ベルマーク運動説明会 6月1日(水)横浜②


(2016/06/03)印刷する

横浜市立常盤台小学校

体験発表した、左から

H27学年学級委員長  山田由紀子さん

PTA会長       松浦史典さん

H27学年学級副委員長 鈴木美弥子さん

thank you スタンプがうれしくて

 

 私たちの学校は、常盤台の高台にあり、国道16号線・横浜新道・首都高速三ツ沢線・第三京浜に近いので交通の便も良く、その一方で静かな住宅地が広がり、緑も多い環境に囲まれています。学区内にろう特別支援学校や横浜国立大学、複数の幼稚園・保育園があり、多くの交流を通しての学びの機会がある恵まれた環境の中で子どもたちは育っています。また、異学年との交流が盛んであることも学校の特徴としてあげられると思います。

 

 常盤台小学校は、1957年星川小学校分校として開校、今年で57周年を迎えます。児童数は654人、今年度のクラス数は23です。学校教育目標は、「自ら輝く、ときわの子」~互いに学び合い、自分らしさを発揮する子の育成を目指しています。

 

 PTAには3つの委員会があり、ベルマーク活動は各クラスから1人の割合で選出された20人の学年学級委員が、本年度は担当しています。学年学級委員は、年一回開くクラス茶話会の開催や、ときわフェスティバルの会場設営準備などのPTA活動の手伝いも行っています。

 

 1960年に始まったベルマーク運動に、常盤台小学校PTAが参加登録したのは2年後の1962年でした。53年の長きにわたって継続した活動は、昨年度400万点という喜ばしい記録達成となりました。

 

 こちらの右側のグラフが直近4年の集票数の推移を表しています。年間集票数は、平均19万5千点くらいです。

 

 昨年度はベルマーク担当の学年学級委員21人が、毎月第3火曜日の午前中に定例会を行い、学校のPTA会議室に集合し、ベルマーク集計作業をしました。仕事をしている人もいるので、毎回全員が集まれるわけではありませんが、「子ども達のために、無理せず、でもできるだけがんばりましょう!」をモットーに、毎回、世間話もしながら楽しく和気藹々と作業を進めました。

 

 流れとしましては、約1ヶ月後のベルマーク回収の日を記載したベルマーク通信を、毎月担任の先生経由で各家庭に配布します。その回収日に合わせて、子ども達は自分の名前の書いてある回収袋に集めたベルマークを入れて学校に持って来て、教室に設置してある回収ネットに入れておきます。その日の休み時間中に委員が各教室に行き、ベルマークを回収し、回収袋には、thank you スタンプを押します。そして、次回の回収日をお知らせするためのベルマーク通信と一緒に先生経由で、回収袋を児童に返却します。このthank you スタンプをもらうのがうれしくて、頑張ってベルマークを集めてくれる子ども達もいます。

 

 その他にベルマーク回収箱を職員室内と職員室前に常設しています。職員室内の回収箱は、先生方からのベルマーク回収のため、職員室前のものは、子ども達や父兄からのベルマーク回収のためのものです。先生方もとても協力的で、毎月たくさんのベルマークが回収箱に入っています。また各町内会、コミュニティー、郵便局なども子ども達のためにと、ベルマークを届けてくださいます。

 

 定例会の日は、回収したベルマークを会社別に仕分ける作業をお昼前まで行います。仕分けには、企業別にベルマーク番号を記入した容器を用意し、そこに仕分けして行きます。仕分け後は、会社別にベルマークをジッパー付のビニール袋に入れ、集票袋と共に委員がそれぞれ家庭に持ち帰り、次回の定例会までに集計作業をしておきます。

 

 集計がし易い様に、同じ点数のベルマークを縦X横、5x2の10枚一セットで、セロテープでとめるようにしいています。家庭からの提出時も同じ会社で同じ点数のベルマークがある場合は、テープでとめてもらうように、先ほど紹介したベルマーク通信で呼びかけ、作業効率のupを図っています。(こうすることで、財団での確認作業もし易いのではないかと相談して決定しました。)

 

 ベルマーク集計係を年度始めに決め、その担当者が集計表に、企業ごとの枚数と点数を転記し、総点数を計算し記入します。その後、集計表はベルマーク財団へ郵送し、整理・仕分けをしたベルマーク自体は、ゆうパックなどで同財団へ別送しています。頻度は年によって違いますが、平均すると5、6回送り出しています。

 

 その他に、テトラパック紙容器と使用済みカートリッジ・トナーの回収・発送作業も定例会で行っています。どちらも貴重なベルマーク集票の財源となっています。

 

