ベルマーク運動説明会 5月12日(木)青森
(2016/05/27)印刷する
青森市立泉川小学校 (右から)木村将人さん、相馬美幸さん、髙谷ゆか子さん、岡崎万貴さん |
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意識低下をばね、収集の意味を再認識
みなさん、こんにちは。青森市立泉川小学校のPTAです。
私たちのベルマーク活動が少しでも皆さんのご参考になればと思い、説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
泉川小学校は、平成24年に旧・栄山小学校と統合しました。
学習発表会や運動会、PTAバザーなど、いろいろな行事では児童の元気いっぱいの笑顔が広がり、あふれる活気で盛りあがります。児童一人ひとりが相手を思いやる優しい気持ちと目標へ向けて行動する生きる力と感性を養う場として、泉川小学校は地域教育の中核となっています。今年度、児童数が701人となり、青森市内で一番多くなりました。
地域と交流し、元気に成長
一昨年、創立40周年の記念式典が行われ、盛り上げりました。
去年の「音楽東北大会」では6年ごとの代表校にも選ばれ、児童の素晴らしい歌声と演奏が体育館いっぱいに響きました。
毎年9月に開く地域交流会では、ねぶた、ダンス、昔遊び、お茶など、児童みんなが地域の大人と楽しくふれあい、学び、共感できる場として取り組んでいます。
図書ボランティアでは、児童へ読み聞かせをして、感性を養う時間を共有しています。
毎年夏に開催される細越ホタル祭りでは、泉川小学校の吹奏楽部も演奏し、祭りに来る人たちに素敵な音色を奏でています。地域の人たちと保護者のお母さんや「おやじの会」のお父さんたちも協力し、祭りに取り組んでいます。
今年4月には、児童で結成したホタレンジャーがホタルの幼虫を放流しました。
児童が地域の人たちとの交流やいろいろなイベントを体験でき、学ぶ楽しさとふれあいを感じる想い出の時間を共有しました。これからもますます元気に成長していく泉川小学校です。
活動の意味を再認識
それでは、私たちのベルマーク活動を紹介します。
泉川小学校では、平成27年度まではベルマーク委員会という専門委員会はなく、全学年委員会がベルマークの収集・集計・整理・発送をしていました。
一昨年は、ベルマーク収集に回収ボックスを使ってみました。その結果、収集状況が非常に悪く、回収数が激減してしまいました。さらに、ベルマーク収集の目的や活動についても、保護者の意識が低下してしまいました。
「これはマズイ」。そう思いました。活動のマンネリ化や意識低下は、活動の流れを止めてしまうからです。
「なぜ、ベルマークを収集しているのか?」。ベルマーク収集・集計の目的について、再認識するきっかけが必要でした。
その時、サッカーゴールとバレーボールのネットの支柱が老朽化し、このままでは、部活時に事故やケガをすることも想定され、新たに購入する必要があるという情報が学校側からもたらされました。購入するにしても、PTA活動費やバザー売上金でまかなうには高額で、調整が難しい状況でした。そこで教頭先生に調べていただくと、活用できるベルマーク預金が約70万点もあることが分かりました。
PTA事務局メンバーや、各委員会の委員長さんにも報告すると「ぜひベルマーク預金を使用していきましょう」と全員一致で決まりました。
みんなで頑張って集めたポイントが学校の備品になり、児童が元気に部活動などに取り組む支援ができることに、喜びの声が湧きました。ベルマークの収集活動の「必要性とその意義」を再認識することができた瞬間でした。
活動の改善に取り組む
そこから、PTA役員会で話し合い、ベルマークの収集活動を活発にする方法として、活動の改善点を打ち出しました。
①収集ボックスを廃止すること
②収集袋を復活させ、年2回の回収にすること
の2点です。
PTA事務局からベルマーク収集活動の案内として、5月に「ベルマーク活動の案内手紙」「ベルマーク便り」「ベルマーク一覧表」を配布しました。保護者に関心と活動をどのように進めるかを知ってもらうための連絡です。
収集・回収については、ベルマーク収集袋・ベルマーク収集ケース・ベルマーク収集袋チェックシートを使っています。収集袋には、ベルマークの活動が分かるように趣旨・目的・流れについて記載し、活動の協力を促しました。ベルマーク収集袋の配布・回収用として、収集ケースを用意しました。全部を一緒に入れて、担任の先生へ渡して対応していただきます。
収集袋の回収時には、回収状況を把握できるように、チェックシートを用意し、担任の先生にも回収のチェックをしていただくよう協力していただき、学校全体でベルマーク収集を盛り上げるように取り組みました。
全体集計で使うものは、
