ベルマーク運動説明会 5月10日(火)福岡①


(2016/05/17)印刷する

福岡市立宮竹小学校

(左から)磯川さん、今里さん、池辺さん、荒井さん、川村さん

ピザの宅配会社が強力後押し、少しでも多くの参加で作業

 皆様こんにちは。

私は、南区井尻にあります宮竹小学校で、27年度厚生保健委員会の委員長を務めました今里と申します。この度体験発表という機会を与えていただいたこと、大変有難く感じています。と、同時に慣れない場所での発表に緊張もしておりますが、我が宮竹小学校の活動が少しでも参考になれば幸いと存じます。よろしくお願いいたします。

学校紹介

 私たちの宮竹小学校は昭和29年(1954)に創立されました。先月行われた入学式は63回を迎え、とても歴史のある学校です。先生方は「かしこく、つよく、助け合う」子供の姿を目標として熱心に教育指導されています。現在の全児童数は、869名と南区の中でも多い方です。

 学校の周囲は住宅街で静かな環境ですが、西鉄大牟田線とJRの両線に囲まれた立地条件により、駅周辺を中心にマンションが建設されています。地域との関わりも深く、ゲストティーチャーをお招きしたり、行事等では幅広い方々がサポートしてくださり、宮竹小学校を支えてくれています。

PTA構成

 わが校のPTAは6つの常置委員会で構成されています。

各クラスから1~2名ずつ選出された代表委員によって活動しています。

学年委員会、厚生保健委員会、広報委員会、成人教育委員会、フェスタ企画委員会、そして校区内18の地域から1~2名ずつ選出された地域委員会です。

 クラス代表とならないPTA会員もいずれかの委員会に所属して全会員で参加、協力し合ってPTA活動を支えています。

ベルマーク担当委員会の説明

 ベルマーク活動を担当しているのが厚生保健委員会です。

厚生保健委員会ではベルマーク活動の他に1年生の保護者を対象とした「給食試食会」や委員参加の「保健研修会」などを開催しています。

 給食試食会では、栄養教諭による学校給食についての講話の時間も設けており、給食が子どもたちに届くまでの流れをわかりやすく話していただきます。素材へのこだわり、安全、衛生面の徹底、地産地消等のお話は、とても興味深く、27年度の出席者57名はみんな熱心に耳をかたむけていました。

 「保健研修会」では消防署の方々をお招きして救急救命についての講話をしていただきました。DVDを鑑賞し、過去の事例を参考に一人ひとりの勇気ある行動の大切さを教えていただきました。その後、心肺蘇生法やAEDの使用方法を丁寧にご指導いただきました。

 この他にも27年度は「早寝・早起き・朝ごはん」をテーマにした学校保健委員会を開催しました。学校保健主催の委員会となっており、学校医の講話を聞く機会もあり「早寝・早起き・朝ごはん」というテーマを見直すきっかけにもなりました。

ベルマーク活動について

 本題でありますベルマーク活動についてお話します。

わが校では昭和37年よりベルマーク運動に参加しており、昨年の3月には累計点数が600万点を突破しました。これは「無理なく、楽しく、根気よく」をモットーに取り組んできた保護者の方々、子どもたちの協力によるものと強く感じています。

収集、発送

 ベルマークの収集から発送までを順を追ってご説明します。ベルマークの収集日は特に決めていません。子どもたちは自由に持参して自分のクラスに備え付けのベルマークボックスに入れていきます。

 このベルマークボックスは各クラス代表委員の心のこもった手作りで、合わせてポスター作りなども限られた時間の中、積極的に行っています。数の多いテトラパックや使用済みカートリッジはPTA会議室の前の廊下に棚を設けて、いつでも自由に置けるようになっています。

27年度は3回のベルマーク整理・集計を行いました。3回では少ないと思われる方もいるかもしれませんが、仕事をされている保護者が多い中、わが校では3回の整理・集計日に、できるだけ多くの委員に集まっていただき、午前2時間、午後2時間に分けてまとめて集計しています。

 作業日は前もって出席確認のお便りを配布しています。その際、自分のクラスで集まった分のベルマークは授業参観など学校へ来るタイミングで持ち帰り、クラス分の点数を集計して持ってくるように伝えています。時間の限られた委員もいますので、できる人が、できる時にやっています。この時、代表委員だけではなく、クラス委員の協力も不可欠になります。年に3回発行している「厚生保健だより」に学年別で点数を発表するということに加えて、全体での作業を効率よく進めるためでもあります。

