ベルマーク運動説明会 6月2日(木)東陽町


(2016/06/03)印刷する

江東区立豊洲北小学校

発表した豊洲北小学校PTAの皆さん。左から高松優(たかまつ・ゆう)さん、新井美紀(あらい・みき)さん、萱島綾子(かやしま・あやこ)さん

多くのマークより、多くの子どもの参加目指す

 

スライド1

 江東区豊洲北小学校 平成27年度学級代表委員会 委員長の萱島です。お隣は、ベルマークを担当した副委員長の高松さんと新井さんです。今日は本校のベルマーク活動について発表致します。よろしくお願い致します。

 

スライド2 本校の特徴

 本校 豊洲北小学校について、簡単にご紹介します。

本校は、豊洲地区の著しい人口増加に伴って、平成19年4月に開校した小学校です。当時200人程度だった児童数も約1130人となり、現在は都内公立小学校1280校中一番多くの児童が通うマンモス校となりました。校舎もこの9年間で第二校舎、第三校舎が増築されました。ご覧の通り、校庭も体育館も全児童がどうにか入るという状態です。

 

 これだけ大人数なので、ベルマークも容易に都内一位がとれると思われるかもしれませんが、人数が多いことでかえって全児童がベルマーク活動に意識的に取り組むのは難しさが出てきます。そのため、これまでのベルマーク活動で培ってきたノウハウに、昨年度は新たな「工夫」を取り入れ、意欲的にベルマークに関わることを検討しました。つまり、ベルマークを多く集めることではなく、「多くの子どもたちが参加すること」ことに主眼を置いて取り組みました。

 

スライド3 ベルマークの流れ

 ベルマークの流れはシンプルにいうと、3つの工程があります。

 まずベルマークを集める。次に仕分けや点数を集計し、発送する作業です。最後に集めた点数を品物に交換します。私たちの学校では、学級代表委員が1年から5年までが各クラス2名、6年生が各クラス1名で、昨年度は58名が委員となりました。学級代表委員会の活動は、ベルマークのほかに、校庭開放、読み聞かせ、役員選出を行っています。ベルマーク活動には私たちベル担当副委員長が2名と、仕分け担当15名、近隣の企業にカートリッジ回収箱を置いてもらい回収を行う渉外担当2名の計19名で活動を行いました。ベルマークの回収は年3回=7月・10月・2月に行い、それぞれチームに分かれて作業を行いました。

 それぞれの工程についてご説明いたします。

 

スライド4 ①べルマークを集める

 本校では、子どもたちの委員会活動にもベルマークがあります。そこで、工夫の一つ目として、親だけが必死になるのではなく、子どもたち主体の活動にして多くの子どもが参加してほしいと考え、子どもたちの委員会で、目標を決めてもらいました。決めた目標は「都内1位!」でした。

そのために、多くのマークを集める必要が出てきますので、ポスターを描いて校内に貼るなど、目標達成するためにどうしたらよいか考えてもらいました。

 2つ目の工夫として、回収率をあげるために、ベルマークの専用の封筒を作りました。

これまでは何も書かれていない茶封筒とお手紙をつけて配布し、各保護者が手紙から一部、回収日がかかれた部分を切り取り、茶封筒に貼るという方法をとってきました。

しかし、それが面倒で提出してもらえなかったり、本校では外国籍の方も多く、また毎月のように転校生がおりますので、そうした方には分かりにくく、そもそもベルマークを集めようという意欲がわきにくいのではと考えました。そこで、先に印字された封筒を作成・配布することにしました。

本校では予算的に余裕があったので業者さんに印刷してもらいましたが、自分たちで印刷も可能です。簡単なことではありますが、回収率が実際相当上がったため、有効な方法だと思いました。

その封筒を、回収日の1週間前に、担任の先生より子どもたちに配布します。

 3つ目の工夫は、個々が持参したベルマークの封筒を、各クラスで集め、ベルマーク委員がクラスに回収しに行くというものです。これまで、ベルマーク委員の子どもたちが、決まった日にちに登校時間、校舎の1階で個々の子どもたちから回収していました。しかし、これも提出する側の個々の子どもたちの意識によって提出の有無に影響が出ます。1回目はこの方法で行いましたが、回収率が低かったです。そこで、クラスごとに集めることにしました。クラスのみんなが提出することで、「私も  持ってこよう」という意識につながり、100%回収のクラスは、回を追うごとに増えました。

 

スライド5 ②べルマークを仕分ける

 次に、ベルマークの仕分け、集計、発送作業についてです。工程としては6日間、それぞれ3時間ほどを目安に行いました。

 まず、各クラスに回収した日に、子ども委員会とPTAベルマークのAチームとで、企業ごとに仕分けをします。あわせて、封筒に回収したしるしにスタンプを押します。なお、この封筒は、また次の回収日の1週間前に子どもたちに返却するまで、PTA室で保管します。

 2日目には、PTAのAチームが、仕分けの続を行います。

 

スライド6 ②べルマークを仕分ける

 3日目4日目は、PTAのBチームが企業ごとに分けられたものを、さらに細かく点数ごとに仕分けをします。5日目6日目に、Cチームが集計をして、合計点数を出し、発送作業を行います。Cチームは、校内で常時回収を行っているインクカートリッジも回収し、仕分けをし、発送作業を行います。

 また、渉外チームが企業9か所に設置させてもらっている回収箱からカートリッジを回収したものも、あわせて仕分け、発送作業を行います。

 

スライド7 ③交換商品を決める

 前年度、児童数の増加により校舎を増築していたため、増築後に必要な備品を購入してほしいと、点数が多く残されていました。そこで、前年度から引き継いだ分については、先生と相談し、校内用の掲示板を購入しました。

 次に、1年間で集めた点数分については、子どもの委員会で商品を決めてもらいました。事前に先生と相談し、何品かにしぼりましたが、子どもたちは自分たちで物を決めることに達成感を感じているように見受けられ、決めてもらってよかったと思いました。

 

スライド8 ③交換商品を決める

 子どもが主体の活動を目標に1年間取り組んできました。先程説明した工夫により、回収率はどんどん上がり、100%回収できたクラスは11クラスにも上りました。回収率上位3クラスには毎年、景品をプレゼントしています。昨年度は回収率が上がり、1位が2クラス、3位タイが3クラスも出ました。そこで、1位のクラスにはノートと鉛筆を、3位のクラスにはノートをプレゼントしました。このノートは、ショウワノートさんを3000点以上集めたことでいただいたものです。なお、プレゼントはベルマーク委員会の子どもたちに届けてもらいました。

 

 個々の子どもたちのベルマーク参加ももちろんうれしいことではありましたが、5,6年生のベルマーク委員会の子どもたちが、積極的に活動に参加し、また交換商品を決める際には、自分たちは卒業していくけれど、後輩たちに何を残していったらよいか、真剣に考えて決めたことは意義があったと思います。

 

 ベルマーク活動を通して、子どもたちに物が還元されるだけでなく、心も豊かになる活動になったことをうれしく思います。これからも活発な活動を行っていきたいと思います。

 以上で発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=江東区文化センター

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