ベルマーク運動説明会 5月20日(金)川崎


(2016/05/31)印刷する

横浜市立生麦小学校

体験を発表した横浜市立生麦小学校の学年学級委員長の水鳥真弓さん

意見を聴いて自宅で作業、「おこづかい教育」も開催

 私は昨年度、横浜市立生麦小学校で学年学級委員長を務めました、水鳥と申します。よろしくお願いします。

 

〈学校紹介〉

 私たちの学校は横浜市鶴見区にあり、明治6年創立の『生麦学舎』から始まった、今年で92年になる歴史ある小学校です。児童数は440人と、鶴見区内では小規模な学校ですが、3世代で通う人も多く、地域とのつながりが深いアットホームな学校です。

 

〈ベルマーク運動への参加と集票実績〉

 ベルマーク運動に参加を始めたのは1961年です。これまでのベルマーク集票の累計は330万点を超え、昨年度は約5万点でした。

 

〈PTA構成〉

 PTAには保健成人委員会、広報委員会、校外委員会、学年学級委員会という4委員会があり、そのうちの学年学級委員会でベルマークを担当しています。委員は各クラスから1名選出され、昨年度は13人で活動しました。

 

〈マーク集め〉

 ベルマークの収集ですが、各クラスに専用の回収Boxを置いて、いつでも入れられるようにしています。また、集票アップのために、地区センターや郵便局、大型マンションにも回収箱を置かせてもらいました。

 集計作業の10日ぐらい前に「ベルマーク週間」を設けます。各家庭にベルマーク通信を配布し、各クラスにはポスターを貼って回収を促しました。1年生には「ベルマークを集めよう」というプリントを配り、「小さなマークは大きめに切り、たくさん集めましょう」と呼びかけました。

 

〈仕分けと集計〉

 学年学級委員は、自分のクラスで集まったマークを子どもに持ち帰ってもらうほか、地区センター、郵便局など担当箇所に集まるマークも回収して後日、学校に集まって仕分けと集計をしました。

 昨年度は6月、9月、1月の計3回、集計を行いました。初回の6月、勝手がわからない私たちは各自持ち寄ったベルマークを会社別に分けることから始めました。でも、3時間を過ぎても終わる気配がなく、やがて赤ちゃんがぐずり始めたり、保育園のお迎えが気になりだしたりしたため、数社分を各自が家に持ち帰って残りの作業を続けました。

 9月の集計はどのように進めたらよいか、メンバーに聞いたところ、「学校でワイワイ言いながら仕分けるのは楽しいが、家で赤ちゃんが寝ている時間に仕分けるほうが気が楽だ」、また働いている方は「学校での作業時間が短い方が仕事の調整がつきやすい」といった意見が多く出たため、自宅で会社別、点数別に仕分け、10枚ごとにセロテープやホチキスでまとめて、学校に持ち寄ることにしました。

 そして学校では、八百屋さんが使うようなザルと整理袋をペアにして、机の上に会社番号順に置き、その中に各自が仕分けたマークを入れ、10枚に満たないものは同士を合わせて10枚ごとにまとめて点数を計算しました。

 こうすると、学校での作業は2時間かからなくなりました。自宅で作業することで、子供が仕分けや切るのを手伝ってくれて、どの商品にベルマークがついているかも覚え、買い物の時に自然と目がいくようになりました。

 先ほど、ホチキスやセロテープでまとめたとお話ししましたが、マークがビニール製で大きめのものはホチキス、紙製のものはセロテープでとめた方がやりやすいと思いました。

 テトラパックの回収箱を学校の2カ所の昇降口に置き、副委員長と2人で毎月回収しました。プリントで何度も「テトラパック社製の紙容器のみ回収」とお知らせしていましたが、他社製のものが入っていることも多く、必ずチェックしてから送りました。間違って入っていた牛乳パックなどはスーパーの回収Boxに入れていました。テトラパックを大量に出してくれる方がいたのですが、マークの位置が揃うように切り開いてくれていたので、枚数が多くてもチェックするのはとても楽でした。

 この4月から1㎏当たりの点数が減ってしまいましたが、ベルマークの中ではとても高い点数をもらえるので、私たちは積極的に回収しました。

 

〈活動の成果〉

 昨年度は今までに貯めてきた点数で、2ヶ所の昇降口と25の教室に時計をプレゼントすることができました。地道な活動の成果がこのように実を結ぶと、1年間がんばった甲斐があったと嬉しく思いました。

 

〈おこづかい教育〉

 生麦小学校の学年学級委員会はベルマーク活動のほかに、保護者向けの講演会を年1回開いています。今までは教育カウンセラーの先生にお願いしたり、フラダンスやヨガの体験を行ったりしていました。私は知り合いに頼める方がいないので、どうしたらよいか困っていましたが、昨年のベルマーク運動説明会で頂いた資料の中にあった「おこづかい出前教室」のチラシが目にとまりました。見た瞬間、「これしかない! これがやりたい!!」と思い、他の委員の賛同を得て、ジブラルタ生命保険さんにご協力いただき、1月に「おこづかい教育出前教室」を開催することができました。

 子供におこづかいをあげるときのルールや付き合い方を教えていただいたり、「お手伝いをしたらご褒美をあげたほうがよいか」「よい成績をとったらおこづかいをプラスであげたほうがよいか」といったグループディスカッションをしたり、簡単なゲームもしたりして、1時間があっという間に終わりました。

 将来の教育費のシミュレーションを少しだけ見せて頂だいて、終了となりましたが、「こっちも知りたかった」という声が多数あがり、今年度の委員さんが第2弾を計画してくれないかなぁと思っています。

 

〈まとめ〉

 最後になりますが、私は昨年度のベルマーク運動説明会に参加し、ベルマーク運動というのは我が子の学校に還元されるだけでなく、被災学校、へき地学校など国の内外を問わずに子どもたちを支援する社会貢献につながっていることを初めて知りました。

 これからもできるだけ効率的に活動を行い、個人の負担をできるだけ減らし、働いている方、小さなお子さんがいる方でも、誰でも参加しやすい活動として長く続いて欲しいと思っています。

 これでベルマーク活動報告を終わります。ご清聴ありがとうございました。

 

=川崎市幸区の川崎市産業振興会館 ホール

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