ベルマーク運動説明会 5月25日(水)札幌


(2016/05/26)印刷する

札幌市立平岡公園小学校

体験発表をした札幌市立平岡公園小学校ベルマークボランティアリーダーの左から佐々木寛子さん、柳澤希世美さんと、高畠みどりさん

作業も班構成も工夫し、「楽しく、無理なく」

 

 みなさん、こんにちは。

 私たちは札幌市立平岡公園小学校ベルマークボランティアリーダーの柳澤・佐々木です。みなさんの参考になる発表が出来るかどうかわかりませんが、私たちの活動内容が少しでもお役に立てば嬉しく思います。本日はよろしくお願い致します。

 

①学校は、梅林で有名な公園近くの住宅地

 簡単に平岡公園小学校を紹介いたします。4月6日現在、児童数657人、学級数21学級です。梅林で有名な平岡公園の近くにある、今年で22年目を迎える学校です。近隣は住宅街で大きな商業施設もあります。住宅街は、景観や安全を考え計画的に作られており、地域を彩るたくさんの木々はもともとこの地域にあったものをそのまま残し、季節を感じられるようになっています。

 学校の教育目標「心豊かに、たくましく生きようとする子どもの育成」のもと、たくさんの校木のサクラ「みんなの笑顔あふれる公園小」目指して取り組んでいます。

 

②PTAの1部会から独立

 平岡公園小学校PTAには4部会と1委員会、大きく三つのボランティアがあり、「ベルマークボランティア」はそのうちの一つです。ベルマーク運動に参加した当初は部会の「学級代表部」の仕事に含まれていましたが、学級代表部の仕事軽減のため、8年~9年前に部会を離れ、ボランティアとしての活動を始めました。メンバーは毎年4月に募集し、20人から多い時で60人程度で活動をしています。

 

③開校20年の節目に100万点突破

 ベルマーク運動への参加は開校と同じ1995年です。毎年年間目標を6万点と掲げて活動をしています。一昨年、開校20周年を迎え、ベルマーク運動への参加も20年となりました。その節目の年に累計点数が100万点を超え、それを記念してベルマーク教育助成財団から感謝の盾をいただきました。大変光栄に思っております。この累計100万点も日頃から協力頂いているPTAや地域の方のおかげだと深く感謝しています。

 

④2日の作業日を、1日に集中して時間短縮

 ベルマークの仕分け・集計の作業は、一昨年までは毎年6月と12月に2日間ずつ年4回でした。作業時間は午前10時から正午までの2時間で終えるように、仕分けと集計を1日ずつの計2日の年4回での活動でしたが、メンバーからの要望もあり、昨年はテスト的に1日で仕分け・集計をしてみました。結果、2日で作業していた時より1日当たりの時間はかかりましたが、2日で考えると多少の時間短縮となりました。

 メンバーへのアンケートで、「2日間、学校に行くのは大変なので1日で良かった」「1日の方が作業に集中して出来る」といった意見や、お仕事をされているメンバーからは「休みを取らなければならないので、時間はかかったが1日で作業して終れて良かった」との声もありました。

 回収箱は校内2ケ所・スーパー2ケ所・校区内の町内会会館3ケ所の計7ケ所にあります。リーダーが手分けして回収しています。校内については一番目の付きやすい玄関入ってすぐの処と、2階にあります。玄関の回収箱の所にはボランティアメンバーで作成した大型ポスターが掲示されています。季節感をもってもらえるように四半期に1度ぐらいで張り替えています。子ども達にも評判で、ポスターに吹き出しで「6万点まであと●●点」と書いたりします。

 

⑤経験者と新人を織り交ぜ、工程ごとに作業統一

 回収したベルマークは、後でも触れますがリサイクル委員会の子ども達が全数ではありませんが、協賛会社ごとに仕分けてくれます。この仕分けをしてもらうようになってからは、私たちボランティアの作業時間も短縮されました。

 作業日当日。だいたい6人1グループで作業します。この6人も最初は自由席にしていたのですが、作業効率も考え、経験者と新人さんを織り交ぜたグループを作り、作業してみました。そうすることで作業の途中に分からないこともグループ内で解決でき、作業時間を短縮することが出来ました。

 各テーブルに「仕分け・集計の手順確認&注意事項」を書いたプリントを置いて、ボランティア内での意思疎通を図りました。作業も工程ごとに統一したことで作業しやすく効率も良くなりました。

 集計の計算をする時は、グループ内で記入ミスの確認と2回の集計計算をしてもらい、最後にリーダー・サブリーダーが記入ミス・計算ミスがないかの最終チェックをし計3度のチェックをしています。インクジェットカートリッジやテトラパックはリーダー・サブリーダーで四半期に1度発送をしています。

 

⑥オリジナルキャラクターでPR

 ベルマーク便りは年に5回発行しています。

 活動開始時期にベルマーク財団から送られてくるベルマーク一覧表とマークのきり方の説明を校内や地域の回覧板に「ベルマーク便り」として配布しています。校内に発行する「ベルマーク便り」はPTAのみなさんの目に少しでも多く留まるように青色の用紙で発行しています。

 ベルマークボランティアを立ち上げたOGの方が作ってくれた平岡公園小学校オリジナルの「ベルちゃん・カートリッジくん」を挿絵にお便り・校内PRポスター・スーパーや地域の町内会会館に置かせてもらっている回収BOXにキャラクターを入れ平岡公園小学校のベルマーク活動をPRしています。

 また、活動を始めるときにボランティアメンバーに校内PRポスター・地域の回収BOXの作成をお願いし、PRポスターは毎年・回収BOXは2年に1度新しいものと交換しています。

 

⑦児童の委員会も仕分けに協力

 児童の委員会活動の中に「リサイクル委員会」があり、校内に集まったベルマークを協賛会社の番号ごとに仕分けをしたり、子ども達が回収を呼び掛けてくれたりしています。

 今後、子ども達と一緒に作業出来ればいいなと思っています。

 

⑧テトラパックで年5千点

 年間6万点を目標に活動していましたが、ベルマークだけでは点数の伸びがなかったため、2013(平成25)年度よりアルミ付きテトラパックを校内だけで回収してみました。当初はテトラパックのマークだけが切り取ってあったり、マークが切れていて使えなかったりした物も多くありましたが、アルミ付きテトラパックの開き方・回収の仕方についてのお便りを出すなどの工夫を重ねて、現在では年間約5千点と大きな点数のかなめとなっています。そのため、4月からのテトラパックの点数変更は大きな痛手です。

 

⑨自宅作業の仕方も検討へ

 今までベルマーク預金でドッジボール・絵本整理棚・黒板消しクリーナーや運動会で使うカラーロープ(綱引きの縄)等を購入したり、地震災害への寄付・支援をベルマーク預金で行ってきました。

 今後の目標は開校当初から使用している百葉箱が朽ちてきているため、33万点の百葉箱の購入を目標に活動していきたいと思います。

 今後の課題としては、働く保護者の方も増えてきており、ボランティアのメンバー確保が難しくなった場合も想定し、他の学校でも行っているような自宅での作業の仕方や、先ほども触れましたがテトラパックの点数変更による点数減をカバー出来るように、他のベルマークをたくさん集められるような取り組みを新たに考えることです。

 

 無理なく楽しく続けられることが一番大事なことなので、ちょっとした工夫でベルマーク活動に関心を持ってもらい、少しでも点数アップが出来たらこのボランティア活動が子ども達のためになるものと信じてボランティア活動を続けていこうと思います。

 ご静聴ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

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