宮西達也さんは大阪が一番大好き!?/太子町立山田小でオーサー・ビジット


(2023/12/06)印刷する

 大阪府太子町の町立山田小学校(加納啓司校長、児童186人)で、ベルマーク財団の教育応援隊事業のひとつ「オーサー・ビジット」が10月25日に開かれました。本の著者(オーサー)が学校を直接訪ねて(ビジット)特別な授業をするという取り組みで、朝日新聞社との共同の企画です。

 オーサーは、絵本作家の宮西達也さん。宮西さんはこれまで絵本で数々の受賞をされ、作品は小学校教科書にも取り上げられています。また、2020年からはベルマーク財団の理事も務めています。

 午前10時、宮西さんが体育館で授業の準備を済ませると、楽しみにした児童たちが次々集まってきました。宮西さんが大きな声で「こんにちは!」と挨拶。「おじさんは、これまで北海道から沖縄まで日本中で講演しました」と話すと、「えーっ!日本中」と児童から驚きの声が。続けて宮西さんは「その中で、大阪が一番大好きです!」と話すとさらに大きな歓声が沸きました。「でも、この前の秋田でも同じことを言いましたよ」と宮西さん。児童たちはすっかり楽しい宮西ワールドに包み込まれました。

 まず、同小の児童全員が参加して、宮西さん本人の作品『ふしぎなキャンディーやさん』の読み聞かせが始まりました。児童からは「この前、読んだっ!」という声も。作品の中に登場する「ぶた」「おおかみ」「たぬき」の役には、3人の先生が飛び入りで参加。30分ほどの楽しい時間があっという間に過ぎました。最後に児童から「ありがとうございました」という感謝の言葉が送られました。

 その次は、ワークショップです。1、2年生合わせて51人が体育館に残って参加しました。ワークショップは、宮西さんの「さあ、みんな自分で考えた『怪獣』を作ってみよう!宇宙人でもいいよ。でも、何かのマネだけはしないでね」というかけ声から始まりました。小さなダンボールに、それぞれ自分で考えた怪獣などを描き、オレンジ色と黒のマジックで色付け。さらに切り抜いて、土台のダンボールに貼り付けました。自分たちだけのオリジナル作品です。そしてサプライズとして、前夜遅くに宮西さん自身が手書きで作った、全員の「ネームプレート」を作品に貼り付けて完成です。


 宮西さんは、児童たちが途中で行き詰まりそうになると「がんばれ!」「いいよ!上手にできたね」「ざん新だっ!」と声をかけて励まします。「みんなに自分の作品に自信を持ってもらいたい」と宮西さん。一人ひとりの作品を「かっこいいなあ!」などと紹介しました。ワークショップの最後には、全員で完成した作品を抱えて記念撮影。

 授業の後は、教室で児童と一緒に給食を楽しんで、宮西さんの「ビジット」は終了しました。

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