・ハサミ=ベルマークの余白を切るとき使います。ビニール製もあるのでよく切れるのがお勧め
・セロハンテープやホチキス=協賛会社ごとに同じ点数で10枚1組にまとめるときに使います
・小箱=ベルマークを協賛会社ごと、点数ごとに分けるときに使用します。イチゴの入った透明パックがお奨めです。各協賛会社の番号・ベルマーク点数が分かるようにケースに事前に番号をつけています
・集計用紙と電卓=整理後の点数集計に使います
整理・集計は、とても細かな作業です。
集中することも大事ですが、それ以上に、参加者と協力しあうコミュニケーションとおしゃべりを交えて和気あいあいとした雰囲気や、お菓子で一息つく休憩が必要です。
「焦らない・可能な範囲と時間で」じっくり協力して取り組むことを意識しています。
全体集計・整理作業の時は、PTA事務局より全家庭へ協力者を手紙で募ります。
1回の集計作業で約20人が参加します。とてもありがたいです。実施時間は9時30分~12時の半日です。
集計・整理は、①~⑤の流れになります。
①集袋からベルマークを取り出します
②協賛会社ごと・点数ごとに仕分けします
③余白をハサミで切ります
④10枚 1組にしてセロテープ、ホチキスでまとめます
⑤整理後、提出袋に枚数・点数を記入しまとめます
協力者の保護者も丁寧に確認・作業していただいています。
集計は、山盛りに収集できたベルマークを集計・整理していきますが、残念ながら1回目の全体集計では、全部終了することはできませんでした。収集量に、集計・整理が追い付かない状況でした。
集計は、時間と労力を費やします。協力者が半日費やしても、なかなか進みません。原因は、収集したベルマークが同じ種類にまとめられておらず、切り方も余白が大きく残っていたからでした。
ポイントを絞って協力要請
そこで、集計・整理活動の協力のお礼状を保護者に手紙で配付する時に、ベルマーク収集のポイントを改めてお願いしました。
①同じ種類・点数をしっかりまとめる事(10枚1組としてテープでまとめる)
②ベルマークの余白は残さずにしっかり切ること
の2点です。もちろん、集計協力者の頑張りと大変さも手紙で伝えました。
ポイントを絞ったお願いをしたことで、10月の2回目ベルマーク収集活動時には、劇的に変化しました。
驚いたことに、各家庭から提出されるベルマークがしっかり、余白が切られ、同じ種類・点数に分けられて提出されたのです。中には、小さな袋に種類ごとに分けて提出してくれる方もいました。各家庭で子どもと一緒に取り組んでいる姿が浮かびました。メンバー一同とても嬉しかったです。
その結果、2回目の全体集計はみるみるはかどり、作業に参加してくれた保護者の皆さんからも笑顔があふれました。無事、時間内で集計・整理も終える事ができたのです。
全体集計に協力参加してくれる保護者の皆さんはPTAの人材であり宝です。心から感謝しています! もちろん、収集活動に率先して活動してくれる全家庭・先生方もです。
みんなで協力して活動をさらに盛り上げていこうと再認識できました。
リサイクル品回収コーナーを学校に設置することで、インクカートリッジも多く集まりました。たまったインクカートリッジもこの機会に整理できました。
インクが手について汚れてしまうことも考慮し、ビニール手袋を使用して作業します。作業する際の服にも気をつけます。インクカートリッジも役立てられていることを児童や保護者にも認識していただいています。
年間で約6万枚のベルマークを集める事ができ、点数では約10万ポイントにもなりました。バレーボールの支柱も購入することができ、今年度はサッカーゴールを購入します。
今年は嬉しいことにベルマーク累計ポイントが400万点集まったことで、ベルマーク教育助成財団から表彰状をいただきました。ありがとうございました。
先輩方が長年培ってきた経験と努力により、継続して現在までとり行われた結果です。
昭和51年から始まって40年間近く経過する中、今改めてピークを迎えました。これからも私たち一人ひとりができる範囲でコツコツと継続して取り組んでいきます。今年度からはベルマーク委員会を新たに設置することになりました。新たな委員会として一新して活動を盛り上げていきます。
新一年生の保護者が中心の委員会となりますので、PTA事務局だけでなく、全委員会のサポートもいただきながら行動していきます。活動も少しずつ広げていく予定です。
「継続は力、一人はみんなのために、みんなは一人のために」の合言葉のもと、これからも子どもたちの笑顔のために活動していきます。
本日は、このような場で発表させていただき、本当にありがとうございました。
ご清聴、心より感謝いたします。ありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
=青森市堤町1丁目のリンクステーションホール青森