整理、集計日は委員のほかにもお手伝いの方を含め20人以上が参加します。会場は特別教室などの場所を使います。

 参加人数に合わせてテーブルを配置し、仕分け用のパックと紙袋を企業番号順に並べるテーブルを別に配置します。作業用のテーブルには、はさみ、セロテープ、ホッチキス、メモ用紙、鉛筆、電卓を準備し、切りくずなどを入れる袋を用意しておきます。

 

 作業の流れは次のようにしています。

ベルマーク番号別に分ける→点数別に分ける→同じ点数で10枚そろっているものは、セロテープやホッチキスでまとめる→最後に点数を出す

 この時10枚にまとめるのは、同じ点数に限ります。点数を計算しやすいというメリットの他にも検算していただく際に少しでもわかりやすく、という思いもあります。集まっていただいた委員は整理済み、つまり10枚にまとまっているものを紙袋に入れ、端数のものをパックに入れて、端数が集まったところでそれぞれの作業をしていきます。お茶を飲んだり、おしゃべりをしたりしながら、楽しく、それでも手は止めず、作業に取り組んでいます。

 

 学校に集まってくるベルマークはきれいに切り取って頂いているものもあれば、そうでないものもあります。できる限り、形や大きさを揃えることも整理のやりやすさにつながり、重要だと考えています。

 こうして整理されたベルマークは会社別の整理袋に入れ、点数を出し、すべての番号の集計が終わったら数名の委員で送り状を記入し整理袋を段ボールに入れて発送します。テトラパックやカートリッジの点数ハガキがある場合一緒に箱に入れて送ります。

地域協力企業について

 宮竹小学校のベルマーク運動には、宮竹公民館、高木郵便局、株式会社イワタダイナースなど、地域の協力が欠かせません。

 宮竹公民館には、ベルマーク回収ボックスを設置していただき、2~3か月に一度回収しています。高木郵便局には2~3か月に一度、主にインクカートリッジの回収をしています。

 イワタダイナースさんは、ピザ、お好み焼きの宅配事業「ピザクック」の運営をされています。6年前の厚生保健委員会の活動の中で、ベルマークの集票アップへの取り組みとして、当時の委員が協力をお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。今では、イワタダイナースさんから頂くキユーピーのベルマークが宮竹小学校の集票の7割を占めています。

これは、県内の29店舗から集められたベルマークが、校区にある本社のピザクックに送られているおかげです。2か月に1回の収集で、段ボール2箱分のキユーピーのベルマークが集まります。この箱には蓋が閉まりきらないほどの量が入っています。

活動の成果・課題・目標

 小さいころから目にしていた「ベルマーク」ですが、運動の内容を知ったのは1年前の同じ場所で開かれた「ベルマーク説明会」でした。集まった点数で自分たちの学校、そして先生や子どもたちが必要とする物に交換できるということ。実際、収集活動は地道ではありますが、その先にはとても大きな達成感、充実感がありました。

 わが校では27年度集まったベルマーク点数187000点に今までの預金残高を加えた313,000円で「簡易教材提示装置」に交換していただく予定です。

 一つ一つの小さな運動が積み重なることで、日本中、世界中の様々な施設や子どもたちに還元されるという素晴らしい運動であることも忘れてはいけません。私がベルマーク運動に携わるようになって、わが家では子どもたちが自らお菓子やノートについているベルマークを切り取り、専用ボックスに入れています。私の喜ぶ顔を見たいためでもありますが、ベルマークがどのような変身を遂げるかを知っているからです。

 「ベルマーク運動」に参加するならば、単に切り取って集めるだけでなく、その意義を知って参加することに本当の意味があるのではないかと思います。「ベルマークだより」などを作成し、ベルマーク収集の流れなど、基本的な知識を載せてお知らせすることも有効だと思います。

 お話しさせていただきました活動の内容は、宮竹小学校で毎年担当の委員が様々な工夫を重ね、試行錯誤して積み上げてきたものです。このような筋道があったからこそ、私たちもスムーズに活動ができました。学校によっても違いはあるとは思いますが、いろいろなことを試してみて、それぞれの学校の特徴にあった活動方法を見つけられるといいのではないでしょうか?

 宮竹小学校はこれからも「無理なく、楽しく、根気よく」で頑張ってまいります。

最後になりましたが、今日、会場にお越しの各学校のベルマーク運動が活発になりますことを祈念して、発表を終わらせていただきます。皆さまありがとうございました。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=パピヨン24 2階ガスホール

ベルマーク商品

25g チョコボール〈いちご〉

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中