 テトラパック紙容器は、子ども達が学校給食で飲む牛乳パックを自分達で洗い、自然乾燥させたものを定期的に先生方がPTA会議室に運んでおいてくださいます。その他、父兄が学校に来る行事 (例えば、授業参観、学校説明会、PTA総会等) の度に「家庭からのテトラパック紙容器回収箱」をメインの昇降口に設置し、回収を行っています。これも前もって先ほどのベルマーク通信で協力の呼びかけをしています。

 

 また、使用済みカートリッジ・トナーについては、学区内の中央病院にご協力いただき、定期的に回収しています。学校でも職員室前に回収箱を常設し、先生方にもご協力をお願いし、家庭からもベルマークと一緒に回収しています。

 

 作業の流れとしましては、どちらも回収後、委員で分担して仕分けと梱包作業を行います。

 

 学校給食で集めてもらったテトラパック紙容器については、日本テトラパック指定の回収用ダンボール箱に、ストローの入っていた袋などのゴミを取り除き13㎏前後を目安に梱包しました。ダンボール箱に「10㎏以上で…」と記載がありますが、ダンボール箱を無駄に使用しないように、紙容器は折り目をきれいに伸ばし平らにして並べ詰めるようにしました。(上手く詰めると1つのダンボール箱に14~15㎏位詰められることもありました。)家庭から提出していただいたテトラパック紙容器の中にはアルミ付きの紙容器があります。アルミのついていないものと計算される点数が違う関係上、混ざらないように分けておきます。梱包の際、アルミ付き紙容器の量が多ければ単独で梱包し、少量の場合はアルミなし紙容器と混同しないように、判りやすく分けて同じのダンボール箱に梱包しました。

 

 次に使用済みインクカートリッジ・トナーカートリッジの取り扱いについてご説明いたします。こちらは回収後、企業毎に(エプソン、キャノン、ブラザー)仕分けをし、更にその中の純正品のみを、各メーカ専用回収箱に個数を数えながら詰めていきます。その際、インクが少量残っているものがあったりするので、汚れないようにビニール袋や新聞紙を敷き、ゴム手袋を着用して作業をしました。ゴム手袋は委員会で用意していますが、汚れが気になる人へ向けて必要な場合はエプロン等を用意してもらうように案内しました。最近ではリサイクル品カートリッジの利用が増えてきており、仕分けの際間違えて入れてしまうこともあるので、作業中委員同士で確認し合い、声をかけながら並べ詰めていきました。全ての梱包が終わったらテトラパック紙容器は重量を、インクカートリッジ・トナーカートリッジは個数を各段ボール箱にPTA番号と共に記載し、回収の集荷依頼をします。回収及び各企業での集計後、点数票が発行されます。

 

 昨年度400万点達成の結果を受け、学年・学級委員会で、緊急アンケート「なぜ常小はベルマークを多く集めることができるのか?」を実施しました。たくさんの方々にご支援、ご協力いただいている事を改めて実感する結果となりました。 こちらに集計結果ベスト3をご紹介します。

〈1〉地域の方のご協力

「学校周辺数か所に回収箱を設置させてもらっているため、小学校に子どもがいない世帯でも協力してくださる。」 回収箱は、近隣の郵便局、ケアセンターに設置させていただいています。

〈2〉ベルマーク通信

「ベルマーク通信にて保護者にベルマーク運動への協力のお願いができる。」

〈3〉父兄の協力/目標・結果の明示 (同点2件)

「子どもたちの祖父母にも声をかけて協力してもらえる。」父兄の中には勤務先の方々に協力してもらい、ベルマークをまとめて寄付してくれる人もいます。この企業宛てに校長先生に感謝状を書いていただきました。

「購入した品物の報告が毎年あるので、励みになる。」という声もありました。

 

 昨年度はベルマークの点数で「演台」を購入することができ、2月のPTA総会、3月の卒業式で早速活用してもらいました。また、最近4年間では、紅白幕、式台、綱引き用の綱、マーチングバンドの楽器「チューバ」を購入しています。

 

 児童数が減っていることや、本年度から学校給食の牛乳がテトラパック紙容器ではなくなったことなど、環境的にはチャレンジングな状況ですが、先輩委員からの良い伝統は受け継ぎ、また改善できるところはどんどん改善するよう工夫して、今後も、子どもたちの活動を支えるために「捨てれば資源ごみ、集めればこどもたちへの支援」(by 佐藤校長) となるベルマーク活動を続けていきます。

 

 ご清聴ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=横浜市西区の県立青少年センターホール

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