収集を呼びかけています。

 ベルマークのほかに、児童、保護者により持ち込まれたアルミ缶を潰し、整理して、リサイクルしています。

 私たちの学校では、ベルマーク回収を年7回行っています。

ベルマーク回収袋は、前年度の集金袋を再利用しています。集金袋に貼りつけるカバーを、年度始めに配布し、各家庭で回収袋を作成してもらいます。

 ベルマークの入った回収袋が各家庭から集まると、先生方の協力で、クラスごとにまとめて、職員室の所定のかごに入れてもらいます。それらを、ベルマーク部員が作業室まで運びます。

 

 職員室からのベルマーク回収は、ベルマーク作業日にあわせて、スケジュールされています。作業日は、年13回、月にだいたい2回、金曜日の10時から13時に、部員、協力員25名ほどで、ベルマーク集計とアルミ缶つぶしをする日です。全体的に、せっせと手を動かしながら、会話を楽しみ、和気あいあいとした雰囲気です。

 ここからは、作業の内容をお話ししていきたいと思います。

まず取りかかるのは、集められたベルマークをベルマーク番号別に仕分けすることです。

 以前は、仕分け前に、はさみでベルマーク枠をきれいにカットする作業がありましたが、昨年からは、ほどよい大きさであれば、切らなくても大丈夫ということにしました。仕分け作業に使用しているのは、リンゴ運送用の紙トレーです。静電気を起こさず、程よい大きさで、重ねて収納もでき、とても重宝しています。

 作業中に、よく、「これ、期限切れ?」「点数やベルマーク番号切れてるよね。加点されるのかな?」「どうしようか?」と、部員が協力員の方に聞かれ、答えられないケースが多くありました。考慮を重ねた末、「ベルマーク財団に判断してもらおう」ということになりました。

 不明なベルマークは、「はそん」というトレーにいれ、そのまま、ベルマーク財団に送付し、加点の判断をお願いしています。このおかげで、部員の悩みが解消され、作業もスムーズになりました。

 

《セロテープ貼りを省略、時間・手間・経費を削減》

 次にベルマーク番号別に分けられたベルマークを、点数別に仕分けます。

 2人1組になり、点数ごとに集計し、ダブルチェックします。10枚づつに分けて、山をつくり集計する人、卵パックを使って集計する人、それぞれです。

以前までは、ここで、ベルマークを10枚づつセロテープで貼る作業をしていましたが、昨年より、セロテープで貼る作業をやめることにしました。

 ベルマークを10枚ずつセロテープで貼るのをやめたことで、いくつかの良かった点があります。

 それは、時間の短縮と手間の軽減、そして、経費削減です。

セロテープで貼らないことにより、ベルマークの枠をきれいに切りそろえる必要がなくなりました。その結果、切る、貼るという作業時間が大幅に短縮され,手間も省かれました。また、もちろんセロテープ代もかかりません。

部員、協力員の方々にも、「セロテープで貼るという面倒くさい作業がなくなってよかった」と、好評でした。

 作業時間短縮の結果、年度末に、PTA本部に協力員30%カットを提案し、今年度は、177名から119名になりました。

 

《集計メモで状況が一目瞭然》

 集計後のベルマークは、集計メモと呼ばれるものに、手書きし、チャック付き袋に収納します。

 この作業を始めたころは、白いメモにそれぞれが自由に数字を書き込んでいましたが、いろいろな人の字が混じり読みにくく、作業過程がわかりずらいため、書き方、処理段階を統一する意味で、ベルマーク整理袋を参考にして、集計メモを作りました。

 この集計メモの入ったチャック付き袋は、ダブルチェック済みと判断されます。逆に、手書きの他のメモが入っている場合は、まだ集計中という意味になります。部員間で考えの統一ができているので、だれが見ても作業状況が把握できるようになりました。

 

 次に、最後の送票作業についてです。

先ほどの集計済み袋から、集計メモを取り出して、ベルマーク整理袋にそのまま転記します。この作業も、集計メモのおかげで、書き写すだけの簡単な作業になりましたので、どの部員でも迷わず作業可能になりました。

 残りの発送作業は、副部長がとりまとめます。

 

 インクカートリッジにつきましては、副部長が担当で選別し、年2回くらい発送しています。インクカートリッジは、ベルマーク点数が高いので、集票に力を入れたい物のひとつです。

 床にシートを広げ、袋から出したり、純正かどうか確かめながらの作業は、手が汚れたり、腰も痛くなり大変です。

 校内のほか、学区内の郵便局など5カ所に、校外ベルマーク箱を設置し、地域の方々にも、植竹小学校のベルマーク収集にご協力いただいております。回収は、部員が毎月担当しています。

 

《今年度は、この関心を児童にも》

 おかげさまで、昨年は、例年に比べ、たくさんのベルマークが集まり、ベルマーク検収241,091点、全国ベスト19位、埼玉県2位という結果になりました。私たち、ベルマーク部員も、この結果に大変驚くとともに、PTA会員、また地域の方々の、ベルマーク運動への関心の高さを実感しました。

 今年は『この関心を児童に広げてはどうか』という先生の提案で、作業日の休み時間に、児童に作業を体験させる試みの予定です。

 

 「無理なく、無駄なく、根気よく」、そして「気軽に!」をモットーに活動してきたことで、これまで、一輪車、体育用マットなど、様々なものを購入することができました。

 昨年度は、2月に式典用の紅白幕を新調しました。華やかな卒業式、また入学式を催すことができました。

 このように、子どもたちの喜ぶ姿を目の当たりにできるのも、ベルマーク活動の魅力だと思います。

 

 植竹小学校のベルマーク活動は、これからもいろいろな工夫を重ね、試行錯誤して、進化し続けていきたいと思います。

これで植竹小学校のベルマーク体験発表を終わります。

わたしたちの活動報告が、みなさまの活動のお役にたてれば、うれしく思います。

本日は最後までお聞きくださり、ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=大宮ソニックシティ ホール

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こどもがよろこぶ・かるい学習帳B5こくご12行リーダー入り

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