ベルマーク運動説明会 5月11日(水)佐賀
(2016/05/18)印刷する
佐賀市立開成小学校 左から平成26年度のPTA環境美化委員長の築山好恵さんと、PTA 本部環境美化担当の石原資展さん |
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「念ずれば通じる」、改善重ねて10万点達成
こんにちは。本日発表をさせていただきます、開成小学校PTA 本部環境美化担当の石原資展と申します。平成26年度環境美化委員長の築山好恵と申します。どうぞよろしくお願いします。
私たちの開成小学校は、佐賀市の北西部に位置し、北に天山、西に八幡岳を望み、また、校区の西端を水量豊かな嘉瀬川、東端には佐賀市を潤す多布施川が流れています。
開成校区は、平成2年に鍋島小学校のマンモス化に伴い、開成小学校の創立によって誕生した地区です。現在人口約9900人、世帯数約4000戸で、地形として北に国道34号、南に長崎本線、東は多布施川、西は鍋島・嘉瀬と境にしています。校区の真ん中に国道208号線(通称西部環状線)があり、東側に宅地が並び、西側には田園地帯が広がっていて非常に暮らし易いのどかなまちです。
開成小学校は,昨年創立25周年の節目を迎えました。
「誰もが学校に来るのが楽しくて,居心地のよい学校」「豊かな心を持ち、ぽかぽか言葉が行きかう学校」を目指し,特に、心の教育に力を入れています。道徳の授業や人権集会、人権教室などを通して、子どもたちが自分を価値ある存在だと誇れるように、自己肯定感を高める指導が行われています。
子ども達や先生は楽しいことも大好きで、児童集会やいろいろな行事のたびに、全校みんなで歌ったり、ノリノリでダンスをしたりします。また「開成っ子支援ボランティア」の充実を図り、家庭と学校、地域と学校のつながりを大切にし、子どもたちのために一緒にがんばっています。児童数545名、PTA会員419世帯の規模で、地域の皆様にもご協力いただき活発なPTA活動を行っています。
15年ほど前からPTAの全員所属制に取り組んでいます。委員会は、学級・教養・広報・環境美化・父親・町区の6委員会と、本部で構成されています。委員会は、各種の業務に取り組んでいます。この中で、私たちの所属する環境美化委員会が中心となり、ベルマーク活動を行っています。
私達環境美化委員会の取り組みについて少しご紹介させていただきます。環境美化委員会の取り組みは主に3つあります。
一つ目は学校美化です。毎年春と秋のフリー参観デーに合わせて親子でコスモスやチューリップの種・球根を植え、綺麗な学校になるよう取り組んでいます。
二つ目は食育環境体験です。高学年を中心に佐賀県の主要産品であるたまねぎの植え付けや収穫を通じて食育の大切さを学びます。
そして三つ目がベルマークの収集です。これが一番古くからある取り組みで、元々前身の環境委員会の時の主要取り組みはベルマーク収集のみでした。ベルマーク委員会ならばともかく、環境委員会という名前でベルマークのみに限定するのはどうかということで、美化活動を加えて平成24年度から新たに環境美化委員会として発足しました。
それぞれの活動は、「ふれあい体験!親子で取り組む環境美化活動」をスローガンにしているとおり、すべて親子で一緒に取り組めるということを主眼に置いています。
それではベルマーク活動についてご説明します。
まずPTA総会の後に第1回環境美化委員会を開き、委員の皆さんに年間活動、ベルマーク当番表を配って説明します。それからベルマーク回収日、注意事項などを書いた文書と回収袋を全児童に配付します。回収日は3日間設けます。
ベルマーク回収期間に各クラスの先生に収集袋を設置して頂き、最終日にベルマーク回収箱に入れてもらいます。回収は新学期の4月と夏休みの8月を除き、毎月行います。
次に集計についてです。
集計作業は年3回行います。当番表を年度当初に渡していますが、実際の作業日まで日にちが空くので、忘れず参加してくれるよう直前に再度、当番のお知らせを該当委員に渡します。時期は7月、12月、2月の土曜の午後7時から9時、小学校近くの開成公民館集会室で行います。集計は、
1.集まったベルマークをイチゴパックに番号別に仕分けます
2.同じ点数を10枚ずつステープラで止めます。硬い紙のものはセロテープでとめます
3.間違いがないか、チェックします。端数は次回へ回します
4.各番号の袋に点数を記入し、封をします
おそらく、どの学校でも似たような取り組みをされていると思いますが、私たちも作業を進めていく中で、少しずつ変えて、取り組みやすいように改善しています。回収期間は、以前は月に1日だけだったものを、3日間に変更しました。出し損ねや追加で出せるようすることで、回収率が上がりました。みんなに配る回収袋にもいつ回収かがわかるよう、回収日を表記しました。
集計作業は、毎月実施から年3回に減らしました。1回ごとの対象者が増え、作業がはかどるようになりました。以前は平日の昼間ということもあり、参加率がよくなかったのですが、土曜日の夜に変更したことで、先生方やお父さんも参加できるようになり、参加率が上がりました。子供さんと一緒に来ることもできるので、親子で仲良く集計をする姿もよく目にします。
場所も、学校内から公民館に変更したことで、活動自体が地域の目に触れるようになり、地域の方々から興味を持っていただくようになりました。
作業を見た地域の方が後日、自宅で集めたベルマークを持ってきてくださるようになったり、学校の門の前に立っている校長先生に卒業生の保護者さんが、今までの習慣でベルマークを集めていたので学校の役に立つように、と渡された事もありました。ベルマーク回収箱も、開成公民館や地元の郵便局などに設置させていただき、そこでも回収することでベルマークの点数も徐々に増えていっています。
ベルマークで物品を購入した際に、以前はプリントで各家庭に報告していただけでしたが、全校集会やPTA総会の時に物品を展示して、皆さんに披露するようにしました。
平成24年には給食着と一輪車を、平成27年には、また一輪車を購入したのですが、自分たちのベルマーク回収・収集作業が学校の備品として実際に役に立ち、子供たちが喜ぶ姿を目で見ることで、やりがいやモチベーションアップにつながったと思います。
平成26年度の総会時に、「ベルマーク回収10万点を達成しましょう」と呼びかけたことが実現できたのは、こうしたPTA活動がP保護者、T先生、さらにC地域が加わりPTCA活動になったおかげだと思っています。
最後に私はこのベルマーク説明会で体験発表を聞くのが楽しみでした。それぞれの学校で工夫されてる事、苦労されている事(これは同じだなぁと感じました。)5年前にも発表をさせて頂いていましたが、その頃とは違う現在の状況も紹介できれば、と思っていました。
問題点や苦労する事もありますが、「念ずれば通ずる」の言葉通り、子どもたちのため、学校のためという思いがあれば、活発なPTCA活動につながると思います。今回、このような場を与えていただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
これからも、無理なく、楽しくベルマーク活動をしていきたいと考えています。
ご清聴ありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
=グランデはがくれ ハーモニーホール