ベルマーク運動説明会 5月20日(金)甲府
(2016/05/31)印刷する
都留市立東桂小学校 発表した都留市立東桂小学校PTA会長の小俣勇輝さん |
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ボランティア教育から運動見直し
皆さん、こんにちは。
私は昨年度、都留市立東桂小学校のPTA会長を務めていた小俣と申します。昨年度末になりますが、本校PTA活動の一環であります「ベルマーク運動」について報告をしてもらいたいという依頼を受けました。つたない活動ではありますが、報告させて頂きます。私たち東桂小学校のPTA活動が少しでも皆さんの参考になれば、と思います。よろしくお願いします。
〈行事には積極参加〉
東桂小学校は、最近では少子化の影響で児童数が激減して、390人と400人を切ってしまっています。クラスの数もほとんどの学年が2クラス編成になっています。また、地域も徐々に変わってきて、多くの商業施設が建ち並び、交通量もひじょうに多くなってきています。
学校が変わり、地域が変わり、子どもたちが変わってきているのですが、これまで同様に子どもたちが生き生きと学ぶことができる学校であるため、学校、地域と連携しながら積極的なPTA活動を行っています。今回はその一端のPTA庶務部の「ベルマーク運動」の紹介をしたいと思います。
PTA活動の概要をまずは紹介します。活動方針は、プレゼン資料にある通りになっています。事業内容については、理事会、学年部会、専門部会の三つからなっています。それぞれの活動についてはプレゼン資料に書いている通りです。どの部についても積極的に活動していて、行事等には多くの参加者を得ることができています。どの部にも特徴があり、積極的に活動しています。
では、ベルマークについての活動はどの部で担っているか、ということですが、専門部の中の「庶務部」で担っています。庶務部はその名の通り、様々なことを担当していて、以前は廃品回収もしていました。各家庭の状況や社会の変化、子ども達の活動の変化に対応するため、現在では「ベルマーク活動」に絞っています。
〈自宅で仕分けて、持ち寄り〉
PTA庶務部の活動内容を紹介する前に、子ども達のベルマークに関わる活動について説明します。
東桂小学校では、ベルマーク集めに50年以上前から参加しています。子ども達が主体になって進める委員会活動の中で行ってきました。実は、始めた当初は「ベルマーク委員会」という独立した委員会になっていて、ベルマークの収集から集計、送付まで一手に引き受けていました。しかし、20年ほど前から少子化の波が訪れ、児童数が減少し、その影響を受け、現在ではボランティア委員会という形で、ベルマーク集めの活動を行っています。
ボランティア委員会はまず、ベルマーク集めの啓発をします。年度初めに、おたよりを出し、ベルマークを集めるように全校児童に呼びかけます。全校児童もその呼びかけを受け、家庭に帰り、親と相談しながら、家庭の実情に合わせてベルマーク集めを始めます。
集めたベルマークは、学校に持ってきます。以前は集めたベルマークを全て学校で仕分けていたのですが、今年からは家庭で仕分けをしてもらい、持ち寄るようにしています。後ほど報告しますが、それによってPTA庶務部の作業が軽減されました。また、その活動を家庭で行ってもらうことで、各家庭も意識を持ってベルマークを集めてくれているということでした。
〈かつては廃品回収、アルミ缶集めも〉
次にPTA庶務部のベルマークに関わる活動を紹介します。庶務部は、実は学校に物品が乏しく、なかなか充実した教育ができない時代に、「学校に教育機器を購入するためのお金を集めよう」という保護者の思いが結集して、PTA専門部の中に結成されました。当時はベルマーク集め以外にも廃品回収などの活動も行っていました。また、アルミ缶の回収もしていたと聞いています。しかし、教育予算が徐々に充実してくる中、公費で様々な物品を購入して頂けるようになり、徐々に活動を縮小してきました。そして最終的に、子ども達も一緒に活動を行っている「ベルマーク集め」が残ったのです。
ベルマーク集めについても一時期に比べれば、かなり集まる数は減ってしまいました。時代の流れと共に各家庭の意識が薄くなってしまったのかも知れません。子ども達の委員会もベルマーク委員会からボランティア委員会に変わり、PTA庶務部の活動も別な活動をしようかという意見も聞かれるようになりました。
その頃、徐々に注目を集める教育が出てきました。それは、「ボランティア教育」です。体の不自由な方、お年寄り、障害を持つ方。それらの方の気持ちを思いやることができる子ども達を育成することが注目されてきました。東桂小学校でもボランティア教育を積極的に推進するようになりました。
その時、ベルマーク集めの意義を再度見直し、このボランティアの精神を育成すること、ボランティア教育を推進するための教育機器の購入などを目的としていこうということになりました。
そこから積極的な活動が再度行われるようになりました。
ボランティア委員会では、「ボランティアボックス」を整備して、各教室に配布し、ベルマークを定期的に集めることができるようにしました。家庭に呼びかけて、PTA庶務部ができるだけ作業をしやすいようにと、ベルマークをある程度まとめておくように要請の文書も出しました。
PTA庶務部では、ベルマークの点数を数えるために、多くの部員を確保するようにしてきました。さらに、もっと効率的に、もっと多くのベルマークを数えるように努力をしてきました。
このような取り組みがあり、現在に至っています。
現在では、ボランティア委員会の子ども達が毎月定期的にボランティアボックスに入れてあるベルマークを回収しています。各家庭においては、業者ごとにベルマークをまとめてくれたり、点数ごとに袋を作ってくれたりと、ベルマーク委員会の子ども達が要請したこと以上の協力をしてくれています。
PTA庶務部も年2回の活動日には、ほとんどの親が欠席することなく活動に参加し、ベルマークの数を数えてくれています。
〈購入した松葉づえで体験学習〉
このような努力があり、東桂小学校では、ボランティア教育に関わる教育機器の充実と様々な物品の充実を図ることができています。購入した車いす、松葉づえなどで体験活動を行っています。また、一輪車等も購入してもらい、こちらは体力向上の一助となっています。さらには、棚などを購入し、ボランティア委員会が集めた物品を保管しています。
現在では、ある程度点数が集まったところで物品を購入しています。昨年は、ボランティア委員会やPTA庶務部の熱心な活動があり、多くの点数を集めることができたので、物品を購入する予定でいます。教育予算が減額になる中、これらの活動により支援をして頂いていることは、とてもありがたく思っています。
これからも東桂小学校は、ベルマーク活動を積極的に進めていく予定です。子ども達の教育にできる限り貢献することができるようPTAでも積極的に取り組んで行きたいと思っています。
以上で東桂小学校のベルマーク運動の説明を終わります。
ご静聴、ありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
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